佐々木譲のレビュー一覧

  • 警官の掟(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    暴力団や半グレの事件のようで、どことなく不気味な勢力の関与を匂わせる展開。
    法で裁けなかった犯罪者に対する私的制裁なのか、最後の方まで真相は分からず、結末には驚いた。
    「警官の」三部作という触れ込みですが前二作との関係は感じられず、ただ、警察官も人間なんだというメッセージは共通していたように思う。

    0
    2022年09月05日
  • 警官の条件

    Posted by ブクログ

    ルールに従わず警察を懲戒免職ギリギリで退職した元マル暴の悪徳刑事が、組対の不甲斐なさをカバーするために?復職する。
    そんなあり得ない設定ですが、加賀屋警部の行動は前評判ほど無茶苦茶でなく、むしろかつて加賀屋を密告してエリート街道を進む安城和也の薄っぺらさが際立ちます。
    前作も読んだはずなのに詳しく覚えておらず、完全に新鮮な状態で読みましたが、まさに骨太という力強い警察小説に圧的された。レビューを読み返すと前作も高く評価していたようで、本書を読んでもその印象は変わらない。
    ここまで重厚な警察小説を描ける人を他に思いつかない。

    0
    2022年08月06日
  • 代官山コールドケース

    Posted by ブクログ

    前作と較べて少々複雑化して読み難くあった。と言っても面白く読めました。今回は1つ事件では無く同時進行の事件が複数有り 最後に1つに収束していく、予想されましたが、中々最後まで犯人が解りませんでした。今後シリーズが続く事を期待します。

    0
    2022年07月28日
  • 廃墟に乞う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    休職中の刑事で権限も無く実際どこまで出来るだろう?と思うけれど、そこはこれまでの人脈を駆使して情報を得て、事件の真相を嗅ぎ当てる。
    『兄の想い』が特に面白かった。心にずっしりくる話だったし、決して自分の手柄にせず上手く正しい方向に導くところが良かった。こういうスマートなやり方に憧れる。人を相手にしているから、真面目一辺倒では上手くいかないこともありそうだと思った。
    この前後の作品があったら読みたいと思わせるような魅力が主人公にあった。

    0
    2022年06月21日
  • 沈黙法廷(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白かった。冒頭の出出しが印象に残しつつ、色々な人種が交錯する。後半の法廷の攻防もスピーディーな頭脳戦という感じで一気に読める。少し検察の主張に無理があり、現実なら起訴できないのでは?とは思った。ただ余韻も良い。現実に僕も中川綾子といつか会うかもと思いました。

    0
    2022年06月16日
  • 警官の条件

    Posted by ブクログ

    『警官の血』続編
    警部に昇進し、捜査一課二係係長となった三代目・安城和也。
    和也によって、警察を追われた加賀谷仁。

    そして、加賀谷の警察への復帰。

    同じ組対という組織にいながらも、会話する事もなく、それぞれがひとつの事件の解決に向けて動いていく。

    和也は、『上司を売ったやつ』として、そして同僚を死に追いやるという、大きな失敗を犯す。

    加賀谷は、かつての後輩の仇を打つために復帰しながらも、裏社会としてつながる灰色の警官として、疑いの目で見られる。

    加賀谷は、『一人前に育てるべきだった』と呟く。
    和也への思いだったのだろう…

    そして最後の『親父さん』『世話かけやがって』
    で、すべてがつ

    0
    2022年04月24日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    警官としての『矜持』とは?

    清二、民雄、和也と3代続く警官としての生き様。
    それぞれが警官として、さまざまな葛藤を受けながら、任務にあたり、警官としての『使命』を全うする。

    清二は、戦後の治安維持のために大量採用された駐在警察官。身近に起こった2つの殺人事件を調べる中で、謎の死を遂げる。
    父の死の真相を知るために警察官になった民雄。赤軍派の潜入捜査を命じられた結果、精神を病むことに。その後、清二と同じ駐在所勤務となったものの、女児を人質にとった暴力団に射殺され、殉職。
    民雄の息子・和也もまた警察官に。暴力団を担当する捜査四課に配属され、上司の不正を暴くスパイを命じられながら、警官として生き

    0
    2022年04月10日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    清二が追っていた2件の未解決事件の犯人は?

    清二が死んだ真相は?

    すべてがここにつながっていくのか…

    三代に渡る真相は…

    0
    2022年04月06日
  • 雪に撃つ

    Posted by ブクログ

    2021-12-164かなり沢山の人物名が登場して場面展開も多く混乱するけど、読み返したら一本筋が通ったこの作者らしいハードボイルドだった。社会的課題も取り入れられていて時代にあった面白い作品だった。最後の一行はカッコつけ過ぎやけど笑

    0
    2021年12月20日
  • 仮借なき明日

    Posted by ブクログ

    個人的に、こうゆう男らしい、昭和っぽい、ハードな話は好きですが、果たしてただのサラリーマンが、銃を売ったり喧嘩をしたり、そこまで出来るだろうか?
    また、フィリピン現地に問題を解決に赴いたのに、会社が求める解決法が違うのではないか?と謎に煽りまくり殺し合いまくる後半には、もう少し機転の効いたサラリーマンらしい痛快な解決法も欲しかったかなと思う

    0
    2021年10月04日
  • 廃墟に乞う

    Posted by ブクログ

    佐々木さんの北海道警の作品です。主人公の仙道刑事は休職中ですがプライベートで事件にかかわっていく作品です。この本は短編のため、非常に読みやすく感じました。

    休職中の刑事が事件に迫っていくので、ちょっと内容も期待してしまいますが、事件の内容よりも、事件の真相というか、裏側の人間関係、人間の心の奥底の感情という、ドロドロとしたくらい感じのものを主人公の刑事を通して表現しているように感じました。

    0
    2021年09月20日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    過去の「このミス大賞」1位。3世代に渡り警察官となった親子の物語。1代目の戦後の混沌とした時代の上野、谷中近辺の様子や当時の警察官の役割、1代目から3代目の時代の移り変わり、最後まで興味深く読んだ。馴染みのある場所が舞台だと読んでて情景も浮かぶのでより良い。

    0
    2021年09月16日
  • 廃墟に乞う

    Posted by ブクログ

    佐々木譲さんの警察もの。安定感のある筆致とストーリー展開はホントに期待を裏切らない。舞台が道内の各所なのも色んな空気感を感じられて楽しい。

    0
    2021年08月01日
  • ユニット

    Posted by ブクログ

    17歳に妻と1歳の娘を殺された真鍋。
    刑事の妻でDVから逃げ出した祐子。
    少年が出所して物語が動き出した

    0
    2021年08月01日
  • 雪に撃つ

    Posted by ブクログ

     『北海道警大通署』シリーズ9作目。

          * * * * *

     今回は、事件の規模ばかりでなく展開もさほど大きくない。ただし深さは感じる内容です。
     その深淵から漂うのは不穏さでしょうか。それは大きなうねりが起きる前兆のような感じがします。

     津久井、新宮、そして百合。
     佐伯を中心に緩やかかつ強固に結びついていたチーム。その終焉を予感させるのです。本作はその伏線になっているのかも知れません。

     ファンとしては次作が待ち遠しいような、すぐに読みたくないような……。複雑な気持ちになりました。

    0
    2021年10月14日
  • 真夏の雷管

    Posted by ブクログ

    北海道警察、第8弾
    ネグレクトの子供と組織にしっぽ切りされた男の復讐
    早くにわかるがどこにハンコを打つがあるか最後まで見つからない。
    警察小説

    0
    2021年07月24日
  • 雪に撃つ

    Posted by ブクログ

    道警シリーズ最新作(だと思う)。
    いつも期待を裏切らない。
    佐伯と小島の関係については、本作では控えめだった。

    0
    2021年07月20日
  • 地層捜査

    Posted by ブクログ

    こういうタイプの警察小説は嫌いじゃないです 古い町で色んな人が絡んだ事件は面白いで、私は好きです。しかしながら このタイプは所詮コールドケースの二番煎じです。古い事件だからどうしても複雑な内容になる。前半ダラダラ 最後はさっと 難しいでしょうが
    そんな物語を作って欲しい。

    0
    2021年07月14日
  • 制服捜査

    Posted by ブクログ

    北海道が舞台ということもあって、ちょっと贔屓目にみている感は否めないものの佐々木譲さんの作品の中でも好きな小説のひとつ。

    0
    2021年05月05日
  • 雪に撃つ

    Posted by ブクログ

     雪まつりを舞台に、いつもの北海道警察本部大通署のメンバーが事件を追う。今回の主テーマは、技能実習生。家庭内暴力からの家出娘捜索、車両盗難事故、発砲事件等、複数の事件の捜査が一つに収斂されていく。そして…。いつものメンバーが、いつものようにそれぞれの個性を発揮しつつ事件解決に向かう。
     技能実習生の問題にせよ、入国管理制度の問題にせよ、今の制度運用には、外国人労働者に対する敬意が感じとれない。安い労働力の確保が目的となり、「雇用の場を提供してあげている」という姿勢が隠せない。制度本来の趣旨から言っても、人の力を借りる、創造力を引き出す機会を提供することに、もっと力が注がれるべき。今の制度運用で

    0
    2021年05月04日