あらすじ
さっぽろ雪まつり開幕前日に起こった、自動車窃盗事件、少女の家出、そして発砲事件。無関係に見える事件が、一年で一番賑わう札幌でひとつに収束していく。虐待、不正、外国人労働者――刑事たちの執念は届くか?圧巻のタイムリミット・サスペンス。大ベストセラー道警シリーズ、待望の最新刊!
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道警シリーズ最新作。
佐伯警部補を中心にいろんな事件が一つの方向にまとまっていく。
いつもながら面白くてあっという間に読破です。
新しい出会いの新宮刑事。
そして小島さんと佐伯警部補の今後は?
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ベトナムから来た留学生が、どこからか逃げて通りすがりの人に助けてもらうところからスタートします。
一つ一つの事件に、それに関わる道警シリーズおなじみの登場人物が加わり、最後に向かってまとまっていくのはさすがです。
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安定のシリーズ。モジュラー型の話運びは日本版フロスト警部の風情すらただよう(ほめすぎ)。本編最後で主人公はある決断をする。やや唐突なのだけれど、シリーズが「人生こそがミステリ」との境地なのかな。
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道警シリーズはとにかく読み応えがある。長万部駅近くでベトナム人女性2人が老夫婦と孫娘に助けられるところから始まるドラマは、札幌での車の窃盗事件と発泡事件に切り替わり、大通署の佐伯と新宮のコンビ、機動捜査隊の津久井と滝本のコンビが事件を追う。そこに大通署少年係の小島百合が家出少女の保護で絡んでくる。事件の構図が見えてくる頃には、ハラハラドキドキの展開も最高潮に達する。最後に、佐伯と小島百合の関係が終わりを迎えるくだりはちょっと切ないハードボイルド感がある。
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2021-12-164かなり沢山の人物名が登場して場面展開も多く混乱するけど、読み返したら一本筋が通ったこの作者らしいハードボイルドだった。社会的課題も取り入れられていて時代にあった面白い作品だった。最後の一行はカッコつけ過ぎやけど笑
Posted by ブクログ
『北海道警大通署』シリーズ9作目。
* * * * *
今回は、事件の規模ばかりでなく展開もさほど大きくない。ただし深さは感じる内容です。
その深淵から漂うのは不穏さでしょうか。それは大きなうねりが起きる前兆のような感じがします。
津久井、新宮、そして百合。
佐伯を中心に緩やかかつ強固に結びついていたチーム。その終焉を予感させるのです。本作はその伏線になっているのかも知れません。
ファンとしては次作が待ち遠しいような、すぐに読みたくないような……。複雑な気持ちになりました。
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雪まつりを舞台に、いつもの北海道警察本部大通署のメンバーが事件を追う。今回の主テーマは、技能実習生。家庭内暴力からの家出娘捜索、車両盗難事故、発砲事件等、複数の事件の捜査が一つに収斂されていく。そして…。いつものメンバーが、いつものようにそれぞれの個性を発揮しつつ事件解決に向かう。
技能実習生の問題にせよ、入国管理制度の問題にせよ、今の制度運用には、外国人労働者に対する敬意が感じとれない。安い労働力の確保が目的となり、「雇用の場を提供してあげている」という姿勢が隠せない。制度本来の趣旨から言っても、人の力を借りる、創造力を引き出す機会を提供することに、もっと力が注がれるべき。今の制度運用では、効率優先となり、結果国民の賃金まで年々下がっていく。付加価値を高める、そのことに役割発揮できる人材を国内外から集め育てていく。そういう社会にならなければ、明るい未来は築けない。
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道警シリーズ最新作
登場人物が勝手知ったるメンバーで安心感があり内容も面白かった。
佐伯と小島の輝かしい未来に暗雲が垂れ込めるまさかの展開となった。
とても残念な気持ち。
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10年ぶり?の道警シリーズ。中島みゆきの「南三条」「札幌スノー」聴きながら読んでいると、懐かしい札幌の街を走り回っているような感覚に。テンポいい展開にグイグイ引き込まれるが、佐伯さんまだ再婚してないうえに、道警まだグズグズしてるんだとちょっと呆れた。
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道警シリーズ9作目。
もう9作目なんだ……なんだか感慨深い。
淡々と物語は進んで行くんだけどたまーに入る恋バナ(今回は新宮)にニヤッとしてしまう。
佐伯と小島さん、、もどかしいね。。
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おなじみの道警シリーズ第…何弾かしら?
安定感はあるものの少し安定しすぎてて冗長な感じがしたかなー。シリーズでやってる以上当たりはずれがあるのは分かっちゃいるけども。
キャラ達は勝手に動き出すし、その動きは魅力的で思った通りに動いてくれてるので続きものとしてはばっちりだとは思うけどね。
話の展開はどっかで読んだような感は否めなかった。氏の面白い作品は他にもあるので、少しばかりキャラに操作されてしまったんかもしれないね。
とはいうものの、あっという間に読んだことには違いない。派手ではないもののワクワクがあって今後に繋げる展開も普通に気になる。続刊楽しみ!ってなるよね。
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道警シリーズ第9弾。
作者の作品の中ではこのシリーズが安定していて面白い。
今回もいくつかの事件が一つの案件に収斂していく手法はさすがでした。
ただ、レギュラーの人間関係がマンネリ化しつつあり、今回も佐伯と百合の関係が後戻りしてしまったのは残念でした。
次作も期待して待ちたいと思います。
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道警シリーズらしいが、追っているファンでならずとも、佐々木氏の警察モノ好きには安定した面白みで読ませる。
モジュラー型展開、ラストに向けて収斂していく展開に無駄がなく、変に饒舌な小ネタ挟んでいないのは私好み。
中盤過ぎても大きな事件起きるわけでなく、札幌雪祭りの前哨戦に向け、きな臭い事件が散髪し、佐伯、新宮、津久井、長正寺らの臨場感はやり取りの会話でビシバシ感じる。
終えてみれば警察モノ情景ストーリー・・一気読みさせる内容はあった。
Posted by ブクログ
大通警察署シリーズですね。いくつかの筋が同時に進み、最後の最後で全て重なります。他のシリーズ同様、面白かったですが、もう少し人間関係(佐伯刑事と小島百合)の描写があってほしかったかな。
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道警シリーズ
札幌雪祭り前日の慌ただしさの中、佐伯・小島・津久井それぞれが事件に搬送する。
終盤に向けて、それらが1つの流れにまとまっていくのだが、直接3人が絡むシーンが少なく残念。
お決まりのブラックバードのシーンも少なく、佐伯・小島の関係も微妙な展開になりそうだし、今後は更に少なくなりそう。
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北海道警シリーズ第9弾。
さっぽろ雪まつり前日に起こった車両の盗難事件を追う盗犯係の佐伯と新宮、カーチェイスからの発砲事件を追う機捜津久井、釧路の家出少女の保護に奔走する生安の小島、大通署のいつものメンバーそれぞれの追う事件が次第に一つに集約していく。
断片情報がパズルのピースのようにはまって、事件の概要が明らかになっていく快感。そして、舞台は大通公園の雪像前。逃げる犯人、追う警察。
相変わらずいつものメンバーの活躍だけで解決するようなご都合主義は否めないが、シリーズのファントしては満足。
ただ、札幌周辺や市内の地名の記載が詳しすぎて現地に詳しくない者には臨場感もなければ、スピード感も失われるのは難点。
そして、お約束のブラックバードでの佐伯、新宮、小島のお約束のやりとりが今回はないのが残念。
それぞれが違うステージに進む気配にちょっと寂しさも‥‥。
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久しぶりの道警シリーズで楽しみにして読んだのがいけなかったのか。いつものメンバで紆余曲折も知っていて読んだ割にはすごく物足りない出来。
consaさんのレビューに100%同意します。転載させていただきます。
「複数視点で事件を追って最後に収斂というストーリーなのだが読み手は全ての情報を知ってしまうのでもどかしさを感じる。全員が万遍なく活躍したが逆に物足りないのが率直な感想。」
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02月-25。
道警シリーズ。雪まつりの前日、自動車盗難、外国人の置き引き被害、女子高生の家出と、事件が相次ぐ。
対応する佐伯・小島たち。。
うまく繋がっていく様はさすがの筆力。
主人公達の関係、立場も少し変化の兆しが。
Posted by ブクログ
自動車窃盗と発砲事件、技能実習生脱走、少女の家出、置き引きがつながって…。佐伯、新宮、津久井、長正寺等おなじみの面々が懐かしい。道警シリーズも9作目だが、本作品は正直少々マンネリ気味で盛り上がりもほどほどかな。
Posted by ブクログ
複数視点で事件を追って最後に収斂というストーリーなのだが読み手は全ての情報を知ってしまうのでもどかしさを感じる。全員が万遍なく活躍したが逆に物足りないのが率直な感想。