佐々木譲のレビュー一覧

  • 代官山コールドケース

    Posted by ブクログ

    17年前に解決した殺人事件に実は真犯人がいた。
    その事実を導き出したのは、神奈川県警。
    警視庁の威信に欠けて神奈川県警より先に新犯人を確保せよ。
    と動き出したのが特別捜査対策室の水戸部と朝香の2名。
    非公式の操作で制約があるなか、中島、時田との協力者が捜査をサポート。
    その中で、神奈川の事件、もう一つの事件と、17年前と現在の事件が交互に絡み、犯人に近づいていく。
    描かれている過程が、2日間とは思えない密度の濃さ。捜査員の胆力に驚愕する。
    シリーズ2作目だそうで、まだ1作目を未読。ぜひ読みたいと感じた。

    0
    2023年06月01日
  • 代官山コールドケース

    Posted by ブクログ

    時効が撤廃された殺人事件、文字通りのコールドケースを追う刑事を描いた作品。

    とはいえ、この作品で扱われている事件は、素直なコールドケースでは無かったですね。警視庁と神奈川県警のライバル意識は、一般に知られるほどに有名な話ですが、この作品の背景には、過去警視庁が解決したとして扱った事件には、実は真犯人が居ることが見えてきて、そのうえ、事件を当初操作したのは今の警視庁幹部であるので大っぴらに再捜査できないという、必要以上に複雑なw背景になっています。

    とはいえ、そこら辺の状況は置いておいて、過去と現在が実は密接に絡み合ってくることが浮かび上がってきて、事件は解決へと進むのですが、中々面白かった

    0
    2023年04月11日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    安城清二はなぜ死んだのか?
    重要人物は浮かび上がらせている。
    孫まで続く展開でどうはっきりさせるのだろう?

    0
    2023年04月08日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    テンポよく読めた。おもしろかった。
    ただ、一番印象に残ったのは、永見由香が加賀谷の女になったところだった。庶務係の中田もそうだったし、カネがあるだけじゃないんだろうな。

    0
    2023年04月08日
  • 北海道警察10 樹林の罠

    Posted by ブクログ

    カメラを切り替えるように同時並行で進んでいくスタイルは相変わらずのスピード感。
    旭川の林業会社の盗伐話や薄野のガールズバーは、さもありなんという舞台設定で何がモデルか勘繰ってしまう。
    ネタをどう仕入れてるのか気になる…
    あと、佐伯と小島の行く末もはっきりしてほしい。

    0
    2023年04月05日
  • 地層捜査

    Posted by ブクログ

    殺人事件の時効が撤廃されたことに関連して、法改正以前であれば既に時効が成立していた15年以上前の殺人事件についての再捜査を描いた作品。

    神楽坂界隈が舞台になっているのですが、嘗ての花街の光と影を振り返るような話になっていますね。いまも神楽坂は、人気のある街ですが、いまの神楽坂と嘗ての神楽坂は全然違う感じですね。

    変わらないのが、そこに住んでいる人たち。それの悲しい人間関係が、浮き彫りにされたような気がします。

    0
    2023年03月30日
  • 新宿のありふれた夜

    Posted by ブクログ

    かなり前に読んでいた事を、読み出してから思い出した。
    タイトル通り、新宿が舞台の一夜のお話。
    氏の初期作品である「振り返れば地平線」などと似たようなテイストを感じる。
    主人公が概ねクールで感情の起伏を表に出さないハードボイルド調という共通点を感じるが、それが心地よい。

    0
    2023年03月28日
  • 裂けた明日

    Posted by ブクログ

    近未来、戦争と内戦で荒廃する日本が舞台となる逃避行劇。背景が徐々に明らかになるのが中盤からなので多少もどかしいが、後半は一気に読み切った。
    内戦状態の国々や戦禍のウクライナで起きている事は、多くの日本人にとって対岸の火事としか思えないかもしれない。しかし、日本が同様の事態に陥る事はあり得ず荒唐無稽なフィクション、と誰が言い切れるだろう?

    0
    2023年03月25日
  • 沈黙法廷(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かったです。
    警察モノと法廷モノを合わせて一つのミステリー小説が出来上がっていました。

    この内容を一つの小説で読める経験は中々できないのかなと思いました。

    結局、事件の根本的な解決は見れなかったけれどモヤモヤもあまりしませんでした。

    今回の被告人視点の小説も読んでみたいと思いますが、実際はどうなんでしょう。
    そんな、妄想も楽しめる小説でした。

    0
    2023年03月24日
  • 北海道警察10 樹林の罠

    Posted by ブクログ

    久しぶりの道警シリーズ。
    父親を引き取ってからの一冊。
    いつもながらのたくさんの糸が一本になって事件解決は面白かったです。
    初期の頃
    ハラハラ感が少なくなって少し寂しい。

    0
    2023年03月22日
  • 北海道警察10 樹林の罠

    Posted by ブクログ

    大通署には頼もしい奴が多い。薄野とか旭川とか馴染みのある地名が出て感情移入できた。逮捕劇がクライマックスになったのが残念。黒幕の社長は逃れて次回作でも再登場?

    0
    2023年02月28日
  • 北海道警察10 樹林の罠

    Posted by ブクログ

    久しぶりの道警シリーズ。やっぱりロシアシリーズより格段に面白い。ただ20年近く経ち、こちらはだいぶ老けたのに主人公たちがちっとも歳とらないのが、ちょっとだけ不思議なカンジ。でも組織に楯突いた佐伯さん、まだ飼い殺しなんて…今回もありえないスタンドプレーで大金星挙げたのだから、チーム佐伯復活させて、佐々木さん。そろそろ締めに向かわないと…。

    0
    2023年01月28日
  • 砂の街路図

    Posted by ブクログ

    北海道の架空の町を舞台に、幼い頃にそこで事故死した父の行動の背景を調べていく青年の話。
    ミステリーに分類することには疑問がありますが、運河や煉瓦造りの倉庫、ロシア人街など、北海道ならではの魅力がある町を地図を見ながら主人公の足跡を辿っていくのはとても面白い。作品全体の雰囲気や登場する地元の人々の言動はどこか日本離れしていて、まるでヨーロッパの小説を読んでいるようでした。
    道警シリーズのような内容を期待する佐々木ファンは別として、純粋に小説として評価がこんなに低いのが不思議です。

    0
    2023年01月20日
  • 警官の掟(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    やー面白かった。氏の真骨頂。二軸で動く地味な地取り捜査をじわじわと進めていってラスト衝撃的な展開に繋がる気持ちよさ。

    いや、終わり方としては爽快な感じではないので、ある種イヤミスだけどそれもまた作品の空気感にマッチしてて良かった。

    躍動感ある作品も好きではあるけど、結構な頁数のほんの数ページしかテンションの上がらない作品はほんと好みだなー。

    0
    2022年12月13日
  • 地層捜査

    Posted by ブクログ

    謹慎処分を受けていた刑事水戸部は、退職刑事の加納と組んで、15年前の未解決事件の再捜査を始める。
    年月を経ての聞き込みでその当時には聞こえてこなかった事も耳に入る。
    30年前の事件が絡んでいたと分かる。
    犯人のめぼしも付いたのだが、最後に結果は書かれていないので想像するしかない。

    0
    2022年11月20日
  • 裂けた明日

    Posted by ブクログ

    この物語のような近未来の日本社会が実際に直面しないこと願う。主人公の過去からの行動が突き動かしたのだろう。

    0
    2022年11月16日
  • 暴雪圏

    Posted by ブクログ

    猛吹雪に見舞われた北海道の田舎町での一晩の出来事。
    様々な登場人物の群像劇がどう関わっていくのか。決着のラストといくつか残された想像の余地があり、でもきっと明るさはあるよねと思いました。
    前作を知らないままシリーズの2作目から手に取りましたが、何も問題はありませんでした。

    0
    2022年11月05日
  • エトロフ発緊急電

    Posted by ブクログ

    前回の読書会でお借りした本、その3。
    北辰軍盗録と迷っていたらどっちも面白いから、とおススメされたので。

    うん、どっちも面白かった!
    特にこちらはめちゃくちゃ面白かった!

    メインの時間軸としては、日米本格開戦の直前、真珠湾攻撃の作戦立案から決行までなのかな。
    最初はさまざまな場所、たくさんの登場人物がそれぞれにばらばらに動いているのからはじまり、その個々の事象が、大きく広がった風呂敷がだんだん畳まれていくようにだんだんと集約されていく様が圧巻。
    スパイ小説は読んだことがなかったけど、ここらへんは極上のエンタメ小説な感じがしてめちゃくちゃ面白かったな、
    追いかけられて追い詰められる夢をみてし

    0
    2022年11月05日
  • 抵抗都市

    Posted by ブクログ

    歴史改変モノてロシア、ソ連方面やと第二次世界大戦て日本が東西に分断されるパターンはいくつか知ってるけど、日露戦争にIFを置いたのは初めて読んだ。カサブランカやないけど、保護国属国なりのエキゾチックさってあるよね。

    0
    2022年09月15日
  • 裂けた明日

    Posted by ブクログ

    始まりから別れを予感させるような流れで、ゆっくりと幕を開けたかのように思えた。

    だがそこは、まったく予測もしていなかった近未来の様子。

    沖本信也は、役所を定年後、嘱託として働いていたが7年前のあの病気の大流行の時に妻を亡くし、息子家族は、南海大地震の際に亡くなっていた。

    今は、ひとりで内戦のなか生活していた。
    そこへ、昔の友人の娘が少女を連れ逃げてきた。
    2人を匿い、安全なところへと送るはずが危険な流れの中、いっしょに逃避行することになる。

    追われる母娘を安全なところへと…ただそれだけだと思っていたが、ラストがすべてを物語っていた。

    まったく身寄りもなくこのような状況になったときにい

    0
    2022年09月13日