佐々木譲のレビュー一覧

  • 佐伯警部の推理

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    30年前に高校の修学旅行で行ったきりの函館が新たなホームなんだぁ…と思いながら本を読み終わって、今の函館行ってみたいなと思った。
    (旅行記ではありませんw)

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    2025年11月01日
  • 偽装同盟

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    設定がきついので頭に入ってこないかと危惧したけど、全然そんなことなく読めた。息をしているというか、息吹を感じる警察小説だった。良かった。

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    2025年10月17日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    三代に渡る警官の人生を描いていく大河ミステリー。
    上巻は、まず初代の安城清二は終戦後警官となり、希望通り谷中の天王寺駐在所に配属される。清二は地元で起きた二つの殺人事件を追っていたが、地元の五重の塔が火事にあったとき、謎の死を遂げる。
    息子の民雄も、父に惹かれるようにして警察官へ。ただし、民雄は大学生として新左翼運動に潜入し、公安の仕事をするようになる。これは民雄の精神を傷つける事になり、公安の仕事をやめたあとも、悶々とした日々をおくる事になる。

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    2025年10月10日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    こういうの大好きだった!時代が古すぎててっきり昔の小説かと思ったら3世代に渡る話、徐々に現代(と言っても平成)になるんですね!
    いきなり息子に切り替わった時はびっくりしたけども。
    祖父の時代からの事件の謎が解けてスッキリ。

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    2025年10月02日
  • 遥かな夏に

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    警察モノとは違う国籍や時代を十分に感じる重みのある作品。導入は結構荒唐無稽と思ったけど、時代背景を考えるとそういう事情もあったかも、と思う。これらの事象を丁寧で破綻なく描き切れる作者に拍手です。

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    2025年10月01日
  • 警察庁から来た男(新装版)道警シリーズ

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    いわゆる警察小説の内部のいわゆる監察が現れるものですかわ、結構ちゃんとその不祥事の絡みが伏線としてあったのはびっくりしました。
    油断してました。

    3021冊
    今年249冊目

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    2025年09月24日
  • 佐伯警部の推理

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    ネタバレ

    道警シリーズは全て読んできたが、第2シーズンということらしく、佐伯警部がどうというよりも淡々と捜査が進んでいくのが心地よかった。

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    2025年09月23日
  • 佐伯警部の推理

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    72歳の実業家が函館埠頭で殺人死体遺棄の状態で発見され、函館方面本部に転勤した佐伯が捜査を始める。
    匿名の事件通報があったものの、遅々として進まない捜査は証拠や証人が居ないだけに、紆余曲折する捜査はリアルであり読者も犯人追跡への興味を高めていく。
    ただ佐伯警部があまりに冷静に事件を捜査するのが少々物足りない感じで、事件解決の端緒を掴んだ時くらいは少しは興奮しても良いと思ってしまった。
    でもそんな雑音程度の部分があっても、本寸法の警察小説は十二分に面白かった。

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    2025年09月13日
  • ユニット

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    読みたい本に登録していた小説。やっと見つけて読んでみた。
    嫁子を殺された男と夫の暴力から逃げる女の逃走劇は緩急が凄くあっという間に読み終わってしまった。誰にでもオススメできる一冊だと思う。

    ユニットというタイトルは最後までしっくりこなかった、、

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    2025年09月01日
  • 秋葉断層

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    ネタバレ

    こういう終わり方もあるのか、というのが正直な感想。
    もちろん、悪い意味じゃない。
    どう終わらせるんだろう、という部分で、何となく初めに想像がつきそうな終わり方から、わずかに変えながらゴール(?)に導かれる。
    警察小説としては少し異端かもしれない。

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    2025年08月10日
  • 秋葉断層

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    実直な内容。
    警察小説、ミステリ小説ではあるが、本質的には「人間関係小説」。
    主人公を取り巻く2名の登場人物が、話が進むにつれて変化し、人間関係も変化していくところが丁寧に描かれていて興味ふかい。
    再読度:中

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    2025年08月09日
  • エトロフ発緊急電

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    太平洋戦争目前のスパイ戦と択捉島単冠湾が
    舞台。歴史的事実に、もしこんな物語があったら
    というドキドキしながら入り込める作品。

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    2025年07月28日
  • 警察庁から来た男(新装版)道警シリーズ

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    「警察庁から来た男」(佐々木譲)
    この間から、佐々木譲にはまって チャットGTPおすすめの一冊を読みました。2006年初版の本ですが、古さは感じない。警察内部の腐敗をえぐる監察官達の活躍が爽快です。現代でも組織の中で個人が巻き込まれたり、巣食っている事は多いと思います。先日も学校の先生達が児童の盗撮グループを作っていた事件がありましたが、同じ構図と思います。現実も小説の様に解決することを望みます。

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    2025年07月17日
  • 廃墟に乞う

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    ネタバレ

    2025/6/13
    なんかやらかしてメンタルやられて休職中の刑事が主人公。
    てっきり2作目から読んでしもたと思った。
    この本で語られてちゃんと解決しますので安心して読もう。
    全体的に落ち着いててガッツリ入り込むとかないけど、やはり手ぇ抜いた自覚あるミスはずっしり来るよね。わかる。
    真面目にコツコツやろう。

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    2025年06月23日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    大好きな警察小説のアンソロジー。
    新たな作家さん発掘も兼ねて。

    ①佐々木譲さん『弁解すれば』
    初めましての作家さん。
    これはシリーズ作品の1つ。
    他者の心に協調し過ぎてしまう警察官の話。
    続きが気になるので今後読む予定

    ②乃南アサさん『青い背広で』
    こちらも初めましての作家さん。
    人気シリーズ主人公の若かりし頃の話のよう。
    シリーズのファンで無いとあまりピンと来ないかも。

    ③松嶋智左さん『刑事ヤギノメ』
    こちらも初めましての作家さん。
    面白かった。けど、短編ではもったいないかも。長編で読みたい。
    今のところシリーズは無さそう。

    ④大山誠一郎さん『三十年目の自首』
    こちらも初めましての作

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    2025年05月27日
  • 遥かな夏に

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    自分が現役だった頃のベルリン映画祭で起こったある出会い。
    そしてそれが実はどうしようもない理由によって離れ離れになってしまった。
    1970年代の政治的、国際的に難しい出来事に翻弄された二人の過去が周りの人の過去と共に甦る。

    最後がハッピーエンドで良かった。

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    2025年05月20日
  • 北海道警察10 樹林の罠

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     このシリーズもブランクを経ていつも読むが、なんとなくキャラクターはは覚えているものだな。
     ラストはちょっと軽く終わりすぎではないか。

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    2025年05月17日
  • 抵抗都市

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    先の予測がつかない内容で、ページを捲る手が途中から止まらなくなってしまった。

    川で見つかった身元不明の遺体をきっかけに、ロシア統監府、官房室、警視庁の3者が情報戦と駆け引きを繰り広げていく。しかし誰が敵で誰が味方なのか全く分からないし、徐々に明らかになる身元不明の遺体に紐付いて発覚した国家を揺るがす重大事案。
    真相に近づくにつれてピンと張り詰めた緊張感、ギリギリのところで保たれている均衡。。。
    ヒリヒリする展開は面白かったけど、犯人の動機などが弱くサッと終わってしまったのは残念だったし、全体的にもう少し短くても良い気がした。

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    2025年04月13日
  • 代官山コールドケース

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    シリーズ第2作。

    警視庁特命捜査対策室の水戸部が秘密裏に捜査を命じられた、代官山のアパートで1995年に発生した若い女性の暴行殺人事件。

    当時被疑者死亡で処理されたが、17年後に川崎で起きた婦女暴行殺人現場に残されたDNAが代官山事件現場のものと一致。
    水戸部は女性刑事朝香と2人で警視庁の威信を賭けた捜査に臨む。

    一方で、過去に代官山事件を手掛けた刑事時田も、西日暮里で新たに発生した女性看護師殺害事件を捜査しながら、水戸部の捜査に協力する。

    1作目同様、代官山の土地に密着しながら、薄皮を一枚一枚剥ぐかのような展開の描写は健在。

    過去と現在の3つの事件が絡み合いながら、1本の読み筋に収

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    2025年04月07日
  • 地層捜査

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    シリーズ第1作。

    無能なキャリア管理官を侮辱したせいで受けた謹慎処分が解け、迷宮入り事件を担当する特命捜査対策室に異動となった警視庁水戸部刑事。

    今はなき四谷三丁目付近の花街荒木町で1995年に起きた老女殺害事件の再捜査を、定年退職した老刑事とともに命じられる。

    現場は南北を外苑東通りと新宿通り、東西を車力門通りと杉大門通りに囲まれ、狭い路地や坂道が入り組む小さな街区。

    捜査を進めるにつれて古の生業や人間関係、家並み、賑わいなどが眼前によみがえってくる。

    薄皮を一枚一枚剥ぐように進む捜査。
    当初地上げ関連かと思われた事件の真相には特に意外感がないが、警察小説としてはむしろ妥当。

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    2025年04月07日