佐々木譲のレビュー一覧

  • 雪に撃つ

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    道警シリーズ最新作(だと思う)。
    いつも期待を裏切らない。
    佐伯と小島の関係については、本作では控えめだった。

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    2021年07月20日
  • 地層捜査

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    こういうタイプの警察小説は嫌いじゃないです 古い町で色んな人が絡んだ事件は面白いで、私は好きです。しかしながら このタイプは所詮コールドケースの二番煎じです。古い事件だからどうしても複雑な内容になる。前半ダラダラ 最後はさっと 難しいでしょうが
    そんな物語を作って欲しい。

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    2021年07月14日
  • 制服捜査

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    北海道が舞台ということもあって、ちょっと贔屓目にみている感は否めないものの佐々木譲さんの作品の中でも好きな小説のひとつ。

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    2021年05月05日
  • 雪に撃つ

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     雪まつりを舞台に、いつもの北海道警察本部大通署のメンバーが事件を追う。今回の主テーマは、技能実習生。家庭内暴力からの家出娘捜索、車両盗難事故、発砲事件等、複数の事件の捜査が一つに収斂されていく。そして…。いつものメンバーが、いつものようにそれぞれの個性を発揮しつつ事件解決に向かう。
     技能実習生の問題にせよ、入国管理制度の問題にせよ、今の制度運用には、外国人労働者に対する敬意が感じとれない。安い労働力の確保が目的となり、「雇用の場を提供してあげている」という姿勢が隠せない。制度本来の趣旨から言っても、人の力を借りる、創造力を引き出す機会を提供することに、もっと力が注がれるべき。今の制度運用で

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    2021年05月04日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    復員した清二は家族を食べさせるため警察官になる。民雄の父であり民雄の長男和也の祖父である。戦後の混乱期で左翼労働組合の過激な運動があったり上野に浮浪者がたくさんいた時代の清二の話しは、人気ないようだが当時の雰囲気が伝わるものだし、後に続く二代、三代の警官に重要な事柄です。清二が死んだ原因、民雄が死んだ原因は孫の和也にて明らかになる。幼児の頃、祖父に連れられて上野動物園に行ったとき義足でアコーディオンを弾く人たちがいたのを思い出した。和也の時代で携帯電話が出てくるのが時の流れを感じました。

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    2021年08月14日
  • 雪に撃つ

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    ネタバレ

    道警シリーズ最新作
    登場人物が勝手知ったるメンバーで安心感があり内容も面白かった。

    佐伯と小島の輝かしい未来に暗雲が垂れ込めるまさかの展開となった。
    とても残念な気持ち。

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    2021年03月01日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    こういう傑作を読むと、ほんとうれしくなります。
    面白くて熱が出そうになりました。
    納得できない部分もあるのですが、それもまたいい。
    真相は早い段階で薄っすら分かります。
    少なくとも3人殺した外道が天寿を全うしそうでムカつきます。
    しかし、清濁併せ吞んだ和也が、これぞ警官という姿で締めくくる何ともうれしいエンディングでした。
    やっぱりラストがいい作品は気持ちいい。
    ベルリン飛行指令と並んで、作者の代表作であるだけでなく、国産ミステリ史に残る傑作です。

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    2021年02月16日
  • 雪に撃つ

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    10年ぶり?の道警シリーズ。中島みゆきの「南三条」「札幌スノー」聴きながら読んでいると、懐かしい札幌の街を走り回っているような感覚に。テンポいい展開にグイグイ引き込まれるが、佐伯さんまだ再婚してないうえに、道警まだグズグズしてるんだとちょっと呆れた。

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    2021年01月17日
  • 沈黙法廷(新潮文庫)

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    ネタバレ

    死体発見から判決まですごく丁寧に書かれてた。
    主に警察、弁護士、検察官の視点と1番読者視点に近いと思われる弘志の視点。

    700ページ以上あり非常に読み応えがあった。
    飽きが来る部分やつまらない部分がなく、スラスラ読めた。

    最後の弘志の言葉には泣きそうになった!
    2人が幸せになりますように!

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    2020年11月13日
  • 真夏の雷管

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    前作から佐伯と小島の恋愛がスタートしブラックバードでのやりとりも面白くなって来た道警シリーズ8作目。小島が追う万引少年と佐伯が追う肥料窃盗事件が思わぬ方向に発展しクライマックスでは間一髪ハラハラドキドキって感じの物語。道警シリーズでは久々に面白かった♪

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    2020年11月08日
  • 真夏の雷管

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    道警シリーズ第8弾。最初はそれぞれの小さな事件が、段々と重なり合っていつもの面々が見事解決。道警シリーズらしい良い作品でした。

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    2020年09月17日
  • ストックホルムの密使(上)

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    言わずと知れた第二次大戦三部作
    「ベルリン飛行指令」「エトロフ発緊急電」に続く三作目
    森四郎が好きでこの作品が一番好き。
    前作を経てるからこそ森四郎が活きるのだと思う。
    因みに「エトロフ」は読んでて泣いた記憶がある。

    警察ものじゃない佐々木さんの作品をもっと読みたい。。

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    2020年09月18日
  • 廃墟に乞う

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    ネタバレ

    佐々木譲さん、直木賞受賞作品。「過去の清算」をテーマに扱う。短編小説で物足りない。その理由は、読み応えがありすぎるので、もう少し掘り下げて欲しかった!という裏返し。主人公は北海道警察の刑事 仙道は過去の無残な死体発見した。しかし、犯人を取り逃がした原因が自分にあったと指摘され、PTSDとうつ病を発症する。しかし仙道のパーソナリティは賢く、一本筋が通る、療養中の身で誰にでも優しくなれている。捜査の自由が利くので事件を紐解いていく新しい展開。独自捜査に限られるものの、仙道は過去を清算し職場復帰する。

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    2020年09月05日
  • ベルリン飛行指令

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    ずっと読みたかった佐々木讓さんの冒険小説。
    面白かったが飛び立つまでがちょっと長い。
    着陸の為の中継地点を築く話は面白い(インドの藩王国)が飛び立ってからが意外とあっさりと進む。
    飛行士の2人は魅力的。
    三部作の残りも読みたいと思う。

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    2020年06月27日
  • 代官山コールドケース

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    流石は佐々木氏という感じの、かなり読み応えのある警察小説です。
    17年の時を経て関連が濃厚な2つの殺人事件の捜査がテーマで、捜査開始から解決までの時間は短いものの、そのプロセスはパズルを1つずつはめるような非常に地道なもので、担当刑事や科捜研職員の仕事振りにプロフェッショナルを感じました。
    男女でペアを組む捜査員の間に余計な私情が全く入らず、事件解決に特化した内容になっているのも好ましいです。

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    2020年06月04日
  • 真夏の雷管

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    道警シリーズ8作目。 少年の万引き事件と園芸店の窃盗事件がやがて一つの事件として姿を表して行きます。 被害者から出発する事件と違い、不特定の被害者が出るかもしれない恐怖。後半の爆弾を探すあたりの緊迫感は正に手に汗を握ります。主要登場人物5人が、それぞれの職務、職責のもとに捜査が進んでいく姿がこの作品の見所とも言えるのではないでしょうか。

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    2020年03月16日
  • 憂いなき街

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    道警シリーズ7作目。 サッポロ・シティ・ジャズの開催される6月下旬の札幌が舞台。 ジャズの音色と共に進展してゆく「大人の恋」プラス2件の事件。 シリーズ物のなせる技。 ラストは切なかったです。

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    2020年03月10日
  • 人質

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    道警シリーズ6作目。 今回はミニコンサートに出かけた先で、小島巡査部長が人質となってしまいます。元県警本部長に謝って欲しいというのが要求だったが、共犯者もかなり怪しげな様子。ともかく、怪我人の出る大捕物にならず私自身はホッとしました。部署を超えた鉄壁のチームワークは健在でした。

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    2020年03月09日
  • 密売人

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    道警シリーズ5作目。あれから5年。 道内の複数ヶ所で起った事件が、主人公たちが集まり情報を交換するうちに、意外な繋がりが見えてきます。巨大組織であるが故に、法と対峙するが故に、組織人であるが故に...様々な要因が絡み合い警察関係者の関わる犯罪がうまれてしまうんでしょうか。

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    2020年03月05日
  • 巡査の休日

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    道警シリーズ4作目。 時期はよさこいソーラン祭りの開催される5日間、登場人物の3チームでそれぞれの事件を追っている姿が描かれています。 3チームの追っている事件を同時進行で描くスタイルは、前作と同じです。それぞれの佳境がほぼ同時なため否が応でも緊張感が高まります。 祭りの時期の道警の忙しさが伝わってくると同時に、祭り本体への興味も湧きました。 3人プラス1人の活躍ぶりが楽しかったです

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    2020年03月03日