あらすじ
米国サンディエゴで日本人男性が殺害され、妻子と友人たちが現場に向かう。だが警察の取調べに妻はなぜか口をつぐむ。男性の遺留品には、1969年にサイゴンで起きた日本人爆死事件の切抜きが……。事件の背景には札幌の新設校に集った男女6人の過去が深く関わっていた。「政治の季節」の青春と今を繋ぐミステリー長編。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
佐々木譲といえば北海道。そんな今までの舞台とは遠く離れたアメリカ、サンディエゴ。
新しい雰囲気の作品で、初めは登場人物の男性陣がいまいち一致せずに読み進めていきましたが 、途中の回想も織り混じり、後半は一気に読み終えてしまいました。
伏線だろうなと登場した女性捜査官が全然出てこないと思ったらそういう訳で…最後はバタバタ進んじゃいましたねぇ。もう少し和也の「疑惑」が深まると良かったんじゃないのかな、とも思います。
ともあれ、分かりやすく終わってくれて良かったです。エピローグがあったお陰で、すっきり本を閉じることができました。
Posted by ブクログ
2011/8/5 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2025/2/5〜2/13
14年ものの積読本。
ベトナム戦争の頃に高校生だった6人組。1人がベトナムで爆死してしまうが、同行の男が姿を消す。爆死した男の子供を身ごもっていた女と結婚した仲間が、およそ30年後、縁もゆかりもないサンディエゴで射殺されてしまう。果たして男はなぜサンディエゴに行ったのか、また彼を殺したのは誰なのか。
謎が謎を呼ぶ展開で面白かったが、最後はちょっとなぁ、と少し残念な感じ。
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
サンディエゴで日本人男性が殺害され、妻子と友人たちが現場に向かう。だが警察の取調べに妻はなぜか口をつぐむ。遺留品には、1969年にサイゴンで起きた日本人爆死事件の切抜きが。事件の背景には札幌の新設校に集った男女六人の過去が、深く関わっていた…。「政治の季節」の青春と今を繋ぐミステリ長編。
題名の意味は読むと納得。
青春時代を共に過ごした仲間の一人が殺害されて、アメリカで皆集結する。なかなか考えにくいシチュエーションではありますが、その濃密な関係性がとくとくと語られて行きます。
ハードボイルドでは無い、ミステリーなんだけれども捻りはかなり少なめ。
ミステリー色よりも、どちらかというと群像劇的な本なのかも。
Posted by ブクログ
サンディエゴで日本人男性が殺害され、妻子と友人たちが現場に向かう。だが警察の取調べに妻はなぜか口をつぐむ。遺留品には、1969年にサイゴンで起きた日本人爆死事件の切抜きが。事件の背景には札幌の新設校に集った男女六人の過去が、深く関わっていた…。「政治の季節」の青春と今を繋ぐミステリ長編。