佐々木譲のレビュー一覧

  • 北帰行

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    佐々木氏の作品は警察モノばかり読んできましたが、アクション系も非常によかった。
    多くの登場人物が一人称で書かれていることで
    、善と悪という区別ではなく、それぞれ事情を抱えた人間として受け入れることがてきる。
    緊張感が高まる前に事態が進展するスピード感も、一気読みさせる理由のひとつだと思う。

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    2014年07月05日
  • 暴雪圏

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     前回の冬休みに友人と試される大地の北海道(札幌)旅行に行きましたが、おそらくあまりにも激しい温度差とスープカレーの刺激に試され、帰りの空港で朝食の海鮮丼を全部戻してしまった事を思い返しながら読みました。
     
     群像劇モノは、最後に全ての登場人物の物語が収束していくところが非常に快感ですね。

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    2014年06月25日
  • 人質

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    面白い。一気に読んでしまった。
    北海道警シリーズ、いつもシリーズと意識せずに読んでしまったけど、いちから読み直したくなってきた。

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    2014年06月24日
  • 人質

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    北海道警シリーズの6弾。
    冤罪の謝罪を目的とした人質立てこもり。しかし目的はそれだけではなかった。
    ただこれまでのシリーズと比べると物足りない。期待しすぎか?

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    2014年06月22日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    警官の条件を先に読んでしまい、なぜ和也が父を意識し過ぎるのかわからなかったが、読み終えて納得。
    これは和也の祖父の話から始まる、
    壮大な親子三代の物語。
    戦後すぐの混沌とした時代に、柔軟で機転がきき、頼られ息子も憧れるような警察官だった祖父の清二。とくに工藤親子との対峙シーンは胸熱だ。
    と、突然に、謎を遺したまま亡くなったあとは、その息子の民雄の話が続く。

    クールで秀才な民雄に想像は膨らみ、潜入捜査シーンなど、公安、カッケー!で読み進めた自分を恥じる、、、公安とは人をこんなにも変える。

    読み終えて今、全体を、清二の遺した謎が包む。
    明日下巻読むの楽しみ過ぎます。
    久々に一気読みしました。眠

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    2014年06月20日
  • 警官の条件

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    三部作読み応え有りましたo(^▽^)oよかったですね。エスとの関係や色々な人間関係。飽きない作品デス

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    2014年06月01日
  • 警官の条件

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    濃厚だった。スタイルは違えど、熱い警官たちの物語。
    功名に焦る和也と、悪徳警官の汚名をものともせず、1本筋の通った信念を持つ加賀谷。
    結末は残念な結果ながらも、警官の血は引き継がれたか。

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    2014年05月10日
  • 警官の条件

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    加賀谷警部が格好良い。
    とてつもなく。

    前作がタイトルの通り、親子3代に渡る“血”を描いた物語だとするなら今作は……

    子であるかのように認め見守る者と、認めたくなくとも心の奥では親に値する想いを持つ者との、血の繋がりの無い“絆”を描いた物語だと言えようか…。

    巻末解説者も書いているように、映画さながらのラストシーンも好印象。

    ★4つ、9ポイント半。
    2014.05.09.了。

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    2015年05月22日
  • 警官の条件

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    4年前に読んだ『警官の血』の続編。2月に出たのだけれど、今度は上下巻ではなく一冊で結構な厚さだったものだから、少し仕事が落ち着いてからと思って4月に購入したところ1,000円を超しちゃった。恐るべし、消費税8%…。
    前作のお話が引き継がれ、今回の主人公は、安城家の三代目・和也と、前作で和也が“売った”上司の加賀谷。
    覚せい剤の流通ルートで起きた変化を巡る捜査を語って、目指す謎解きはシンプルながら、和也と加賀谷の因縁、同じ組対の中での組織間の軋轢、刑事一人ひとりの捜査スタイルの違い、エスの存在、変化する暴力団の姿などが重層的に語られ、実際にあった事件を塗しながら進む話に、厚いページにも繰る手は進

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    2015年08月23日
  • 警官の条件

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    前作の「警官の血」をまた読み返したくなりました。不器用ながら自分の考える警官という信念を曲げずに捜査する男たちが本当にかっこいい。

    加賀谷と安城という、対照的な二人の主人公。
    捜査の進め方は全く違うものの、二人の根本にある警官魂に感動します。

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    2014年04月27日
  • 警官の条件

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    やはり佐々木譲は警察小説に限る。
    800ページ以上あったがすぐに読める。

    リアルすぎて淡々と話が進む感じがするかもしれないが、これがいいのだ。

    拷問のシーンはほんまにリアル。

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    2014年04月26日
  • 巡査の休日

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    北海道警を舞台にしたキャリア不祥事を暴露した刑事のその後のお話のシリーズのひとつ。
    作者の戦略かも知れないが、登場人物が多すぎ、今ひとつ私の頭では整理できない。そのくらい、複数のストーリが絡み合っているということか? ただし、最後はなんとなく、まとまってひとつの結論に向かうというのは、今ひとつ・・・か?

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    2014年04月21日
  • 制服捜査

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    何と言っても主人公の造詣がいい。警官らしい警官。駐在さんにもかかわらず、こんなにきれて人間味のある人って実際にはいるのかな。

    また、舞台の設定もいい。地方の小さな町ってこんな感じなんだろうな。

    お話的には「割れガラス」が一番良かった。大工の人間味がなんとも言えずいい。こういう人が生きにくい世の中ではいけないが、今の日本はどうなんだろうか。

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    2014年04月13日
  • 制服捜査

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    北海道の片田舎の駐在所勤務となった元刑事が主人公の短編集。刑事が活躍する警察小説ばかり読んでいたので、そんな小説の中では脇役に過ぎない駐在さんにスポットが当たっているこの作品は、とても新鮮だった。佐々木譲は短編も面白い!

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    2014年04月13日
  • 警官の条件

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    ネタバレ

    下巻で強烈な存在感を発していた加賀谷がまた登場。序盤以外、加賀谷の心情があまり描写されていなかったがその分想像を膨らませることができた。和也が最後に「親爺さん」と呼んだときはうるっときてしまった。

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    2014年04月06日
  • 警官の条件

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    「警官の血」のすぐ後の話で「あの続きが読める」と楽しく、また安城二課vs加賀屋五課になるのかと、久しぶりに次が気になり一気に読んだ。

    加賀屋逮捕から、10年が経つが警察組織が弱くなり、再度加賀屋登場。警官をも殺した麻薬組織を追い詰めていく話。
    安城、加賀屋の捜査手法のコントラストも面白く、警察組織の動きを興味深く読める、ラストはもの足りな目。

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    2014年04月04日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    2014.04.03 最初、進まず何回か積読だっが、民雄の項からスピード感が出て面白くなってきた。下巻が楽しみです。

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    2014年04月03日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    三代の警官の人生を通して警察の仕事というものを見直していくような小説。駐在所に配属された安城清二が求めていたものは何だろう。息子の民雄が父の姿を通してみたものはなんだろう。警察官という職業を通して戦後の時代や上野、谷中といった土地をを描いていくところも興味深い。ミステリーの謎の部分がでてくるのは下巻からだろうか。

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    2014年03月15日
  • 夜を急ぐ者よ

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    今から20年以上前に書かれたハードボイルド小説。佐々木譲の初期の作品。

    非合法組織に追われる原口泰三は沖縄に逃亡、そこで、偶然、過去に愛し合った女、順子と再会するのだが…

    泰三と順子のそれぞれの過去は詳細に描かれるのだが、泰三の逃亡の理由、泰三を追う非合法組織の正体は上辺しか描かれない。それ所以、物足りなさを感じる作品となっている。

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    2014年03月07日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    続編が文庫本になったので、それを読む前に再読。意外と結構覚えていないな。楽しく読める。レビューは最終巻で。

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    2014年02月26日