佐々木譲のレビュー一覧

  • 秋葉断層

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    真相が謎のまま残りページ数が少なくなってきてイヤな予感はしたが、的中してしまった。こういう小説は読者に余韻や謎を残すよりもどんでん返しなどで結論づける方が読後感がよいはず。

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    2025年01月17日
  • 秋葉断層

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    未解決事件を専門に捜査する特命捜査対策室シリーズ11年ぶりの三作。27年前に秋葉原で起きた轢き逃げ事件を水戸部と所轄のやる気のない年上部下柿本コンビが追う。証拠や記憶が風化する中、粘り強い操作の過程で明らかになったのは同族企業を営む被害者家族の複雑な関係だった…。ラストがスッキリ解決ならずでモヤモヤ。

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    2025年01月12日
  • 秋葉断層

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    27年前の交通事故は事故では無かった?

    事故現場から消えていた腕時計が出てきたことをキッカケに、事件が動きだす。

    動きだすのは良かったのですが、当時の捜査がダメだったのはともかく、やはり短時間にアレコレ出てきて、そこまで簡単に情報収集出来るのか?というのが、読んでいての違和感。
    面白いんだけど、強引な感じがしました。あとは相棒になった交通課の刑事。最後、良い仕事をしたので少し見直しましたが、嫌な感じですね。

    終わり方は、そういう形にするのかとびっくり。

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    2025年01月07日
  • ユニット

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    はじめて読む佐々木譲さん。
    最初は文章が合わないかも…と思いながら読んでいたけど、怒涛の展開でいつの間にか夢中になってしまった。
    なかなかスリリングな話。

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    2024年12月19日
  • ベルリン飛行指令

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    ついに読み終わった。

    正直三部のような冒険譚が続いていくような作品を想像していたので一部二部の仕込み編は長く耐えるような読者になってしまった。

    しかし随分と氏の作品を読んでいる身としては、推して知るべし。いつもの調子ではないか。

    そして一部二部が無かったら全く三部が活きてこない。長い下積みを経てブレイクするように構成されている妙。さすがとしか。

    とはいえ不勉強ゆえ近現代の史実には知見が無いため、それも苦しむ要因となってしまった。誤解を恐れずに言えば知は力なり、だ。

    さぁちょっとガチガチの頭になったから次は緩めのものを読もうか。

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    2024年11月27日
  • 代官山コールドケース

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    地層捜査のシリーズ二作目。
    17年前の代官山女店員殺害事件の再捜査。
    水戸部、中島、時田の視点で話は進んでいく。
    警察の身勝手な保身には辟易するけど、事件が入り組んでおり少しずつ解けて解決に進む様は面白かった。
    新作も出るようなので、そちらも楽しみ。

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    2024年11月27日
  • 地層捜査

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    コールドケース物の小説。やり手の刑事と退職した元刑事がバディを組んで過去の未解決事件を追う。かつて栄えた夜の街の描写が鮮やかで、そこに生きて来た人々の歴史を思い浮かべる。地味なのに堂場人物全てが主役の様な味わいをもつ。読んで良かった。

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    2024年11月23日
  • 抵抗都市

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    日露戦争に負けて同盟という名のもとに日本がロシアの実質的な支配下に置かれる、という設定の話。
    東京の街の様子やロシア軍との関係、一般市民や軍閥の反応など、もし本当だったらこんな感じだろうと思わせる細部までリアリティのある作り込みがすごい。
    映画なんかではロシアは常に悪質な存在として描かれているので、コルネーエフ大尉もいつか裏切るだろうと思って読んでいたのに、最後まで真っ直ぐだったことに好感を持ちました。
    いやぁ、読み応えのある作品だったな。

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    2024年09月20日
  • 警官の掟(新潮文庫)

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    佐々木さんの作品三連チャン。
    緻密な構成でどんどん引き込まれた。
    本門寺の境内横の道で一休みという描写、リアル過ぎる。
    雪谷高校から警視庁というヒト、実際に多そうな気がするな…

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    2024年09月15日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    アンソロジーにしてはどの作品も読み応えがあり著者の特徴が出てる。読んだことない作家ではルームシェアの話が気になった。著作として出ていれば読んでみたい

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    2024年09月07日
  • 降るがいい

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    解説で書いてくれているように、13の短編全てが「未遂」に終わる。
    一つ目は読んでて転けそうになったくらい拍子抜けしたように思ったけど、全部読み終わってみると、表題作だけあって、実は一番、この後どうなるだろうと思わせる話だったのかもしれない。ともかく、面白かった。

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    2024年08月02日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    ⚫︎とんでもなく面白く、朝4時になるまで読破した。
    ⚫︎アウトローな先輩に引きずり回されるのは見たことがある展開で、イケてる彼女を紹介した時点で喰われるのは目に見えていた。中々会わないし、会っても拒絶する描写が、非常に上手い。これはもう和也が可哀想で可哀想で、最後に2人で捕まったときに、ざまあみやがれってなっちゃったもんなあ…
    ⚫︎やっぱりオス度が高くて魅力ある人間はモテるんやなとか絶望してしまった苦笑
    ⚫︎肝心の話はまさかの父の友人が犯人でしかも性行為の隠蔽とか…問い詰めたら、穴があったら入れたい苦しみについて逆ギレされる始末で、とんでもないジジイだなと苦笑
    ⚫︎お前の父ちゃんも女孕ませて見殺しにしたとか告発されたら、そりゃ頭もおかしくなるよなあ…
    ⚫︎3代目の和也は頭がよく、上手く祖父の遺産を使っている感じだね。むしろこれで警視庁をのしがっていく次作が欲しい…

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    2024年07月07日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    ⚫︎実に読ませる一冊だ!
    ⚫︎親子3代に渡る警察小説なんてそうそう無い。
    ⚫︎実名で当時の事件が出てくるから妙にリアルさがあるな。
    ⚫︎特に過激派潜入のシーンはハラハラする。
    ⚫︎とにかくテンポが素晴らしく、研ぎ澄まされた文章。周りがみんな知り合いである町内から事件の鍵を見つけていくのがいい。
    ⚫︎結局、父の死は何が原因なのか、上巻だと全然わからないから、下巻を一気読みしないといけない。今夜も寝れないね。これは。

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    2024年07月07日
  • 地層捜査

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    ⚫︎サクッと読める警察小説の金字塔
    ⚫︎どう読んでも文章に素人感がない。本当かは別にして、非常に現実感がある。上手い。
    ⚫︎サラッと聞くとなんでもない話が、目線を変えると浮かび上がってくる面白い仕掛け。
    ⚫︎癖のある町内の真相に迫っていく過程が非常に興味深い。
    ⚫︎あまりにも町内の描写が細かくて驚いた。実際の街に一部フェイクでも入れているのか…
    ⚫︎狭いが故にみんな知り合いだし、何かを、誰かは見ている、知っているというのが鍵になる。

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    2024年07月06日
  • 警官の条件

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    親子三代の警察官の物語『警官の血』の続編。前作を読んだのが2年半くらい前だったからうる覚えだったけど、読み進めてるうちに徐々に思い出していった。潜入捜査や情報提供者との接触、追跡など緊張感がある。最後の加賀谷はどういった気持ちでのあの行動だったのか。

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    2024年06月18日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    佐々木譲、乃南アサ、松嶋智佐、大山誠一郎、長岡弘樹、櫛木理宇、今野敏『戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー』文春文庫。

    警察小説を手掛ける人気作家による警察小説アンソロジー。7作を収録。面白い短編もあれば、ハズレの短編もあり、人気作家と言えどなかなか高いレベルの作品を上梓し続けるのは難しいのだなと思った。


    佐々木譲『弁解すれば』。北海道警察本部の小規模警察署の刑事部門に復帰した仙道孝司が主人公。物語はまだ続くようで、タイトルの意味が解かるところまでも描かれず、唐突に終わってしまう。てっきり読切り短編かと思ったのだが、連載作からの1話だったようだ。

    乃南アサ『青い背広で』。背広とは随分と懐かしい言い方だなと思ったら、敗戦から15年過ぎた昭和の東京が舞台だった。交番勤務から刑事に抜擢された若手警察官の土門功太郎が主人公。シリーズ物なのだろうか、主人公の土門功太郎の人と成りがじっくり描かれる。刑事になり、新しく背広を仕立ててもらい、靴まで新調し、妻の真智子からプレゼントされたネクタイで固めた土門が連続強盗事件の捜査という初陣に臨む。

    松嶋智佐『刑事ヤギノメ』。ヤギノメと呼ばれる女性刑事が主人公のシリーズ物だろうか。何作か読んだ松嶋智佐の作品の中でも面白い部類の短編だった。急性膵炎で入院した刑事の弓木瞳巡査部長が現場に復帰する。弓木の体調はまだ不十分のようで、コンビを組んだ後輩の茂森隼太は弓木のことを気に掛ける。しかし、弓木が管内で起きた連続放火事件の捜査に参加すると驚くべき能力を示した。

    大山誠一郎『三十年目の自首』。初読みの作家。警視庁付属の犯罪資料館の緋色冴子が三十年前の強盗殺人事件で自首してきた藤木正也の抱えていた心の内を看破する。なかなか見事なプロットで、読者を右へ左へと振り回すところが面白い。

    長岡弘樹『噛みついた沼』。長岡弘樹でなければ創れない短編だろう。語り手は警察官の雄吾の妻の潤子なのだが、事件を解決する本当の主人公は後に登場する百目鬼巴という変わった名前の女性だった。筋は通っており、納得しながらも狐につままれた気持ちになる。ある日、警察官の雄吾と潤子は自宅近くでカミツキガメを捕まえる。その直後、何故か雄吾は過疎地の交番勤務になってしまう。

    櫛木理宇『ルームシェア警視の事件簿』。櫛木理宇の作品にしては珍しくハズレ。櫛木理宇にはほんわかした作品は似合わないのかな。キャリア署長の佐桐一海とルームシェアする八島那青、西野穂高は複雑な家族関係にあり、同じ署に勤務する警察関係者であった。一海が着任早々、数年振りに管内で発生した殺人事件。

    今野敏『ケースオフィサー』。これも、またハズレ。公安警察物の短編。ロシア大使館に新しく赴任して来た駐在武官を公安警察の2人が行確するという話。だから、それがどうしたという結末。

    本体価格800円
    ★★★★

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    2024年06月15日
  • 笑う警官(新装版)道警シリーズ

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    スリル満点。スピーディーなカーアクションを見ているかのような作品にヒリヒリした。面白かった。警察官も人間なんだ。汚いんだ。卑怯なんだ。会社と一緒なんだと。同じなんだ、私たちとと思わせてくれる小説だった。踊る大捜査線みたいで、もっと早く出会っていても良かった。

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    2024年06月12日
  • 北海道警察 11 警官の酒場

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    久しぶりに道警シリーズ。さすが、期待を裏切らない面白さ。今回で一区切りついた感じのエンディング。次の展開が楽しみになりました。まだまだ続けてほしいですね。

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    2024年06月02日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    清二、民雄、和也の3世代に渡る警察官の物語。

    初代清二の、自殺とも殺人とも取れる不可解な死の謎を、残りの2世代で解き明かしていく話。

    2代目民雄が、父清二の死の真相を掴んだかと思われた矢先に、殉職する。

    3代目和也の奮闘ぶりが、ここまでのもやもやを見事に晴らして、爽快な気分にさせてくれた。

    読み終えた感想を一言で表現すると、「死神に取り憑かれた家族!」だ。

    清二、民雄の死に、共通の人物が関わっていた。

    直接と間接を使い分けていたところが、強者だった。

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    2024年06月01日
  • 警官の条件

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    佐々木譲の警官の条件を読みました。
    主人公の加賀谷は育てていた部下の安城和也に売られて、裁判でもなんとか無罪をとりますが刑事を辞めることに。
    しかし、暴力団対策で効果を上げることが出来ない警察にまた警官に復帰する話が出てきます。
    最後は大どんでん返しではありませんでしたが^^;
    800ページの大作ですが飽きること無く読むことが出来ました。
    前作の警官の血は読んでいませんので、読んでみたいと思います。
    前作の警官の血は韓国映画になりましたが、評判はいまいちのようです。

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    2024年05月29日