佐々木譲のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
三代に渡る警察官の物語完結編。
二代目の民雄は父と同じ谷中の駐在として赴任する。そこで父の死の真相、父が追っていた二つの殺人事件について調べていく。そこで父が死亡した当日の火災のときの写真を入手し、そこに知っている顔がある事に気がつく。その頃、立てこもり事件が発生し、ひとり現場に乗り込み、民雄もまた殉職する。
三代目の和也もまた警察官となる。和也もまた警務部のスパイとして密命をおびて内定を始める。
和也はついに、父や祖父の死の真相に迫っていく。真実の果てに彼がとった行動は、警察の組織人として、三代に渡り組織に翻弄されてきた末の、正に、しぶといものであった。 -
Posted by ブクログ
1997年10月に神田明神下の路地で起こった轢き逃げは、犯人の目星もつかずに未解決のまま27年が経っていた。
この被害者の姉が、亡くなった弟が身につけていた腕時計が出てきたと…
そこから警視庁捜査一課特命捜査対策室の刑事・水戸部と地元・万世橋署交通課の柿本が、調べることになる。
電気街である秋葉原に根を下ろす一族経営の電器店の常務は、轢き逃げだったのか…。
水戸部と柿本の意思疎通は上手くいくのか…?という危うい2人の捜査に気を揉みながらも地道に捜査を続けていくうちに浮かびあがってきたものは、やはりそういうことかとなるのだが、最後の結末はすっきりしなかった。
最後まで柿本に好感触を抱けなかった