佐々木譲のレビュー一覧

  • 警官の条件

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    次章のこっちの方が、スピード感があって楽しく読めたように思う
    ただし、
    登場人物が多すぎ、且つ、主だったキャストか否かが判明しづらい。誰だっけ、となることが多い
    視点がかなり頻繁に切り替わる。切り替え時にボヤッとしていると気付かないまま進み、アレっとなる

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    2026年06月23日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    最後がなー
    展開もあってサクサク読んだけど
    最後がなー
    すっきりしないというかへーというかあまり面白くない結末
    これだけ引っ張って
    これかぁ
    というのが感想

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    2026年06月15日
  • 横浜共同租界

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    舞台は2026年の横浜。ただし中心部が米英仏中露、5カ国の共同租界となっている。ただSFという訳ではない。単にその方が舞台設定がハマると考えたのだろうが、成功しているとは思えない。ストーリー展開に必要とも思えない。
    主人公は警察崩れの探偵、免許なし。バーの上に住む。ハードボイルドだ。ちょっと魅力的ではあるが、租界設定と密接な関係があるとも思えない。
    関係ないが、てにおは等みすが多い。真面目に校正をやってほしい。

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    2026年06月14日
  • 鉄騎兵、跳んだ

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     警察小説で名高い著者の表題作含む初期短編5編を収めた作品集。スポーツ小説集と言ってもいいかもしれない。ただタッチは決して軽くなく、重厚な感じを受ける。

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    2026年06月08日
  • 裂けた明日(新潮文庫)

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    佐々木譲『裂けた明日』新潮文庫。

    内戦により国内が分断された近未来の日本を舞台にした逃避行ロードノベル。

    現実と虚構とが入り混じった設定の中、緊迫感あふれる逃亡劇が描かれるのだが、さもありなんというありふれた結末だった。

    作中では、東日本大震災、新型コロナウイルス感染禍の他に日本は南海トラフ地震に見舞われたという設定になっている。その後に2つの政府が争い、内戦状態になった日本の混沌とした姿が描かれるのだが、決して架空の話とは思えない。

    今年で戦後から81年となる日本には今だに米軍が駐留し、米国は密かに日本政府に多大なる影響を与えている。日本政府など米国の傀儡政府に過ぎないのかも知れない。

    そんな米国が日本政府のやり方が気に入らなければ、直ぐにでも戦争を仕掛けてくるだろう。主要産業が軍事兵器で国家事業が戦争と言っても過言ではない米国が突如仕掛けたイランやキューバへの軍事攻撃を見れば、その脅威は明らかである。


    海外からの平和維持軍に占領された日本に平和維持軍の傀儡政府である国民融和政府が打ち立てられ、それに対抗する北の反政府組織が結び付いて盛岡政府が打ち立てられ、日本は内戦により国内が分断されていた。

    盛岡政府と国民融和政府との軍事境界線の近くである福島の二本松市に住む定年後に独り暮らしを続けていた沖本信也の家に沖本の大学時代の同級生の娘と言う酒井真智とその娘で11歳になる由奈が現れる。真智と由奈はテロリストの疑いを受け、北から逃避行を続けていたのだ。

    沖本は東京を目指す2人を安全圏まで送り届けることを決意し、民兵や検問を掻い潜るために福島第一原子力発電所の放射能汚染地域を通り抜け、竜田駅を目指す。しかし、次々と襲い掛かる危機に沖本も2人と共に東京へと向かうことになる。

    本体価格850円
    ★★★

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    2026年06月03日
  • 裂けた明日(新潮文庫)

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    どういう状況か理解するのに時間がかかったけど、リアルな感じというか、こんなことあったらこうなるかなというのが凄く絶妙で面白かった。
    東京とか、出てきた場所に土地勘があったらもっと楽しめただろうなー

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    2026年06月02日
  • 回廊封鎖

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    かつて日本中で利用者からひどい搾取をした
    消費者金融「紅鶴」関係者へ報復するお話
    清掃会社を経営する主人公は元紅鶴の利用者
    そしてそこで働くみんなも。
    緻密な計画と実行力で何件か報復を成功させてある。
    突然湧いて出た大物ターゲット、紅鶴社長の息子で元専務。国際的なパーティーと厳戒態勢の警備の中、今回の計画も成功するのだろうか。
    そんな主人公の企みに気付きそうな警官もいて。

    もちろん報復は良くないことですが、
    自分たちの正義を強く感じるため
    ついつい主人公グループを応援してしまいたくなるお話しでした。

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    2026年05月20日
  • 廃墟に乞う

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    ある事件によるトラウマで休職中の仙道が出会う事件の数々、全6話の短編

    初めての著者作

    全話に割と共通しているのは、
    読者の想像に委ねながら、その"余地"が広いということ。
    しっかりと最後まで描くことは無いだろうが、ちょっと物足りない。
    まるでライブでボーカルがマイクを観客に向けるかのよう。
    そしてその割合が多い。
    そんな印象だった。

    好みの問題でもあろうが、もっとスッキリさせて欲しかったかな。

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    2026年05月11日
  • 秋葉断層

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    ネタバレ

    〈特命捜査対策室〉シリーズ第三弾。

    27年前のひき逃げ事件を追う。
    その裏に隠された真相は単純なひき逃げ事件ではなかったのですが、普通のミステリーや刑事小説tのようにスピード感がなく、硬直した捜査進行とかがイライラしつつも面白い。
    秋葉の歴史や土地の事情なども興味深く、ラストの結末は悔しいかな。

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    2026年04月18日
  • 佐伯警部の推理

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    今度は警部となった佐伯が函館で活躍する。途中で展開が読めてしまい盛り上がりキレなかった。残念。3.3

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    2026年04月02日
  • 秋葉断層

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     最後は、歯がゆい結末でした。

     少しづつ、詰めてつぶしていくとこがいいですね。

     楽しく読めました。

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    2026年03月30日
  • 分裂蜂起

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    後半は一気読み。パラレルワールド的なフィクションなので歴史説明や地理解説はある程度必要だろうけどやや冗長で読み飛ばしてしまった。ラスト現実に融合された感あるが、続編あるか?

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    2026年03月08日
  • 佐伯警部の推理

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    「道警」シリーズ第2弾
    警部に昇進し、札幌から函館方面本部捜査課に配属

    佐伯は淡々としているため、周りの登場人物が如何に魅力的かだと思うが、まだ新シリーズ第1弾のためか弱い

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    2026年03月03日
  • 鉄騎兵、跳んだ

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    短編集でした。
    バイクものだろうと思って読んでみた。
    悪くない。
    ただ、作中の年代が古い…
    5篇あって最後のだけバイク出てこないし異質…

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    2026年02月01日
  • 雪に撃つ

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    道警シリーズ9番目。
    お馴染みのメンバーが札幌の雪まつり前夜祭に起こった自動車窃盗事件から始まった拳銃発砲事件に望む。
    雪まつりは地元以外にも観光客が多数訪れる一大イベントである。
    そんな中、これ以上の発砲等で大きな事件が起こるのは防ぎたい道警。
    メンバーたちは雪まつりどころではないが、道警らしいイベントが舞台なのは、なかなか興味深い。

    2025.12.15

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    2025年12月15日
  • エトロフ発緊急電

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    1990年第8回 日本冒険小説協会大賞
    1990年第43回 日本推理作家協会賞(長編部門)1990年第3回 山本周五郎賞

    『ベルリン飛行指令』
    『ストックホルムの密使』
    と共に佐々木譲の戦争三部作の1作

    そして、今日は真珠湾攻撃のその日。
    本書冒頭の「はしがき」にも
    〈1941年12月7日、オアフ島真珠湾の米国海軍太平洋艦隊基地が奇襲された〉
    と始まり、歴史上の重大な瞬間へと読者を引き込んでいきます。

    ストーリーの基軸は、真珠湾攻撃の情報がアメリカ側の日系人スパイによって事前に察知されていたのか、そして第二次世界大戦中の諜報活動とはどのように行われていたのか、という点にあります。
    読み進めるうちに、私は自分が「北方」を何も知らなかったことに驚きます。千島列島には、クリル人と呼ばれたアイヌ民族が生活しており、隣国ロシアとの混血も存在していた。酷寒の自然と厳しい環境の中で営まれる暮らしがあったのです。
    そして当時の日本は、他国との開戦以前から、この地に対し厳しい支配と侵略を強いていたのだと、改めて思い知ります。

    第二次世界大戦下のインテリジェンス小説として読めるのでは、と期待していました。けれど実際に描かれていたのは、訓練されたスパイの鮮やかな諜報戦というより、日本を恨み、複雑な出生を背負った男の力ずくの潜入劇。エトロフを目指すその道のりには、荒々しさと生々しい人間味が濃く漂っています。

    私の中にあるスパイ像の柳広司『ジョーカー・ゲーム』のような知略に満ちた冷静さ――とはかなり異なったアプローチでした。

    真珠湾へ向かう艦隊が、単冠湾にひそかに集結していた――その情報を送る緊急電。この場面は歴史のリアリティを感じさせるものの、カバーに描かれた繊細な空母の姿とは裏腹に、「この物語の軸はどこにあるのか?」と、後半になるほど揺らぎが生じてしまい、大作でありながら掴みきれない印象が残ります。
    とはいえ、開戦前の日本の緊張感や
    北方の地元民の様子等、読みどころは
    この長編の中に幾つもあります。

    私がもっとインテリジェンスの奥行きを読むつもりだったんですね、きっと。

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    2025年12月08日
  • 闇の聖域

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    佐々木譲『闇の聖域』角川文庫。

    カッコいいタイトルに惹かれて購入。開戦前夜の満洲が舞台の警察サスペンス小説という触れ込みであるが、後半になると伝奇小説の趣きを見せてくる。しかし、それが災いしたようでどっち付かずの中途半端な作品に仕上がってしまったようだ。

    さらには連続殺人を続ける犯人の動機やその正体が明らかにされぬまま結末を迎えたことで、全てが消化不良の読後感であった。

    佐々木譲と言えば、警察小説のイメージが強いのだが、このような佐々木譲の伝奇小説を読んだのは初めてである。


    開戦前の満州が舞台となる。大連駅近くの空き地で男性の遺体が見付かった。遺体の頸動脈には凶器不明の不審な裂傷が残っていた。東京から大連警察署に赴任してきた河村修平は、赴任前に東京で見た遺体と傷痕が似ていることに気付く。やがて、同様の殺人事件が相次ぎ、関東軍の参謀までもが犠牲となる。

    一方、大連で画家として暮らす中村小夜は、ある日、謎めいたロシア人の青年ルカーシャと出会う。穏やかで紳士的な彼に次第に惹かれていくが、やがて警察が殺人事件の容疑者としてルカーシャを追っていると知る。

    本体価格960円
    ★★★

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    2025年11月28日
  • 佐伯警部の推理

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    佐伯警部が函館方面本部捜査課に勤務してすぐに、工業団地近くの岸壁から発見された変死体の捜査にあたる。
    深夜に110番通報があり、犯人は複数で海に放り込んだか…。
    身元が判明し、家族や会社関係などを地道に調べていく。

    派手な動きはなく、ひたすら聞き込みと防犯カメラを見るなどして、突き詰めていく。
    警察内部の連携や信頼で地味ながらもこれが捜査だとわかる動きだった。



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    2025年11月11日
  • 佐伯警部の推理

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    いろいろ推理を巡らせたが、結局は後半に口を割った関係者の供述と防カメリレーで解決なのは残念。犯人逮捕を9割くらいのところで済ませて残りを首謀者の取り調べとかにしてほしかった。

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    2025年11月04日
  • 北帰行

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    佐々木譲氏と言えば、北海道警シリーズが有名。本作は警察モノではなく、ロシアのヒットウーマン・ターニャと彼女を案内する旅行代理業の男・卓也が主人公。妹を殺されたターニャがヤクザに報復し、東京、新潟、稚内と逃げていく。578ページ、最後は予想外だった。道警シリーズの方がお勧め。

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    2025年10月28日