佐々木譲のレビュー一覧

  • 制服捜査

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    短編小説。
    一番最後に収録されている話が一番好き。
    駐在警官は捜査ができないらしく、なんともやるせない気持ちで終わる話がほとんど。
    最初はえー、と思ったけれど、その中でどうやってやっていくか、どう気持ちを持っていくかというようなのが話の大事なところなんだと思う。

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    2014年02月10日
  • 制服捜査

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    暴雪圏の前のお話。
    川久保篤巡査部長のような駐在さんが自分の町に居てくれたら、安心して暮らせるなぁと思うくらいに、親しみのある主人公だ。
    志茂別町の防犯協会が、もっと駐在さんを信頼してくれたら、もっと暮らしいい町になるはず。

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    2014年01月03日
  • 北辰群盗録

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    ネタバレ

    天才とナントカは髪一重……とかいう言葉があるけれど、なんとなく分かる気がした。

    “妄執”の果てに残った者は……?

    「史実によるエピローグ」の“史実”にニヤリ。
    ……佐々木讓は、こういうところが上手い!

    ★4つ、8ポイント。
    2013.12.21.了。図。

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    2015年05月28日
  • 暴雪圏

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    【韓国語多読10弾】警察小説の形式を借りた保安官モノ。主人公は北海道警察内の大人事異動のあおりを受け僻地の駐在所勤務となった元刑事。彼を保安官として機能させるため著者は彼岸荒れという春先の暴風雪による閉鎖空間を設定する。一見、さまざまな事件を並行して描いていくモジュラー形式に見えるが伏線と思われた出来事が何の受け手もないまま終わってしまう。ミステリとみればかなり唐突なエンディングだが西部劇と考えればこれも伝統的手法と言えよう。あの名作『シェーン!』も盛り上げるだけ盛り上げて瞬きする間もなく決闘場面が終る。

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    2013年12月17日
  • 密売人

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    ランチで情報交換はちょっと非現実的な感じもするが、
    面白かった。
    ただ、もうちょっとと思う物足りなさも相変わらず。
    もっと長編にしても良いと思うんだけどなー。

    佐伯宏一のハイテク化(死語?)の進展が、
    時の流れを感じさせる。

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    2013年11月17日
  • 密売人

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    道警シリーズは、初めて読んだ。
    ちゃんと順番通りに読んでいれば、もっと人間関係で楽しめたのではないかと思う。
    干されながらも、もくもくと仕事をこなし、犯人逮捕にこぎつける。
    たのもしい。
    今度は、笑う警官から順に読んでみようと思う。

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    2013年11月10日
  • 暴雪圏

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    猛吹雪に見舞われた北海道が舞台の警察小説。
    最初の頃は何の関連もなさそうだった小さな事件が、途中からだんだんつながり始め、最後には1つになる。
    関西で生まれ育った自分には想像もできない暴雪の怖さと、話の展開の上手さの両方に惹き込まれました。

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    2013年10月26日
  • 制服捜査

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    村に新しく赴任した駐在さんの物語である。
    防犯協会を中心とした何とも言えないどろどろ感が良かった。


    なお、暴雪圏の前作に当たる。

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    2013年10月18日
  • ユニット

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    17歳の少年に妻子を殺害された男性、犯行時未成年であったがゆえに7年で仮出所した犯人。警察官である夫の暴力から逃げている女性、職権濫用して妻を偏執的に追う夫。
    追うものと追われるものの展開が非常にスリリングで、はらはらしながら読みすすんだ。崩壊した家庭と再生される“ユニット”、最後まで目が離せない作品。

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    2013年10月13日
  • 制服捜査

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    札幌で刑事をしていた川久保は、北海道警の 不祥事のあおりを受け大規模な人事異動によ り十勝平野にある小さな農村の駐在警官とし て勤務することに・・。何も事件が起きるは ずがないとたかをくくり赴任した先に起きた 数々の小さな事件。派手さは全くないが小さ な農村故の固定されたコミュニティーに潜む 小さなトゲを拾い、事件の背景として埋め込 む。時代小説にも共通するワビサビも味わえ る作品。このころの作品は秀逸です。

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    2013年09月29日
  • 屈折率

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    警察小説が中心と思っていた筆者だけど、企業モノでもけっこう読ませる感じ。まぁこの本は基本的には恋愛小説だと思うけど、こういう掴みどころのない女性っていなさそうでけっこういるもんだし。でも中小企業の社長って実際にこんななのかな?資金繰りやら営業開拓やらいろんなことやらなきゃいけない中でそんなにお金って使えないんじゃないかと思うけど。世の中にはいろんな社長がいるってことかねぇ…

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    2013年09月22日
  • 巡査の休日

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    “道警”シリーズ第4作目。1作目のうたう警官(笑う警官に改題)のあと途中読んでないけど面白かった。警察ものではこの人の緻密な展開が一番好みにあいます。

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    2013年09月15日
  • 密売人

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    道警シリーズ第5作。

    北海道各地でほぼ同時刻に起きた三つの不審死。亡くなった彼らは、裏社会の情報を警察に内通する協力者であったことが判明する。組織による報復と考えられるなか、佐伯警部補の協力者にも魔の手が迫り……。

    視点が目まぐるしく変わるのは従来どおり。その手法が終盤で威力を発揮し、緊迫感が味わえる。

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    2017年01月31日
  • ユニット

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    ハラハラドキドキで一気に読めましたが、最後が…呆気ないかなぁ。悪い奴はお仕置きがあってしかるべきだけど、もうちょこっと、というか一山欲しかったかな。

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    2013年08月23日
  • 屈折率

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    悪い男なのに出来る男、なりたいようななりたくないような…。なんというか、そこまで透子に惚れ込む理由がわからん。嫁めっちゃ良い女やんけ。

    ただ、面白かったとは思います。出来るなら商社勤め時代や独立時代の話も読んでみたい。

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    2013年07月27日
  • ユニット

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    ゆっーくり、じわじわと進んでいく話です。 

    ちょっと都合が良いところもあったけどそれなりに楽しい小説です。

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    2013年07月27日
  • 巡査の休日

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    今まで一番ミステリーっぽい展開だった。
    多分、犯人というか、追いかける相手が警察の外にいたからだと思う。
    みんなが活躍できたし。

    今までの4作品、まとめて書いたかと思うほど、
    話がからみあって進んでいて、
    しかも一作品づつの謎解きもあって面白い。

    そして、最後のエピローグのシーンはなんともいえず、
    胸が熱くなる。

    だけど、やっぱり主人公は小島百合だよね?

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    2013年07月20日
  • 巡査の休日

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    北海道警察シリーズ第4弾。第1弾の「笑う警官」が凄く面白かった。この「巡査の休日」はまぁまぁ。読み終える頃に、あー、冒頭のあれはこういう結果になるんだって、ミステリー小説にありがちの、巧みな構成に感心してしまうのでした。
    佐々木譲さんの小説は読みやすい。印象に残っているのは、やっぱり「笑う警官」と「エトロフ発緊急電」だなー

    あ、警察小説といえば、今野敏。
    「リオ」、「朱夏」、「ビート」を読んだ。すごく面白かったのに、内容を覚えてないんだなー(^^; 

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    2013年06月27日
  • ベルリン飛行指令

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    これも、どこまで事実なのか?
    冒頭には、事実のように取材記録が書かれているが、これ自体がお話の可能性もあり。
    ストーリーはとてもおもしろい。
    もう少し、後日談が書かれていると更に良かった。

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    2013年06月09日
  • 巡査の休日

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    一見、関係なさそうな事件がいくつか並行して、さらに過去の事件の続きがあり、非常に多くの要素が平行して頭を使わされる。使った分だけ楽しかった。

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    2018年04月12日