佐々木譲のレビュー一覧

  • ベルリン飛行指令

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    ネタバレ

    フィクションなのか、ノンフィゥションなのか。
    その狭間をたゆたう物語。
    その当時、日本からベルリンまで戦闘機を飛ばすのにどれだけ困難があるのか。
    前半は、困難を克服するための準備を描く。
    こちらも困難だらけ。
    後半は、実際に飛行することでの困難を画く。
    まさしく困難。
    最後はもう少し主人公の安藤大尉の心理描写が欲しかった。

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    2016年05月15日
  • 獅子の城塞

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    16世紀末、ヨーロッパの先進的な築城技術を学ぶため、九州のキリシタン大名がキリスト教皇のもとに派遣した天正遣欧少年使節の随行員として派遣された石積み職人が、イタリア、オランダで名を上げ、日本に帰ることなく没するまでが描かれる。

    異国の地で、異教徒でありながら、妻子をもうけ、地域の信頼を得る。しかし、日本に帰るときのことを意識し、常に現状とのギャップに苦しむ様は、主人公への思い入れを強くする。

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    2016年04月17日
  • 地層捜査

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    「代官山コールドケース」の前作。四谷荒木町そのものが主人公ともいえる作品。


    無能なキャリアに歯向かって謹慎となった若き刑事・水戸部は迷宮入り事件を担当する「特命捜査対策室」に配属された。15年前の四谷荒木町の殺しを再捜査せよ。専従捜査員は水戸部ただ一人。退職刑事を相棒に、水戸部は町の底に埋もれた秘密と嘘に肉薄してゆく。静かな余韻を響かせる警察小説シリーズ第一作。

    相棒の加納元刑事が魅力的。

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    2016年03月27日
  • 制服捜査

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    ネタバレ

    短編集だがそれぞれの話が根底のところで繋がっている。そして最後の話で、それが出てくる。その根底のところが明らかになった時は非常に驚いた。

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    2016年02月17日
  • 回廊封鎖

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    一気に読み進めてしまった。
    苦労を積み重ねて生きている犯人たちと、それを追う警察たちと、ハラハラとしながらストーリーを追いかけた。
    最後は決して良かったと言える結末ではないが、それでもそれぞれがそれぞれにやり遂げて散っていった感じか。

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    2016年01月30日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    親子3代に渡る、警官の物語。
    戦後すぐの焼け落ちた日本から、高度経済成長を経て、成熟社会と移りかわっていく、社会派ドラマとしても楽しむことができた。

    タイトルにある、警官の血、とはなんなのか。

    警官=「正義の人」であるべき、と世の中は当然期待をしているだろう。悪に対して敢然と立ち向かう、それこそが警官の本分であり、警官の血であると。

    ただし忘れてはならないことは、
    警官もまた「唯の人」である、ということである。1人1人の性格があり、価値観があり、生い立ちがあり。そして、家族があり、恋人があり、それ故の苦悩もある。葛藤もある。

    警官の血、とは、唯の人の血、でもあるのだ。
    警官の血、とは、

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    2016年03月19日
  • 天下城(上)

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    佐々木譲の歴史もの。

    いいね。やっぱり面白い。
    石積み師を主人公に据えた物語とは……、時代物・歴史ものに疎い身には非常に新鮮だった。

    武田信玄をあそこまで悪役に描かれた創作物も、目に新しいし(笑)。

    下巻が楽しみ。

    ★4つ、8ポイント。
    2016.01.26.図。


    ※妻帯したにも関わらず美貌の従姉妹に心惹かれる展開になりそうな流れだけは、気掛かり。

    不倫系は、嫌い。

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    2016年01月26日
  • 夜にその名を呼べば

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    叙情に満ちててなかなか良かった。読後は哀しみが残る。敵役がどれも憎らしくて明快だった。公安警察官が変態と罵られるシーンが好き。

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    2016年01月23日
  • 冒険者カストロ

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    フィデル・カストロの生い立ちから、1959年に32歳でキューバ革命を成し遂げ、1965年に盟友チェ・ゲバラと決別するまでを描いた半生記。「PLAYBOY日本版」に1999~2001年に連載され、2002年に単行本化、2005年に文庫化された。
    フィデル・カストロは、学生時代から30余歳まで、いかなる妥協をすることも無く闘いを続け、客観的には不可能と思われたような革命を成功させたのであり、本書はカストロの闘いの記録として十分に読み応えのあるものである。しかし、私が本書を手に取ったのは、多分の例に漏れずチェ・ゲバラの伝記がきっかけであり、いやが上にもカストロとゲバラの違い、なぜ両雄は袂を分かったの

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    2016年01月16日
  • 地層捜査

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    迷宮入りした事件を捜査する特命捜査対策室に謹慎明けで配属された刑事が15年前の事件を捜査する。まるで堂場氏の作品みたいだと思い、気になって調べてみたら本当にこんな部署があるんですね。なんでも小説から発想を得た組織だとか。
    佐々木氏の警察ものというだけで安心感を感じますが、期待通りきっちり仕上がっています。

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    2015年12月21日
  • 暴雪圏

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    良い緊張感が、終わりまで保たれててエエナ
    とおもいました。保てないですからね普通ね
    シリカゲルとかないとね。あのたべれるやつ

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    2015年11月09日
  • 制服捜査

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    北海道警察を舞台とした佐々木譲氏の得意のシリーズ。
    駐在所に単身赴任する警官が主人公なので、犯人を追いかける推理がメインとなるものではないのですが、地域に溶け込み、地域と一緒によくしていこうとする姿勢、また、過去の遺恨なども明らかにしていき、駐在としての存在意義なども訴えかけてくる。
    捜査一課を中心とした凶悪事件解決といった華々しさはないが、興味深く読み進められる作品でした。

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    2015年11月08日
  • くろふね

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    数年前に読んでいますが、最近は詳細に幕末を
    なぞっているので「もっと面白い」部分に気が付く
    ディテールに神が宿るのだよ(使い方間違ってる)

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    2015年11月07日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    上巻に引き続き、ぐいぐい読みこなせました。三代目です。時代は現代に近づいてきましたが、あまり背景の描写はありません。父と祖父の両方の謎にせまります。すっきりとした終わり方ではありませんが、読み切った達成感も得られます。警察小説では、自分史上最高です。

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    2015年09月23日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    親子二代にわたる作品です。二代目の民雄には、感情移入しづらかったですが、ストーリーの壮大さは圧倒されます。なぜなら、まだ上巻。戦後の時代背景が伝わってくる描写も読み応え十分です。

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    2015年09月19日
  • 天下城(上)

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    武田信玄、村上義清、長尾景虎など、戦国時代の名だたる武将が登場する。
    どう石積み職人になるのか、展開が読めない。

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    2015年05月02日
  • 地層捜査

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    私は佐々木譲さんの物語の綴り方がきっと好きなんだな。

    裏表紙を見ずに、作者名だけで手に取った作品。最初の数ページを開いてみれば、そこには東京・四谷の地図が…。そいう、舞台は四谷。そして、解決すべき事件は、15年前の殺人事件。

    捜査としてはとても地味。昔を知る人から話を聞く。言葉の中からつながる糸を探していく。派手さもスリルもないのに、なぜかどんどん引き込まれる。人間と、人間関係と、そしてその中にある人情と…。

    新シリーズなんですね。主人公である30代の刑事・水戸部は謹慎を解かれたばかり。無能キャリアに歯向かって謹慎処分になったという秘めた熱さを持つ男。派手さはないけど実直な魅力あり。シリ

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    2015年04月24日
  • 警官の条件

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    ネタバレ

    「警官の血」は上下巻で、ちょっと間延びした感じもあり、和也の物語はちょっと違和感があったのだけど、これでちょっとすっきりしました。
    最後のシーンは涙も出ました。
    でも、加賀谷警部の本音や和也の離婚原因が分からなかったので完全にすっきりはしませんでした。
    続編があるのでしょうか?

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    2015年04月21日
  • 警官の条件

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    「警官の血」の続編。「警官の血」が大河小説風だったのに対して、今回は中心を絞ってその分スピーディになった。
    途中、あまり本筋と関係ないエピソードも混じるけれどもスピーディに物語が展開し、770頁という大部の割には読みやすかった。

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    2015年02月12日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    下巻。上巻に続く民雄編から三代目の和也に続いていく。
    物語へののめり込み方は上巻の方が強かったな。特に和也編は前の二編と比べるとやや勢いが落ちた感じ。それでもまあ楽しめた。

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    2015年04月24日