佐々木譲のレビュー一覧

  • 雪に撃つ

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    道警シリーズ9作目。
    もう9作目なんだ……なんだか感慨深い。
    淡々と物語は進んで行くんだけどたまーに入る恋バナ(今回は新宮)にニヤッとしてしまう。
    佐伯と小島さん、、もどかしいね。。

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    2023年03月12日
  • 雪に撃つ

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    おなじみの道警シリーズ第…何弾かしら?

    安定感はあるものの少し安定しすぎてて冗長な感じがしたかなー。シリーズでやってる以上当たりはずれがあるのは分かっちゃいるけども。

    キャラ達は勝手に動き出すし、その動きは魅力的で思った通りに動いてくれてるので続きものとしてはばっちりだとは思うけどね。

    話の展開はどっかで読んだような感は否めなかった。氏の面白い作品は他にもあるので、少しばかりキャラに操作されてしまったんかもしれないね。

    とはいうものの、あっという間に読んだことには違いない。派手ではないもののワクワクがあって今後に繋げる展開も普通に気になる。続刊楽しみ!ってなるよね。

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    2023年03月01日
  • 北海道警察10 樹林の罠

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    道警シリーズ

    閑職に追いやられている感じの佐伯だが、事務所荒らしの捜査が繋がっていく。
    安定の展開。
    コロナ禍の町や人の様子などが組み込まれているが、「マスク」に関する供述が少ししつこく感じた。

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    2023年02月27日
  • 北海道警察10 樹林の罠

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    テンポ良くさらさらーっと読め、面白かった。
    事件もいつものメンバーがコヨリをよるように佐伯の下に収斂して行き、スピード解決。
    佐伯の読みがビタビタ過ぎですが、本流に戻る日は来るのか

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    2023年02月23日
  • 廃墟に乞う

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    主人公は、過去の事件によるPTSDで休職中の刑事。心療内科を受診しながら、いささか暇を持て余している。そんな彼の元へ、過去何かしらの事件で関わりをあった人達から、相談の形式で事件解決の依頼が入る。それぞれの事件を扱った、6編の連作短編。
    休職中という立場から事件に関わるので、捜査の主体とはならず、依頼者の話から事件周囲の人間関係、その背景を探りながら、真相に近づく。
    推理する構成にもなっているけど、一緒に流れを読みましょうという感じ。緊迫感ばかりの刑事物よりも、好きかもしれない。
    「廃墟に乞う」は、犯人の男の少年時代の家庭背景と過去と現在の事件が悲しい結末となった。

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    2023年02月20日
  • 北海道警察10 樹林の罠

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    久しぶりの道警シリーズ。
    発売の間隔が空いたし、前作で佐伯と小島の関係も解消されてしまったので、もう続編はないものかと思っていたが、しれっと発売されていた。
    父親の介護をしながら、盗犯係の仕事を続ける佐伯と機捜の津久井、生安の少年係の小島。
    時間が経っても、所属も相棒も変わらない安定のシリーズ。
    ひき逃げ事件を追う津久井、事務所荒らしを捜査する佐伯、旭川から来た少女を保護した小島。
    いつも通り、別々の事件を扱っているようで、話が進むと共に点と点が線となっていく。
    ちょっと強引?とも思うけど、あまり土地が広くない関東では聞かない森林詐欺と言うテーマが面白かった。
    コロナも無かったことにせずに、コ

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    2023年01月28日
  • 北海道警察10 樹林の罠

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    北海道警シリーズ第10弾。

    道警大通署刑事課の佐伯と新宮、生安課の小島、機搜の津久井などお馴染みのメンバーがそれぞれに担当していた事件が一つの事件に収斂していくいつものパターン。そして捜査本部ができているにもかかわらず、このメンバーたちの活躍で事件が解決してしまうところも相変わらずのご都合主義で、このシリーズの固定客じゃなかったら白けるところ。

    でもシリーズを全作を追っかけてきた者にとってはそれでいいのだ。
    組織に逆らい飼い殺しにされているポストでも腐ることなく職務を全うする佐伯と新宮の刑事としての矜持に胸を熱くし、結婚も視野にあった佐伯と小島が大人の事情で別れを選択したことに胸を痛めるな

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    2023年01月24日
  • 廃墟に乞う

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    心の回復のため休職中の刑事、仙道
    事件に関わるたび復帰に向かっているのを感じられた
    北海道各地、地元の警察にいい顔はされないも、真相に近づく助言をしたりと優秀さがわかる
    はっきりとは書かれないものの恋心があるのかなという相手に助けを求められ足を運び、苦しい結末になるのが…何とも悲しい

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    2023年01月22日
  • 抵抗都市

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    仮想東京の話で最初はピンと来なかったが、そのうち我慢して読んでいくと、だんだんと頭に入ってきた。
    でも、うーん、
    評価はこんなもんかな。

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    2023年01月13日
  • 雪に撃つ

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    道警シリーズ9作目
    さっぽろ雪まつり前日から当日にかけて、窃盗、家出、発砲事件が重なり繋がり…さらに外国人労働者の問題も絡んでますます複雑な事件に
    同時刻にそれぞれの事件を追う刑事たちの様子が組み合わさりながらどんどん進んでいくのでスピード感あり!(少々混乱することも)
    佐伯さん、やはり優秀な方…昇進しないのかな?小島さんとは?家族のことも…と気になるところで終わってしまったな

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    2022年12月12日
  • 北帰行

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    だいたい20年ぶり、になるだろうか。やはりハードボイルド健在、でしたね。臨場感たっぷりの迫力あるガンバトル、息をつかせぬ逃避行、まさに十八番ですね。こんなの読んだせいか、久しぶりにエトロフ発、読み返そうっと。

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    2022年12月09日
  • 裂けた明日

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    架空の近未来日本での逃避行は、偶然ではなく、必然だった。
    戦争からの国際平和維持軍の駐留と国土の分断、内戦と難民。近年世界で起きていることを日本に置き換えて描かれて、悲惨な難民の状況の一端を感じられた。
    ただ、架空世界にいまひとつ入り込めなかった。

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    2022年11月18日
  • エトロフ発緊急電

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    ネタバレ

    それぞれ別個の人物を軸に幾つもの話題が展開されていたが、後半に向かって収束していき、択捉で全ての顛末を迎える。この全体の流れ、とても好き
    国全体の流れとしては知っている出来事でも、それを個々人の視点で述べるという試みはやはり新鮮で好き。人間味のある行動の一つ一つ
    何より人生をかけてこれだけの行動を成したにもかかわらず、還元されることなく無に帰したというのも無情、現実は小説よりも奇

    エピローグ、少し助長ではという印象もあり、むしろプロローグとして書いても収まりは良さそう

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    2022年11月08日
  • 裂けた明日

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    ネタバレ

    仮想近未来がおぞましく描かれる。福島第一原子力発電所の事故処理に追われる現時点までの歴史は、史実に沿っている。その後「あの病気」の蔓延と南海トラフ地震に見舞われたようで、日本経済は凋落の一途だ。アジアでは朝鮮半島が高麗連邦という統一国家となって日本を凌駕し、「あの戦争」に至る。衰退した日本はわずか40日であっけなく降伏すると、傀儡に甘んじつつ同盟国として縋ってきた米国にさえ牙を向かれる。そして内乱で、もはや立ち直る手立てなし。主人公の沖本が同じ時代の生まれに設定されており、笑うに笑えぬどころか恐怖が募る。

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    2022年11月07日
  • 制服捜査

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    佐々木譲氏の警察小説。連作短編。北海道警察シリーズではないが、北海道十勝の駐在所勤務の巡査部長が活躍。推理が当たりすぎることに若干の違和感がありますが、警察小説らしいです。

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    2022年11月07日
  • エトロフ発緊急電

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    3.8的3です。
    真珠湾攻撃開戦前夜という時代です。日系二世のスパイとロシア人が父の私生児のゆきの、悲しい物語でした。

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    2022年10月27日
  • 人質

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    こちらも会社の先輩からお借りした一冊。

    代議士へ3億円のゆすり。
    代議士秘書の隣の家の自家用車盗難事件。
    そこから場面は藻岩山へ移り、人質監禁事件へ。。。

    一見、何の関係もなさそうな事件が、次第に一つの着地点へ、、、

    うーーーーーん、、、
    面白くないわけではない。
    一気読みしてしまった。

    だけど何だろう??
    新堂冬樹先生の銀行籠城のほうが、もっと臨場感があってドキドキしたな。。。

    監禁されている状況が、犯人の1人はとてもいい人だったり、武器を持っていなかったり、監禁されている人間の手足が自由であったり、トイレも自由だったりすることから、少し緊張感に欠けたのか???

    最後はしっかり収

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    2022年10月24日
  • 裂けた明日

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    「まさか」と笑い飛ばせない没落の末、戦争仕掛け敗戦で日本占領。現状だって、「若い世代でいまの日本の姿を想像できたものなど、誰ひとりいなかった。こうまでも無残に破滅し、国家の体裁さえ失ってしまうとは」と同じ状況。佐々木さんお得意のロシアによる占領よりは遥かに現実的で未来予測小説だけど、終わり方が…。

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    2022年10月16日
  • 制服捜査

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    北海道のある町の元刑事の駐在の話
    5個の短編が時系列で進んでいく。
    田舎独特のルール、偏見、差別も絡み話を面白くしている。
    3.7

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    2022年10月13日
  • 北辰群盗録

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    先日の読書会でお借りした1冊。
    佐々木譲さんの本はたしか警官の血以来かな。

    箱館戦争降伏の伝令中に失踪、5年後、共和国奇兵隊を名乗る盗賊の頭領として再び姿を現した兵頭。
    元幕臣で5年前には新政府軍に対して共に兵頭と戦った矢島従太郎は、その兵頭率いる共和国奇兵隊の討伐隊に送り込まれる。
    開拓が進む北海道で、かつては同じ理想を共にしたた2人の壮絶な戦いが描かれる本作。
    白兵戦、銃撃戦、戦いのかけひき、そのどれもが臨場感ある見事な筆致で、アクションものを小説で読み慣れていないわたしでもぐいぐい引き込まれる。
    史実とファンタジーの間をいく物語だと思うのだけど、ここらへんの歴史的教養があれば絶対もっと

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    2022年10月12日