佐々木譲のレビュー一覧

  • ベルリン飛行指令

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    太平洋戦争開戦前、海軍航空隊の凄腕パイロット2名が、新鋭機「零式艦上戦闘機」を対英戦まっただ中のベルリンへ、敵勢力圏を突破し空輸するという物語。警察モノで昨今有名な著者ですが、このあたりのジャンルも巧いですね(警察モノ読んだこと無いけど・・・)。ストーリーもリアリティ抜群で、スケールも大きく、おもしろかったです。ただ、終わり方がちょっと寂しいというか、もう少し爽快感みたいなものがほしかったなぁ、と。

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    2011年09月25日
  • ユニット

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    冒頭のシーンはかなりグロイ。一気に主人公に感情移入するほどに加害者を憎悪させる描写だ。少々厚みのある本だけど一気に読ませてしまう。悪を徹底的に悪にしきっている所が、小気味いい。これなら「何が善で何が悪か」なんて考えないで、ストレートに入っていける。でも、一気に読ませるだけのエンタメ小説で終わらない、何かが残る作品。

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    2011年09月04日
  • 夜にその名を呼べば

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    ネタバレ

    2008/5/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2021/4/17〜4/21

    1992年の作品。1986年、ソ連崩壊前のベルリンで、ココム違反の貿易を行ったとして、日系企業の社員である神崎哲夫は追い詰められる。さらには、殺人犯としても陥れられ、起死回生の一策として東ベルリンに亡命する。20年後、日本に居た関係者たちに神崎からと思われる手紙が届く。小樽港に集められた関係者たちが次々殺されていく。果たして・・・。ちょっと古い感じもするが、久しぶりにこういうタイプの小説を読んだ。90年代初頭は志水辰夫さんなど、こういう作品がたくさんあったなぁ。やっぱりこういうの好きだ。

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    2021年04月21日
  • 夜にその名を呼べば

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    16年ぶりの再読。初めて読んだときは、結末にやや拍子抜けした覚えがあるのですが、今回は一部ハード、反面ロマンティックな描写もある物語をじっくり味わうことができました。気になったことを一つ。登場人物の一人に海外からの郵便物が送られてくるのですが、管轄の郵便局名が実際とは(おそらく)違っているように思います。小さいことですが。

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    2012年07月08日
  • 佐伯警部の推理

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    北海道警シリーズの第2シーズン。
    佐伯が札幌ではなく函館で事件を追う。
    お馴染みのメンバーとジャズといったイメージが強かったので、まだ登場人物が把握できず面白みは半分かなあ?

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    2026年07月30日
  • 横浜共同租界

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    歴史改変小説は、もういいかなと言いながら手にして後悔。今回も、どんな大変なことやらかして逃亡、昌馬とドキドキしたが、オチと解決に向かうドタバタあまり納得できない。ただ、歴史改変ではなく、未来予測小説と読めるのが怖い。「スパイ防止法の制定で社会全体が刑務所化し、都市インフラも再開発も遅れている共同租界は魅力ある都市ではないが逃げ込んで来る人が増えている」

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    2026年07月18日
  • 秋葉断層

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    佐々木譲にしてはやけに薄い本やなと思ったら、中盤以降の展開が急すぎて最後も何やら中途半端で終わったな。水戸部刑事の執念の捜査が見所かな。

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    2026年07月15日
  • 北海道警察10 樹林の罠

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    北海道警察シリーズ。それぞれ関係ない事案が一つの事件につながっていく。遊軍の刑事が解決して逮捕する。
    それぞれの事案の人物が途中ごちゃごちゃになることもあったが、なんとか大丈夫だった。あまり間を空けずに読むと良いかもしれない。

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    2026年07月12日
  • 北海道警察 11 警官の酒場

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    ネタバレ

    道警シリーズ。
    これで第1シーズンが終わるとのことなので、覚悟して読む。
    トクリュウによる犯罪がメインで今の時代の犯罪といった感じ。いつものように冷静な語り口で話は進んで、思っていたシーズンクライマックス!!みたいな盛り上がりはなく落ち着いた終わり方だった。
    津久井さんの怪我はかなり痛そうだったな。。

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    2026年07月10日
  • 北海道警察10 樹林の罠

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    道警シリーズ。
    すっかりお馴染みのメンバーが今回もいいチームワークを見せる。
    ススキノはいかにも歓楽街といった感じだけど、ぼったくりはどのくらいあるんだろう?
    歌舞伎町ほどはないだろうけど。。
    今回から佐伯が父親と同居していて、そんなプライベートな葛藤もちらちら見せてくれるからおもしろい。

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    2026年07月09日
  • 横浜共同租界

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    横浜が多国の共同租界になっていたら… 刑事を辞めた私立探偵のもとに人探しの依頼が来て―― 綿密で解像度の高い歴史改編SF小説

    ■あらすじ
    第二次大戦後の横浜、講和条約として5カ国によって共同統治されることになった共同租界が舞台。元租界警察で、今は無免許の私立探偵を営んでいる長堂のもとに、ある女性から人探しの依頼が来る。

    彼女の弟であり、IT企業に勤めているらしいのだが、無理やり拉致されてしまった可能性もある。果たして彼を見つけ出すことはできるのか…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    本作は時代設定は現代でありながらも、もし歴史が変わってたらという歴史改編SF。横浜がアメリカや中国など複数の国

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    2026年07月05日
  • 真夏の雷管

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    ネタバレ

    道警シリーズ8作目。
    前作のような恋愛話はさほどなく、今回は爆弾にまつわる事件なので緊迫感があった。
    最後は思ったよりあっさりしていたけど、それも良しかな。いつものバーに集まる仲間たちがいるっていいね。

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    2026年06月29日
  • 横浜共同租界

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    もし日本が日露戦争に負けていたらの世界を描いた3部作は、なかなか面白かったのでそれの二番煎じの印象。戦後に横浜が上海のような租界になったり、日本がファシズムに暴走したりはちょっと荒唐無稽すぎるのと、事件自体が底が浅くあまり興趣を引かれない。それなら現実にありえたような北海道の分割統治下での冷戦のサイドストーリみたいな小説の方が面白いと思うが。北海道はお得意だろうし。。

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    2026年06月26日
  • 警官の条件

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    次章のこっちの方が、スピード感があって楽しく読めたように思う
    ただし、
    登場人物が多すぎ、且つ、主だったキャストか否かが判明しづらい。誰だっけ、となることが多い
    視点がかなり頻繁に切り替わる。切り替え時にボヤッとしていると気付かないまま進み、アレっとなる

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    2026年06月23日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    最後がなー
    展開もあってサクサク読んだけど
    最後がなー
    すっきりしないというかへーというかあまり面白くない結末
    これだけ引っ張って
    これかぁ
    というのが感想

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    2026年06月15日
  • 横浜共同租界

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    舞台は2026年の横浜。ただし中心部が米英仏中露、5カ国の共同租界となっている。ただSFという訳ではない。単にその方が舞台設定がハマると考えたのだろうが、成功しているとは思えない。ストーリー展開に必要とも思えない。
    主人公は警察崩れの探偵、免許なし。バーの上に住む。ハードボイルドだ。ちょっと魅力的ではあるが、租界設定と密接な関係があるとも思えない。
    関係ないが、てにおは等みすが多い。真面目に校正をやってほしい。

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    2026年06月14日
  • 鉄騎兵、跳んだ

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     警察小説で名高い著者の表題作含む初期短編5編を収めた作品集。スポーツ小説集と言ってもいいかもしれない。ただタッチは決して軽くなく、重厚な感じを受ける。

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    2026年06月08日
  • 裂けた明日(新潮文庫)

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    佐々木譲『裂けた明日』新潮文庫。

    内戦により国内が分断された近未来の日本を舞台にした逃避行ロードノベル。

    現実と虚構とが入り混じった設定の中、緊迫感あふれる逃亡劇が描かれるのだが、さもありなんというありふれた結末だった。

    作中では、東日本大震災、新型コロナウイルス感染禍の他に日本は南海トラフ地震に見舞われたという設定になっている。その後に2つの政府が争い、内戦状態になった日本の混沌とした姿が描かれるのだが、決して架空の話とは思えない。

    今年で戦後から81年となる日本には今だに米軍が駐留し、米国は密かに日本政府に多大なる影響を与えている。日本政府など米国の傀儡政府に過ぎないのかも知れない

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    2026年06月03日
  • 裂けた明日(新潮文庫)

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    どういう状況か理解するのに時間がかかったけど、リアルな感じというか、こんなことあったらこうなるかなというのが凄く絶妙で面白かった。
    東京とか、出てきた場所に土地勘があったらもっと楽しめただろうなー

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    2026年06月02日
  • 回廊封鎖

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    かつて日本中で利用者からひどい搾取をした
    消費者金融「紅鶴」関係者へ報復するお話
    清掃会社を経営する主人公は元紅鶴の利用者
    そしてそこで働くみんなも。
    緻密な計画と実行力で何件か報復を成功させてある。
    突然湧いて出た大物ターゲット、紅鶴社長の息子で元専務。国際的なパーティーと厳戒態勢の警備の中、今回の計画も成功するのだろうか。
    そんな主人公の企みに気付きそうな警官もいて。

    もちろん報復は良くないことですが、
    自分たちの正義を強く感じるため
    ついつい主人公グループを応援してしまいたくなるお話しでした。

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    2026年05月20日