警官の掟(新潮文庫)

警官の掟(新潮文庫)

924円 (税込)

4pt

東京湾岸で男の射殺体が発見された。蒲田署の刑事は事件を追い、捜査一課の同期刑事には内偵の密命が下る――所轄より先に犯人を挙げよ。捜査線上に浮上する女医の不審死、中学教師の溺死、不可解な警官の名前。刑事の嗅覚が事件の死角に潜む犯人を探り当てたとき、物語は圧巻の結末になだれこむ。徹底したリアリティと重厚緊密な構成で警察小説の第一人者が放つ傑作長編。『犬の掟』改題。(解説・吉野仁)

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警官の掟(新潮文庫) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年12月25日

    引き込まれた。
    同期の破多野と松本。
    7年後の彼らの再会はとても悲しいものだった。
    文章から目が離せない状態で最後まで読んでしまいました。

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    Posted by ブクログ 2019年09月04日

    流石の佐々木譲さんという読み応えのある作品でした。
    所轄の捜査と本庁の捜査が交互に進んでいくのが最初は読みづらさを感じたが、段々と引き込まれていき一気読み。犯人がわかってからの急展開にビックリし、凄いラストでした。

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月13日

    やー面白かった。氏の真骨頂。二軸で動く地味な地取り捜査をじわじわと進めていってラスト衝撃的な展開に繋がる気持ちよさ。

    いや、終わり方としては爽快な感じではないので、ある種イヤミスだけどそれもまた作品の空気感にマッチしてて良かった。

    躍動感ある作品も好きではあるけど、結構な頁数のほんの数ページしか...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月05日

    暴力団や半グレの事件のようで、どことなく不気味な勢力の関与を匂わせる展開。
    法で裁けなかった犯罪者に対する私的制裁なのか、最後の方まで真相は分からず、結末には驚いた。
    「警官の」三部作という触れ込みですが前二作との関係は感じられず、ただ、警察官も人間なんだというメッセージは共通していたように思う。

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    Posted by ブクログ 2019年03月17日

    「警官の掟」
    犬の掟の改題。


    巨大な倉庫で起こる活劇シーンから始まる。それから七年後の十月初旬、東糀谷で暴力団員の深沢が殺された。蒲田署刑事課に異動してきた波多野は、同じ署へ異動してきた門司と七年ぶりに先輩後輩と言う間柄でコンビを組むことになった。二人は容疑者に浮上していた半グレ軍団に聞き込み...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月08日

    暴力団員の殺人事件の操作にかかわる二人の警察官は、数年前の事件で負傷した者と助けた者であった。当初、暴力団と半グレ集団の抗争と思われた一件は、徐々に連続殺人の様相を示す。佐々木譲氏らしい、警察官の特異性を前面に押し出しつつ、ミステリとしての完成度も高い作品でした。

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    Posted by ブクログ 2018年05月28日

    東京湾で発見される死体、所轄の刑事とその同期の捜査一課の刑事が事件を追う。少々長い気がするけれど、じっくりと事件を捉え、最後はそう来ましたかと。二人(二組)の捜査が順番に書かれてて、着実に進んでるって感じで良かったけれど、二人の絆に関しては、最初だけで弱いように感じが。誰か寄りのもう少し深い心情があ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年05月27日

    「警官の掟」とあるが、「警官の血」シリーズとは関係はない。
    犯人の出現が、あまりにも唐突で(予想は出来たけれども)、犯人捜しについての伏線も最後の方まで出現しない。
    かつ、動機についても全く共感は持てない。
    作者は別に共感は求めていないと思うが。
    代わりに、読者をミスリードしようとしているのだろうエ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年05月15日

    笑う警官シリーズと変わらない感があったが、終盤ですごい展開になった。死を目の前に迎え、いったいどんな心境になるのか想像も及ばないが、本作ではそこまで踏み込んだ・・・のか?

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    Posted by ブクログ 2023年07月18日

    ●久しぶりに読んだ警察モノ
    ●丹念な捜査の描写は良かった。
    ●最後がなんとも拍子抜けだし、動機が弱いなあ…尻切れトンボ感ある。前半が良かっただけに余計に感じるね…

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