佐々木譲のレビュー一覧

  • 制服捜査

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    北海道が舞台ということもあって、ちょっと贔屓目にみている感は否めないものの佐々木譲さんの作品の中でも好きな小説のひとつ。

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    2021年05月05日
  • 雪に撃つ

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     雪まつりを舞台に、いつもの北海道警察本部大通署のメンバーが事件を追う。今回の主テーマは、技能実習生。家庭内暴力からの家出娘捜索、車両盗難事故、発砲事件等、複数の事件の捜査が一つに収斂されていく。そして…。いつものメンバーが、いつものようにそれぞれの個性を発揮しつつ事件解決に向かう。
     技能実習生の問題にせよ、入国管理制度の問題にせよ、今の制度運用には、外国人労働者に対する敬意が感じとれない。安い労働力の確保が目的となり、「雇用の場を提供してあげている」という姿勢が隠せない。制度本来の趣旨から言っても、人の力を借りる、創造力を引き出す機会を提供することに、もっと力が注がれるべき。今の制度運用で

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    2021年05月04日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    復員した清二は家族を食べさせるため警察官になる。民雄の父であり民雄の長男和也の祖父である。戦後の混乱期で左翼労働組合の過激な運動があったり上野に浮浪者がたくさんいた時代の清二の話しは、人気ないようだが当時の雰囲気が伝わるものだし、後に続く二代、三代の警官に重要な事柄です。清二が死んだ原因、民雄が死んだ原因は孫の和也にて明らかになる。幼児の頃、祖父に連れられて上野動物園に行ったとき義足でアコーディオンを弾く人たちがいたのを思い出した。和也の時代で携帯電話が出てくるのが時の流れを感じました。

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    2021年08月14日
  • 雪に撃つ

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    ネタバレ

    道警シリーズ最新作
    登場人物が勝手知ったるメンバーで安心感があり内容も面白かった。

    佐伯と小島の輝かしい未来に暗雲が垂れ込めるまさかの展開となった。
    とても残念な気持ち。

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    2021年03月01日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    こういう傑作を読むと、ほんとうれしくなります。
    面白くて熱が出そうになりました。
    納得できない部分もあるのですが、それもまたいい。
    真相は早い段階で薄っすら分かります。
    少なくとも3人殺した外道が天寿を全うしそうでムカつきます。
    しかし、清濁併せ吞んだ和也が、これぞ警官という姿で締めくくる何ともうれしいエンディングでした。
    やっぱりラストがいい作品は気持ちいい。
    ベルリン飛行指令と並んで、作者の代表作であるだけでなく、国産ミステリ史に残る傑作です。

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    2021年02月16日
  • 雪に撃つ

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    10年ぶり?の道警シリーズ。中島みゆきの「南三条」「札幌スノー」聴きながら読んでいると、懐かしい札幌の街を走り回っているような感覚に。テンポいい展開にグイグイ引き込まれるが、佐伯さんまだ再婚してないうえに、道警まだグズグズしてるんだとちょっと呆れた。

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    2021年01月17日
  • 沈黙法廷(新潮文庫)

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    ネタバレ

    死体発見から判決まですごく丁寧に書かれてた。
    主に警察、弁護士、検察官の視点と1番読者視点に近いと思われる弘志の視点。

    700ページ以上あり非常に読み応えがあった。
    飽きが来る部分やつまらない部分がなく、スラスラ読めた。

    最後の弘志の言葉には泣きそうになった!
    2人が幸せになりますように!

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    2020年11月13日
  • 真夏の雷管

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    前作から佐伯と小島の恋愛がスタートしブラックバードでのやりとりも面白くなって来た道警シリーズ8作目。小島が追う万引少年と佐伯が追う肥料窃盗事件が思わぬ方向に発展しクライマックスでは間一髪ハラハラドキドキって感じの物語。道警シリーズでは久々に面白かった♪

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    2020年11月08日
  • 真夏の雷管

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    道警シリーズ第8弾。最初はそれぞれの小さな事件が、段々と重なり合っていつもの面々が見事解決。道警シリーズらしい良い作品でした。

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    2020年09月17日
  • ストックホルムの密使(上)

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    言わずと知れた第二次大戦三部作
    「ベルリン飛行指令」「エトロフ発緊急電」に続く三作目
    森四郎が好きでこの作品が一番好き。
    前作を経てるからこそ森四郎が活きるのだと思う。
    因みに「エトロフ」は読んでて泣いた記憶がある。

    警察ものじゃない佐々木さんの作品をもっと読みたい。。

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    2020年09月18日
  • 廃墟に乞う

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    ネタバレ

    佐々木譲さん、直木賞受賞作品。「過去の清算」をテーマに扱う。短編小説で物足りない。その理由は、読み応えがありすぎるので、もう少し掘り下げて欲しかった!という裏返し。主人公は北海道警察の刑事 仙道は過去の無残な死体発見した。しかし、犯人を取り逃がした原因が自分にあったと指摘され、PTSDとうつ病を発症する。しかし仙道のパーソナリティは賢く、一本筋が通る、療養中の身で誰にでも優しくなれている。捜査の自由が利くので事件を紐解いていく新しい展開。独自捜査に限られるものの、仙道は過去を清算し職場復帰する。

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    2020年09月05日
  • ベルリン飛行指令

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    ずっと読みたかった佐々木讓さんの冒険小説。
    面白かったが飛び立つまでがちょっと長い。
    着陸の為の中継地点を築く話は面白い(インドの藩王国)が飛び立ってからが意外とあっさりと進む。
    飛行士の2人は魅力的。
    三部作の残りも読みたいと思う。

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    2020年06月27日
  • 代官山コールドケース

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    流石は佐々木氏という感じの、かなり読み応えのある警察小説です。
    17年の時を経て関連が濃厚な2つの殺人事件の捜査がテーマで、捜査開始から解決までの時間は短いものの、そのプロセスはパズルを1つずつはめるような非常に地道なもので、担当刑事や科捜研職員の仕事振りにプロフェッショナルを感じました。
    男女でペアを組む捜査員の間に余計な私情が全く入らず、事件解決に特化した内容になっているのも好ましいです。

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    2020年06月04日
  • 真夏の雷管

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    道警シリーズ8作目。 少年の万引き事件と園芸店の窃盗事件がやがて一つの事件として姿を表して行きます。 被害者から出発する事件と違い、不特定の被害者が出るかもしれない恐怖。後半の爆弾を探すあたりの緊迫感は正に手に汗を握ります。主要登場人物5人が、それぞれの職務、職責のもとに捜査が進んでいく姿がこの作品の見所とも言えるのではないでしょうか。

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    2020年03月16日
  • 真夏の雷管

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    北海道警シリーズ第8弾
    夏の札幌を舞台によく知っている場所が登場し、
    一緒に捜査している感じになりました。
    さすがは人気シリーズとても読みやすく一気に読
    めましたよ。
    読み終わって外に出ると札幌は短時間に記録的な41センチ
    の大雪で、車は雪だるま状態にwwww

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    2020年02月06日
  • 沈黙法廷(新潮文庫)

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    ええよ。佐々木くん。いつもながらの重厚な筆致と頭に優しいストーリー展開。誰の会話かキチンと理解できる記述。何と言っても読んでて安心感があるよなぁ。
    しかも、泣かしてくれるエンディング。
    長編やけど興に乗ると引き込まれまっせ。

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    2020年01月29日
  • 五稜郭残党伝

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    近代化の名のもとに、様々なものを踏み潰しながら画一的な規範を押しつける新政府軍。そこから逃れようとあがく「五稜郭残党」=「脱走兵」。
    滅びゆくものの美学と希望を持つことをあきらめない強さ。

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    2020年01月02日
  • 沈黙法廷(新潮文庫)

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    警察小説+法定小説+少し恋愛小説といったところか。
    約束した女性が現れず、焦慮に駆られる男の場面は、恋愛小説の如く。
    一転、一人暮らしの老人が絞殺死体で発見される場面になり刑事たちが地道な捜査を続ける警察小説。
    やがて浮上した容疑者の逮捕、そして起訴。
    ここからは法廷小説。法廷での弁護士と検事の丁々発止が続く。容疑者は、約束を違えた女性なのか、そして彼女は犯人なのか。男は悶々としながら、法廷に通う。
    公判前整理手続きから詳細に記す冗長ともいえる法廷場面(一部の読者には不評のようだが)は、リアルさを追求する著者ならでは。本領発揮と言っていいだろう。裁判所に行って傍聴せずとも、法廷の雰囲気を味わう

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    2019年12月21日
  • 制服捜査

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     道警の大異動により札幌から十勝の志茂別駐在所に赴任した川久保篤巡査部長が活躍する連作小説。
     駐在所の警官なので基本的に捜査権はないが、この田舎町で起きる事件に川久保の推理が冴え渡る。赴任当初の姿から徐々に日を経るごとに、この田舎町が抱える大きな闇へと踏み込んでいく川久保の姿が鮮やかに描かれている。非常に読み応えのある連作集。
     表紙が寒さ厳しい真冬の十勝平野で孤軍奮闘する姿を思わせるが、内容はどちらかというと夏~秋といった場面が多く意外な印象を受ける。
     社会でも会社でもそうだが、閉鎖的な空間というのは闇を醸造しやすい環境なのかもしれないということをこの小説には教えられる。

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    2019年11月16日
  • ユニット

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    内容(「BOOK」データベースより)
    十七歳の少年に妻を凌辱され殺された男、真鍋。警察官である夫の家庭内暴力に苦しみ、家を飛び出した女、祐子。やがて二人は同じ職場で働くことになる。ある日、少年の出所を知った真鍋は復讐を決意。一方、祐子にも夫の執拗な追跡の手が迫っていた。少年犯罪と復讐権、さらに家族のあり方を問う長編

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    2019年11月05日