佐々木譲のレビュー一覧

  • ユニット

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    冒頭のシーンはかなりグロイ。一気に主人公に感情移入するほどに加害者を憎悪させる描写だ。少々厚みのある本だけど一気に読ませてしまう。悪を徹底的に悪にしきっている所が、小気味いい。これなら「何が善で何が悪か」なんて考えないで、ストレートに入っていける。でも、一気に読ませるだけのエンタメ小説で終わらない、何かが残る作品。

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    2011年09月04日
  • 夜にその名を呼べば

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    ネタバレ

    2008/5/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2021/4/17〜4/21

    1992年の作品。1986年、ソ連崩壊前のベルリンで、ココム違反の貿易を行ったとして、日系企業の社員である神崎哲夫は追い詰められる。さらには、殺人犯としても陥れられ、起死回生の一策として東ベルリンに亡命する。20年後、日本に居た関係者たちに神崎からと思われる手紙が届く。小樽港に集められた関係者たちが次々殺されていく。果たして・・・。ちょっと古い感じもするが、久しぶりにこういうタイプの小説を読んだ。90年代初頭は志水辰夫さんなど、こういう作品がたくさんあったなぁ。やっぱりこういうの好きだ。

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    2021年04月21日
  • 夜にその名を呼べば

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    16年ぶりの再読。初めて読んだときは、結末にやや拍子抜けした覚えがあるのですが、今回は一部ハード、反面ロマンティックな描写もある物語をじっくり味わうことができました。気になったことを一つ。登場人物の一人に海外からの郵便物が送られてくるのですが、管轄の郵便局名が実際とは(おそらく)違っているように思います。小さいことですが。

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    2012年07月08日
  • 暴雪圏

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    川久保篤巡査部長シリーズ第ニ弾。3月末、北海道東部を爆弾低気圧・彼岸荒れが襲う。この大雪の描写は佐々木氏ならでは。猛烈な吹雪で道路は通行不能となり、ペンション『グリーンルーフ』には行き場を失った人々が逃げ込んできた。強盗殺人犯人、不倫関係の二人、義父の性被害から逃げる女子高生と彼女を乗せたトラックドライバー、事務所の金を盗んだ会社員、旅行中の夫婦。強盗殺人犯はそこでさらに犯罪を犯す。川久保巡査はいかに対応するのか、、、なんかラストは尻切れトンボ。えーこれで終わりなの。

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    2026年09月03日
  • 秋葉断層

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    シリーズ3作の中で唯一行ったことがある場所だったので、風景をイメージしやすかった
    事件自体はモヤモヤとした終わり方、第1作が1番好きだったな

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    2026年08月31日
  • ベルリン飛行指令

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    ネタバレ

    太平洋戦争開戦前夜、ヒトラーの無茶振りもとい要請で日本海軍は零戦2機をベルリンまで飛ばすことになる。インドやイラクの反英勢力と交渉してルートを確保し、曰く付きのパイロット2人が超長距離飛行に挑む。

    3章で2人はやっと飛び立つが早々に敵陣営への情報漏洩が発覚する。が、どこから漏れたかは最後までわからない。登場人物の1人が謎の呼び出しを食らうが誰が何の目的で呼び出したかは最後までわからない。ミステリーだと思って読んでたのできっとこれらの真相が明らかになるんだろうなぁと期待したら(私の読解力不足かもしれないが)肩透かしを食らった。

    冒険小説なら☆5だけどミステリーとしては☆2くらい

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    2026年08月24日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    アンソロジー作品『戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー』を読みました。
    警察小説ばかりを収録したアンソロジー作品です。

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    今を時めく警察小説の書き手が紡ぐ、傑作短篇集第2弾!

    入れ墨の男とのトラブルが呼ぶ悲劇、若き警官が追う連続窃盗犯、動機のつかめない放火魔、30年前に解決したはずの事件に自首してきた男、突然駐在所勤務を希望した警官の真意、若き警視が挑む滅多刺し死体遺棄事件、スパイ容疑のかかったロシア人武官の追跡。人気作家7名が、それぞれに趣向を凝らした珠玉の警察ミステリー。
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    2024年(令和6年

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    2026年08月08日
  • 佐伯警部の推理

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    北海道警シリーズの第2シーズン。
    佐伯が札幌ではなく函館で事件を追う。
    お馴染みのメンバーとジャズといったイメージが強かったので、まだ登場人物が把握できず面白みは半分かなあ?

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    2026年07月30日
  • 横浜共同租界

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    歴史改変小説は、もういいかなと言いながら手にして後悔。今回も、どんな大変なことやらかして逃亡、昌馬とドキドキしたが、オチと解決に向かうドタバタあまり納得できない。ただ、歴史改変ではなく、未来予測小説と読めるのが怖い。「スパイ防止法の制定で社会全体が刑務所化し、都市インフラも再開発も遅れている共同租界は魅力ある都市ではないが逃げ込んで来る人が増えている」

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    2026年07月18日
  • 秋葉断層

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    佐々木譲にしてはやけに薄い本やなと思ったら、中盤以降の展開が急すぎて最後も何やら中途半端で終わったな。水戸部刑事の執念の捜査が見所かな。

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    2026年07月15日
  • 北海道警察10 樹林の罠

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    北海道警察シリーズ。それぞれ関係ない事案が一つの事件につながっていく。遊軍の刑事が解決して逮捕する。
    それぞれの事案の人物が途中ごちゃごちゃになることもあったが、なんとか大丈夫だった。あまり間を空けずに読むと良いかもしれない。

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    2026年07月12日
  • 北海道警察 11 警官の酒場

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    ネタバレ

    道警シリーズ。
    これで第1シーズンが終わるとのことなので、覚悟して読む。
    トクリュウによる犯罪がメインで今の時代の犯罪といった感じ。いつものように冷静な語り口で話は進んで、思っていたシーズンクライマックス!!みたいな盛り上がりはなく落ち着いた終わり方だった。
    津久井さんの怪我はかなり痛そうだったな。。

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    2026年07月10日
  • 北海道警察10 樹林の罠

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    道警シリーズ。
    すっかりお馴染みのメンバーが今回もいいチームワークを見せる。
    ススキノはいかにも歓楽街といった感じだけど、ぼったくりはどのくらいあるんだろう?
    歌舞伎町ほどはないだろうけど。。
    今回から佐伯が父親と同居していて、そんなプライベートな葛藤もちらちら見せてくれるからおもしろい。

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    2026年07月09日
  • 横浜共同租界

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    横浜が多国の共同租界になっていたら… 刑事を辞めた私立探偵のもとに人探しの依頼が来て―― 綿密で解像度の高い歴史改編SF小説

    ■あらすじ
    第二次大戦後の横浜、講和条約として5カ国によって共同統治されることになった共同租界が舞台。元租界警察で、今は無免許の私立探偵を営んでいる長堂のもとに、ある女性から人探しの依頼が来る。

    彼女の弟であり、IT企業に勤めているらしいのだが、無理やり拉致されてしまった可能性もある。果たして彼を見つけ出すことはできるのか…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    本作は時代設定は現代でありながらも、もし歴史が変わってたらという歴史改編SF。横浜がアメリカや中国など複数の国

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    2026年07月05日
  • 真夏の雷管

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    ネタバレ

    道警シリーズ8作目。
    前作のような恋愛話はさほどなく、今回は爆弾にまつわる事件なので緊迫感があった。
    最後は思ったよりあっさりしていたけど、それも良しかな。いつものバーに集まる仲間たちがいるっていいね。

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    2026年06月29日
  • 横浜共同租界

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    もし日本が日露戦争に負けていたらの世界を描いた3部作は、なかなか面白かったのでそれの二番煎じの印象。戦後に横浜が上海のような租界になったり、日本がファシズムに暴走したりはちょっと荒唐無稽すぎるのと、事件自体が底が浅くあまり興趣を引かれない。それなら現実にありえたような北海道の分割統治下での冷戦のサイドストーリみたいな小説の方が面白いと思うが。北海道はお得意だろうし。。

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    2026年06月26日
  • 警官の条件

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    次章のこっちの方が、スピード感があって楽しく読めたように思う
    ただし、
    登場人物が多すぎ、且つ、主だったキャストか否かが判明しづらい。誰だっけ、となることが多い
    視点がかなり頻繁に切り替わる。切り替え時にボヤッとしていると気付かないまま進み、アレっとなる

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    2026年06月23日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    最後がなー
    展開もあってサクサク読んだけど
    最後がなー
    すっきりしないというかへーというかあまり面白くない結末
    これだけ引っ張って
    これかぁ
    というのが感想

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    2026年06月15日
  • 横浜共同租界

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    舞台は2026年の横浜。ただし中心部が米英仏中露、5カ国の共同租界となっている。ただSFという訳ではない。単にその方が舞台設定がハマると考えたのだろうが、成功しているとは思えない。ストーリー展開に必要とも思えない。
    主人公は警察崩れの探偵、免許なし。バーの上に住む。ハードボイルドだ。ちょっと魅力的ではあるが、租界設定と密接な関係があるとも思えない。
    関係ないが、てにおは等みすが多い。真面目に校正をやってほしい。

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    2026年06月14日
  • 鉄騎兵、跳んだ

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     警察小説で名高い著者の表題作含む初期短編5編を収めた作品集。スポーツ小説集と言ってもいいかもしれない。ただタッチは決して軽くなく、重厚な感じを受ける。

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    2026年06月08日