佐々木譲のレビュー一覧

  • 北海道警察10 樹林の罠

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    テンポ良くさらさらーっと読め、面白かった。
    事件もいつものメンバーがコヨリをよるように佐伯の下に収斂して行き、スピード解決。
    佐伯の読みがビタビタ過ぎですが、本流に戻る日は来るのか

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    2023年02月23日
  • 廃墟に乞う

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    主人公は、過去の事件によるPTSDで休職中の刑事。心療内科を受診しながら、いささか暇を持て余している。そんな彼の元へ、過去何かしらの事件で関わりをあった人達から、相談の形式で事件解決の依頼が入る。それぞれの事件を扱った、6編の連作短編。
    休職中という立場から事件に関わるので、捜査の主体とはならず、依頼者の話から事件周囲の人間関係、その背景を探りながら、真相に近づく。
    推理する構成にもなっているけど、一緒に流れを読みましょうという感じ。緊迫感ばかりの刑事物よりも、好きかもしれない。
    「廃墟に乞う」は、犯人の男の少年時代の家庭背景と過去と現在の事件が悲しい結末となった。

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    2023年02月20日
  • 北海道警察10 樹林の罠

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    久しぶりの道警シリーズ。
    発売の間隔が空いたし、前作で佐伯と小島の関係も解消されてしまったので、もう続編はないものかと思っていたが、しれっと発売されていた。
    父親の介護をしながら、盗犯係の仕事を続ける佐伯と機捜の津久井、生安の少年係の小島。
    時間が経っても、所属も相棒も変わらない安定のシリーズ。
    ひき逃げ事件を追う津久井、事務所荒らしを捜査する佐伯、旭川から来た少女を保護した小島。
    いつも通り、別々の事件を扱っているようで、話が進むと共に点と点が線となっていく。
    ちょっと強引?とも思うけど、あまり土地が広くない関東では聞かない森林詐欺と言うテーマが面白かった。
    コロナも無かったことにせずに、コロナに翻弄される札幌の様子が描かれているのも興味深かった。
    ブラックバードに集まることもなくなっていた3人だが、また集結して、ラストは3人で活躍するシリーズの終わり方であって欲しい。

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    2023年01月28日
  • 北海道警察10 樹林の罠

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    北海道警シリーズ第10弾。

    道警大通署刑事課の佐伯と新宮、生安課の小島、機搜の津久井などお馴染みのメンバーがそれぞれに担当していた事件が一つの事件に収斂していくいつものパターン。そして捜査本部ができているにもかかわらず、このメンバーたちの活躍で事件が解決してしまうところも相変わらずのご都合主義で、このシリーズの固定客じゃなかったら白けるところ。

    でもシリーズを全作を追っかけてきた者にとってはそれでいいのだ。
    組織に逆らい飼い殺しにされているポストでも腐ることなく職務を全うする佐伯と新宮の刑事としての矜持に胸を熱くし、結婚も視野にあった佐伯と小島が大人の事情で別れを選択したことに胸を痛めるなど、シリーズならではの展開も見逃せない。

    今回はコロナ禍でいつものブラックバードでのやり取りが少なかったのも残念。マスターが閉業の話をしていたから、佐伯が警察官を辞めてあとを継ぐなんてことがあるかも……と妄想してみた。
    まだまだこのシリーズから目が離せません。

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    2023年01月24日
  • 廃墟に乞う

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    心の回復のため休職中の刑事、仙道
    事件に関わるたび復帰に向かっているのを感じられた
    北海道各地、地元の警察にいい顔はされないも、真相に近づく助言をしたりと優秀さがわかる
    はっきりとは書かれないものの恋心があるのかなという相手に助けを求められ足を運び、苦しい結末になるのが…何とも悲しい

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    2023年01月22日
  • 抵抗都市

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    仮想東京の話で最初はピンと来なかったが、そのうち我慢して読んでいくと、だんだんと頭に入ってきた。
    でも、うーん、
    評価はこんなもんかな。

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    2023年01月13日
  • 雪に撃つ

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    道警シリーズ9作目
    さっぽろ雪まつり前日から当日にかけて、窃盗、家出、発砲事件が重なり繋がり…さらに外国人労働者の問題も絡んでますます複雑な事件に
    同時刻にそれぞれの事件を追う刑事たちの様子が組み合わさりながらどんどん進んでいくのでスピード感あり!(少々混乱することも)
    佐伯さん、やはり優秀な方…昇進しないのかな?小島さんとは?家族のことも…と気になるところで終わってしまったな

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    2022年12月12日
  • 北帰行

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    だいたい20年ぶり、になるだろうか。やはりハードボイルド健在、でしたね。臨場感たっぷりの迫力あるガンバトル、息をつかせぬ逃避行、まさに十八番ですね。こんなの読んだせいか、久しぶりにエトロフ発、読み返そうっと。

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    2022年12月09日
  • エトロフ発緊急電

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    ネタバレ

    それぞれ別個の人物を軸に幾つもの話題が展開されていたが、後半に向かって収束していき、択捉で全ての顛末を迎える。この全体の流れ、とても好き
    国全体の流れとしては知っている出来事でも、それを個々人の視点で述べるという試みはやはり新鮮で好き。人間味のある行動の一つ一つ
    何より人生をかけてこれだけの行動を成したにもかかわらず、還元されることなく無に帰したというのも無情、現実は小説よりも奇

    エピローグ、少し助長ではという印象もあり、むしろプロローグとして書いても収まりは良さそう

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    2022年11月08日
  • 制服捜査

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    佐々木譲氏の警察小説。連作短編。北海道警察シリーズではないが、北海道十勝の駐在所勤務の巡査部長が活躍。推理が当たりすぎることに若干の違和感がありますが、警察小説らしいです。

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    2022年11月07日
  • エトロフ発緊急電

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    3.8的3です。
    真珠湾攻撃開戦前夜という時代です。日系二世のスパイとロシア人が父の私生児のゆきの、悲しい物語でした。

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    2022年10月27日
  • 制服捜査

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    北海道のある町の元刑事の駐在の話
    5個の短編が時系列で進んでいく。
    田舎独特のルール、偏見、差別も絡み話を面白くしている。
    3.7

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    2022年10月13日
  • 北辰群盗録

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    先日の読書会でお借りした1冊。
    佐々木譲さんの本はたしか警官の血以来かな。

    箱館戦争降伏の伝令中に失踪、5年後、共和国奇兵隊を名乗る盗賊の頭領として再び姿を現した兵頭。
    元幕臣で5年前には新政府軍に対して共に兵頭と戦った矢島従太郎は、その兵頭率いる共和国奇兵隊の討伐隊に送り込まれる。
    開拓が進む北海道で、かつては同じ理想を共にしたた2人の壮絶な戦いが描かれる本作。
    白兵戦、銃撃戦、戦いのかけひき、そのどれもが臨場感ある見事な筆致で、アクションものを小説で読み慣れていないわたしでもぐいぐい引き込まれる。
    史実とファンタジーの間をいく物語だと思うのだけど、ここらへんの歴史的教養があれば絶対もっと面白いんだろうな。
    北海道を独立した共和国にする夢について、
    愚直にいつまでも夢を信じる兵頭と、
    突きつけられる現実に葛藤し妥協して生きる矢島の対比が面白かった。
    あと、北海道開拓の史実としてアメリカの西部開拓使の雰囲気もあったのかなと思ったり(開拓使の旗印が青地に赤い星印だとかもなんとなく星条旗感があるし)、ゴールデンカムイの最終回を思い出したり、いろいろと掘ってみたくなる内容だったな。

    とりあえず今のところ榎本武揚が気になる。

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    2022年10月12日
  • 雪に撃つ

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    ネタバレ

    北海道警察シリーズ
    外国人技能実習生を悪用する経済やくざが
    福岡で実習生殺害事件を起こし、その様子
    が撮影され逃亡した外国人を福岡の暴力団
    の始末屋が拳銃持参で札幌にくる
    雪まつりで混雑する市内を、外国人実習生
    を非合法に逃亡させようとするNPO法人

    この構図に高校生が問題ある義父から逃亡
    家出をするが、シェルターのような団体と
    外国人NPO法人の動きが重なり合い作品
    としては読者の混乱を誘う(うまいの?)

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    2022年09月06日
  • 雪に撃つ

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    さっぽろ雪まつり開幕前日に北海道警察本部大通署管内で起こった、自動車窃盗事件、少女の家出、そして発砲事件。
    無関係に見える事件が、一年で一番賑わう札幌でひとつに収束し激化していく。
    虐待、不正、外国人労働者──佐伯たち刑事らの執念は届くか?

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    2022年08月11日
  • 雪に撃つ

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    久々の道警シリーズ。真夏に雪まつり舞台の警察シリーズ読むのは、ちょっと入りこめなかったが、安定の内容でした。

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    2022年07月31日
  • 雪に撃つ

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    久し振りの道警シリーズ、9作目。
    いつも北海道のイベントを絡ませながら描かれる話だが「さっぽろ雪まつり」はまだだったのね。

    いつものように佐伯+新宮と小島と津久井がそれぞれ関わる事案(自動車窃盗事件、少女の家出、発砲事件)がひとつに収斂していく作り。
    それぞれのじっくりした捜査・行動が雪まつり開催前日の短い時間の中に詰め込まれていて、札幌市内の通りや長万部、伊達などちゃんと場所を知らないところを地図で確認しながら読む。
    今回も3つの話のつながりは分かり易いものの、それでも全てが大通り七丁目広場になだれ込んでいくところはなかなかのサスペンス。

    前作の感想に『作者の熟練の捌きで進む物語のテンポやお馴染みの人間関係を楽しむのが、このシリーズの一番の興趣』と書いたのだけど、津久井は長正寺班の中心メンバーになり、新宮も一人前になり、佐伯と小島の間はどうしてああなってしまったのか…。
    解説に、シリーズが十作で一区切りがつくのか、みたいなことが書いてあって、なんだかやきもきする。

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    2022年07月09日
  • 雪に撃つ

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    佐々木譲の小説らしく、複数の事件が時の経過と共に重なっていくという構図で少々難しかった。札幌の土地勘があればさらに面白いと思った。

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    2022年07月09日
  • 真夏の雷管

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    かつての仲間が異なる部署から連携するところはシリーズの読者として読みどころですが、肝心の事件の展開はイマイチ盛り上がらなかったかな。

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    2022年06月05日
  • 暴雪圏

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    頂いた本。ばらばらの事件、ばらばらの人物たちが少しずつ描写されていたのが、猛烈な吹雪によってひとところにあつめられていく。読み進めて「ああ、ここに集約するのだな」と予想がついてまだ終結していないエピソードの人物がどうやってここにくるのか、それともこられないのかと思いながらぐいぐいと読んでしまいました。
    シリーズものだそうですが、頂いたのがこれで初見でしたが、シリーズと知らなくても全く差支えはありません。

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    2022年06月04日