佐々木譲のレビュー一覧
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「北海道警シリーズ」のシーズン2。
津久井が撃たれた厚岸の事件から一年、警部に昇任し警察大学校での研修を終え、函館方面本部捜査課の課長補佐に配属された佐伯宏一。
函館の土地勘養うべく日々部下の運転する捜査車両で市内を走っているという設定からか、事件捜査に絡めての函館の道路や街の様子がかなり詳しく描かれる。それはそれで、行ったことがあると風景も浮かんでくるのだが、ちょっとその辺の説明がくどすぎて、肝心の事件が身に入ってこない。
事件捜査は佐伯が関係者に話を聞いたことが悉く事件の本筋だったりでなかなか都合がいいし、事件そのものも警察ものにありがちなスピード感とかワクワク感がなくて地味な感じ。
新宮巡査部長の近況が知れたのはシリーズファンとしては嬉しいが、小島百合はもう出てこないんだな〜と少し寂しかったり。
「ブラックバード」のような行きつけの店ができてそこでの人間関係とかができてくると、シリーズとしてはまた楽しくなってくるのかな。
今回は新シーズンの導入ということで様子見。 -
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三代に渡る警察官の物語完結編。
二代目の民雄は父と同じ谷中の駐在として赴任する。そこで父の死の真相、父が追っていた二つの殺人事件について調べていく。そこで父が死亡した当日の火災のときの写真を入手し、そこに知っている顔がある事に気がつく。その頃、立てこもり事件が発生し、ひとり現場に乗り込み、民雄もまた殉職する。
三代目の和也もまた警察官となる。和也もまた警務部のスパイとして密命をおびて内定を始める。
和也はついに、父や祖父の死の真相に迫っていく。真実の果てに彼がとった行動は、警察の組織人として、三代に渡り組織に翻弄されてきた末の、正に、しぶといものであった。 -
Posted by ブクログ
1997年10月に神田明神下の路地で起こった轢き逃げは、犯人の目星もつかずに未解決のまま27年が経っていた。
この被害者の姉が、亡くなった弟が身につけていた腕時計が出てきたと…
そこから警視庁捜査一課特命捜査対策室の刑事・水戸部と地元・万世橋署交通課の柿本が、調べることになる。
電気街である秋葉原に根を下ろす一族経営の電器店の常務は、轢き逃げだったのか…。
水戸部と柿本の意思疎通は上手くいくのか…?という危うい2人の捜査に気を揉みながらも地道に捜査を続けていくうちに浮かびあがってきたものは、やはりそういうことかとなるのだが、最後の結末はすっきりしなかった。
最後まで柿本に好感触を抱けなかったせいかも…。