佐々木譲のレビュー一覧

  • 密売人

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    道警シリーズ。
    バラバラな事件が一つに繋がっていく。
    ”エス”と呼ばれる人たちが、こんなにも多く警察を支えているということなのかな。
    どんな組織に腐った人たちはいるわけで、根絶するのは難しいけど、やっていくしかない。
    もちろん、警察の良心も圧倒的多数でいるのだけれども。

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    2016年12月26日
  • 巡査の休日

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    道警シリーズ!すっかりファンになってしまった。別々の部署にいるのに、何故か繋がるチーム佐伯。今回は小島巡査が主役の回だった。素直に面白かった!次巻も楽しみ!!

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    2016年11月03日
  • 警官の条件

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    このミスベスト10、2012年版8位。自分の好きなジャンルである警察小説の中でも最も好きな作家の一人。かつ、この人の本の中でも一二を争う傑作と思う。心の動きや物事の因果関係の記述が緻密で現実感を持たせながら物語性もあってとても面白い。自分的には評価高かった前作の警官の血より良かった。前半は少し重苦しいところがあってなかなか進まず、特に潜入捜査のところなんかはドキドキして心臓に悪い。後半はほぼ一気読み。とにかく加賀谷がかっこいい。最後少しウルっときた。もう少し短かければもっと良かったと思う。

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    2016年11月02日
  • エトロフ発緊急電

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    史実かどうかとかは途中からどうでもよくなります。
    斎藤が日本に入ってから一気に面白くなるので、厚いけど一気読み
    ラストは少しあっけなかったのが残念…
    三部作の二作目らしいですが、これだけでも楽しめました。

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    2016年10月03日
  • 代官山コールドケース

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    結構長い前振りの割に
    特に凄い捻りも無く
    犯人は分かりやすく出てきちゃった。

    とは言え、
    この作家の話に出てくる
    警察官は皆誠実だし、
    フォローする女性警察官は
    事務しか出来ないと思ったのに
    女性目線で良い仕事をする!
    と見直されると言うパターンがあって
    事務系女性の
    ある意味シンデレラストーリー仕立てと成っているので
    読んでいて安心感がある。

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    2016年09月28日
  • 制服捜査

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    5つの短編での構成。どの話も短いながらなかなかの秀作。
    特に「割れガラス」と「仮装祭」は良かった。☆4つにしたが、4.5かな。川久保篤巡査部長か…すっかりファンになってしまった。

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    2016年09月15日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    下巻の3代目和也の話が一番面白かった!特に、最後、早瀬勇三の息子との駆け引きが良かった。こんなしたたかな男だったのか…!そして、ホイッスル!先に「警官の条件」を読んでしまっていたのが悔やまれる!ホイッスルにそんなに深い意味があったとは…。安城和也の今後の活躍が見たいです。

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    2016年09月02日
  • 密売人

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    ネタバレ

    第5弾!
    佐伯も良いねぇ~
    津久井も良いわねぇ~。
    しかし、バツイチらしいので
    私は佐伯ファン(勝手にどうぞ)

    退職した警察官って
    天下りだけじゃなくて、
    色々な仕事するんだねぇ~
    今回は最後現役警官VS元警官の戦いだった。
    あっさりと現役が勝ったけど。

    警官が自分のエス(情報収集者)を大事に思い
    守り抜く・・・本当の話かは分からないけど
    こういう人らしい感情が有れば
    まだ救われる。

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    2016年08月31日
  • 巡査の休日

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    ネタバレ

    第4弾!
    今までと比べると
    ちと上手くいきすぎ感が・・・。
    札幌のよさこいとか知らなかったし
    それよりも、命を狙われていた彼女。
    税金で警護されているのに
    ちと浅はかすぎないか?
    ってか、殺されるかも・・・の状態なら
    普通は踊りどころじゃ無いと思うが
    その辺りが今ひとつ同調出来ず。

    第1弾の仲間が初めて
    会食して情報交換。
    そうんなんだよ~
    皆各々乾されているんだし
    もっと早くから情報交換していたら
    事件も早く解決していたんだよ~!

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    2016年08月30日
  • 密売人

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    毎回安定した魅力で楽しませてくれる道警シリーズ。本書も期待を裏切らない内容です。
    所属は違えども職務にプライドを持つプロたちの連携と、コアになるチームの結束力、個々のメンバーの人間的魅力、いずれを取っても上質です。

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    2016年08月20日
  • エトロフ発緊急電

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    ネタバレ

    択捉島に着くまでの描写が長く、択捉にたどり着いた時点で、もう残りわずか。
    なので、緊急電を発する場面はさらりと流れたようにも思う。
    日系人・混血児・朝鮮人・クリル人、いわゆるアウトサイダーの人々がどのように考え生きてきたのか。
    そこは丁寧に描かれていた。

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    2016年06月30日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    祖父・父・そして息子と
    3代に渡り警察官となり
    1つの事件を追い求める。
    そんな話である。

    と有る事件が柱であるが
    その事件だけでは無く
    その時代の主人公を中心とした
    人生が書かれている点で
    戦後段々人々が
    裕福になるそんな
    移り変わる時代背景も
    一緒に読むことが出来る。
    確かにスケールの大きな
    読み応えのある本である。

    「上」は祖父と父の人生の途中まで・・・
    現在「下」のいよいよという所まで来ている。

    勿論未だ犯人の予想も立っていない。

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    2016年06月08日
  • 警官の血(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ん~ん。
    軸となっていた
    祖父の死の真実が
    あまりにお粗末な理由だったのが
    残念だった。
    物語全体のスケールが大きかった為
    ギャップが・・・。

    しかし、全体を通じて
    3代60年の警官一家
    それぞれの親を理解しながら
    誇りに感じながら
    全うしていく姿がとても良かった。

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    2016年06月08日
  • 代官山コールドケース

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    このシリーズの一作目があんまり面白くなかったから期待してなかったせいか 面白かった。前にドラマになったのを見たので そのときの映像が出てきてしまうけど それはそれで良かったきな。ドラマも面白かったし。

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    2016年06月04日
  • 地層捜査

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    15年前の事件の再捜査は地道な聞き込みや昔の調書を読み直していくところから始まる。まったくドラマチックな展開もなくミステリー小説としてどうなんだろうと思うくらいで、なかなか読み進めなかった。残り4分の1になってもどうやってこの話は終わるのだろうと思っていたが、読み終わってのしみじみ感はどうなんだ。定年になった加納と若き水戸部のコンビはその後姿を思い浮かべたくなる。
    しかしたぶん読み返すことはないだろう。もう一度この何も無いような道筋をたどりたいとも思えない。

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    2016年05月30日
  • ベルリン飛行指令

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    ネタバレ

    フィクションなのか、ノンフィゥションなのか。
    その狭間をたゆたう物語。
    その当時、日本からベルリンまで戦闘機を飛ばすのにどれだけ困難があるのか。
    前半は、困難を克服するための準備を描く。
    こちらも困難だらけ。
    後半は、実際に飛行することでの困難を画く。
    まさしく困難。
    最後はもう少し主人公の安藤大尉の心理描写が欲しかった。

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    2016年05月15日
  • 獅子の城塞

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    16世紀末、ヨーロッパの先進的な築城技術を学ぶため、九州のキリシタン大名がキリスト教皇のもとに派遣した天正遣欧少年使節の随行員として派遣された石積み職人が、イタリア、オランダで名を上げ、日本に帰ることなく没するまでが描かれる。

    異国の地で、異教徒でありながら、妻子をもうけ、地域の信頼を得る。しかし、日本に帰るときのことを意識し、常に現状とのギャップに苦しむ様は、主人公への思い入れを強くする。

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    2016年04月17日
  • 地層捜査

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    「代官山コールドケース」の前作。四谷荒木町そのものが主人公ともいえる作品。


    無能なキャリアに歯向かって謹慎となった若き刑事・水戸部は迷宮入り事件を担当する「特命捜査対策室」に配属された。15年前の四谷荒木町の殺しを再捜査せよ。専従捜査員は水戸部ただ一人。退職刑事を相棒に、水戸部は町の底に埋もれた秘密と嘘に肉薄してゆく。静かな余韻を響かせる警察小説シリーズ第一作。

    相棒の加納元刑事が魅力的。

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    2016年03月27日
  • 代官山コールドケース

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    圧倒的に不利な状況でも、一人ひとり自分のできる範囲でベストを尽くした結果、一気に事件の様相が変わり収束するさまが心地よい作品です

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    2016年02月29日
  • 制服捜査

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    ネタバレ

    短編集だがそれぞれの話が根底のところで繋がっている。そして最後の話で、それが出てくる。その根底のところが明らかになった時は非常に驚いた。

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    2016年02月17日