あらすじ
昭和十六年、シンガポールに在住する日本人に引き上げ命令が下りた。台湾生まれの客家の青年・梁光前は、その日から己の存在を問い続けることになる。中華の民か、大日本帝国の臣民か。どちらでもあり、どちらにもなれない己とは何か? ふとしたことから中華義勇軍に入ることとなった光前は……。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
戦時中のシンガポールを描いた作品。
シンガポールから見た日本や英国、在シンガポール華僑から見た戦局というのがとても興味深く、すいすい読んでしまった。
中国の列車の中でワイルド・スワンを読んだことを思い出した。
Posted by ブクログ
佐々木譲の第二次大戦ものに外れ無し。
本作はシンガポールが舞台。主人公は台湾生まれ、当時は日本領だから国籍は日本人。よじれた出自が彼を歴史に翻弄される。