【感想・ネタバレ】帰らざる荒野のレビュー

あらすじ

友近克也は父・善次郎が築いた馬牧場を出た。兄嫁となる女性に想いを残して……。行くあても帰る場所もない、ただ生きるための流浪の旅だった。町々にはびこる悪徒に、容赦なくとどめを刺す克也。暴力と策謀が渦巻く荒野の果てに、安住の地はあるのか? 北海道開拓期。過酷な運命に立ち向かう家族、そして男女を描く連作短編集。

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Posted by ブクログ

北海道開拓時代を舞台にした和製ウエスタンのような連作短編集。『雪よ 荒野よ』に雰囲気が似ている。

友近善次郎とその息子たちの激動の生涯が、力強く描かれている。

警察小説、冒険小説が有名な佐々木譲の作品としては珍しい味わいの作品であろう。

『銃弾に情けあらば』『牧場の流儀』『痩せ犬に似たり』『借りた明日』『眠り銃』の5編を収録。

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2015年01月23日

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