ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
11pt
祖父を探していると女性は言った。祖母は安西早智子といい、未婚のまま出産、何も語らずに亡くなった。裕也はその名を知っていた。古い記憶が甦る。一九七六年ベルリン国際映画祭、祝祭の夏。あのとき彼女に何があったのか。祖父とは誰か。探索の果て裕也が辿りついた真実とは。過去と現在が交錯する人生探しのミステリー。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
本庄は、50年近く前の1976年夏、ベルリン国際映画祭に企業側の担当者として参加していた。 スポンサー側からの派遣なので裏方に徹していたが、その映画に出演していた若いシンガー・ソングライターが祖母であり、未婚のまま母を産み育てたが亡くなり、母でさえ父が誰か知らないというので探してほしいと若い女性から...続きを読む言われる。 当時の参加者たちを辿っていくうちに見えてきたものとは…。 過去を振り返るうちに蘇ってくることのすべてが映画に絡んでくる。 ついに真実が見えてきたが、それもある映画の内容が実在のことなのでは…と感じたからで。 そこから辿り、すべてが明らかになる。 そこには確かな愛があり、苦渋の思いで決断したことだったのだろう。 今更、誰を恨むというのも違う気がするが、当時の社会情勢や差別がそうさせたのか?と思うとなんとも複雑である。 ラストが美しい。 やはり、問いかけは始まりと同じだった。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
遥かな夏に
新刊情報をお知らせします。
佐々木譲
フォロー機能について
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
左太夫伝
秋葉断層
真夏の雷管
憂いなき街
英龍伝
エトロフ発緊急電
愚か者の盟約
「佐々木譲」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲遥かな夏に ページトップヘ