佐々木譲のレビュー一覧

  • ストックホルムの密使(下)

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    なんという結末・・・

    ストックホルムから占領下のドイツを抜ける過程は、
    なんともスリリングな展開になっている。

    そこから、大陸を更に駆けてゆくとは・・・

    それにしても、大本営を始めとする、
    当時の日本首脳陣の感度の悪さはとてももどかしい。
    よく終戦を迎えることができたと思う。

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    2013年04月20日
  • ストックホルムの密使(上)

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    小野寺信という、実在の駐在武官をモデルに、
    日本の終戦工作にとって、非常に重要な情報に関する秘話。

    上巻の展開は淡々としているが、
    山脇順三や安藤啓一など、懐かしのメンバーがいる。

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    2013年04月20日
  • エトロフ発緊急電

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    ついに日米開戦にまで時は進んでゆく。
    前作の登場人物ももちろん健在だ。

    真珠湾攻撃までを米国の諜報網は追い続けてゆく。
    択捉島の単冠湾に集結する艦隊の描写は、
    想像力をとてつもなく、駆り立てる。

    終盤の展開はとてもスリリングだ。

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    2013年04月20日
  • ベルリン飛行指令

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    なんとも躍動感に満ちた物語。
    どこまでがフィクションなのか、判断は難しい。

    三部作の第一部であり、登場人物たちは、続編にも複数登場する。
    どうして、ベルリンまでの飛行が成し得るのか、
    その好奇心に駆られて、ついついページを繰り続けてしまった。

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    2013年04月20日
  • 暴雪圏

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    凄まじい雪の北海道と逃亡する殺人犯。警察小説の鉄板。
    ・・・思いがけず、冒頭に登場する昔がたりがホラーすぎて怖かった。

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    2013年02月28日
  • 北帰行

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    非常にスピード感のある作品。
    北というテーマがシンプルでありながら読み手を高揚させる展開の中で巧く使われている。
    佐々木譲氏に一本取られました。まさに脱帽です。

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    2012年10月22日
  • 昭南島に蘭ありや(上)

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    戦時中のシンガポールを描いた作品。
    シンガポールから見た日本や英国、在シンガポール華僑から見た戦局というのがとても興味深く、すいすい読んでしまった。
    中国の列車の中でワイルド・スワンを読んだことを思い出した。

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    2014年02月07日
  • 北帰行

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    或いは本作は、ドラマや映画のような映像作品の原案として好適かもしれない。キーパーソンが整頓されていて、各々が面白い特徴を有していて、展開は速く、アクションも佳い…読み始めると、どんどん引き込まれてしまった愉しい作品である…

    因みに「作中の稚内」だが…「実際の稚内」を巧く「作品世界」のものに料理してくれていると思う…出て来る市内の住所も実在のもので、場所を知っていて読んでも違和感が無い。それでいて、フィクションとして巧く完結した描写になっている…

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    2012年10月11日
  • ベルリン飛行指令

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    ネタバレ

    第二次大戦直後、当時日本で開発された最新鋭の零戦に乗り、日本からドイツまで敵国の目をかいくぐりながら航行して行く。史実には残されていない、歴史の裏側を描いた冒険譚。

    小さい文字で500ページ超の大作ですが、半分は零戦が飛び立つまでの、関係各位の思惑の描写。早く本題に入ってくれと思いつつ、綿密に描かれる時代と人物の描写は退屈どころか読み応えがあって面白く、後半への期待感も高まります。

    と思っていたら、実際の飛行場面は意外にあっさりと各中継地点にたどり着き、ラストシーンもサクっと終わってしまいました。もうちょっと後半の描写を充実させても良いかなと思いました。安藤大尉を筆頭に、魅力的な人物たちが

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    2012年10月05日
  • 北帰行

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    へたすると単なるご都合主義な展開と取られてしまうかもしれないが、でも妙に納得できるというか必然な展開に思えて、大変、おもしろく読んだ。
    おさまるようにおさまった主人公たちはともかく、卓也のお母さんが一番かわいそうではある。
    解説で紹介されていた「新宿のありふれた夜」を買ってしまった。

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    2012年10月02日
  • ワシントン封印工作

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    歴史には疎いのだが、自分の中では事実として受け止めてしまった感がある。すごく現実味のある話。かなりのページだったが最後まで一気に読み切らされた。

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    2011年12月12日
  • ユニット

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    ネタバレ

    妻を殺害された真鍋と、夫のDVから逃げる祐子。真鍋の妻を殺害した川尻と、祐子の夫である門脇。彼らがそれぞれ出会い、一方は癒され合い、一方は協力してそれぞれのターゲットを狙い、追跡を始めます。

    復讐心に取り憑かれた真鍋がそれだけを生き甲斐に立ち直るも、祐子との出会いと彼女と過ごす中で復讐心を消し去り、また祐子自身も傷ついた心が癒されて行く様は感動的。

    一方、支配欲の固まりである門脇が警察官という立場と社会的信用をフル活用し、祐子を追跡する様子の異常さには戦慄が走るほど。そして少年院を出ても人として根本的に何も変わっていない川尻の人間としてのカスさ加減…そして、コイツらが“ユニット”を組み、真

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    2012年10月05日
  • ベルリン飛行指令

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    余韻のある終わり方がいいね。
    格闘戦のシーンは息がとまる。
     いかにも映画になりそうだけど、まだなっていない。海老蔵なんかが出そうだけど。

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    2011年11月11日
  • 夜を急ぐ者よ

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    たとえはるか彼方のベルリンへ飛んで行こうと、警察内部へ深く入り込もうと、今でも『真夜中の遠い彼方』(1984年。後に『新宿のありふれた夜』と改題)、『夜を急ぐ者よ』(1986年)、『夜にその名を呼べば』(1992年)の、いわゆる「夜三部作」をこよなく愛してやまない私ですが、この本、昨年12月にポプラ社の文庫が出たばかりなのに、さすが直木三十五賞の受賞に伴って旧作を求める新しい読者のためにということでわずか7か月後の集英社文庫の登場ですが、同文庫としては1990年の初版の単なる再版だと思ったら違いました、これは船戸与一の圧倒的な熱狂的解説が加わった改訂新版なのです。

    恥ずかしながらあわて者の私

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    2011年09月19日
  • 昭南島に蘭ありや(上)

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    佐々木譲の第二次大戦ものに外れ無し。
    本作はシンガポールが舞台。主人公は台湾生まれ、当時は日本領だから国籍は日本人。よじれた出自が彼を歴史に翻弄される。

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    2017年10月28日
  • 夜を急ぐ者よ

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    この方の本を初めて読みました。
    読みやすくてスラスラ~と読めて
    あっという間に読み終わりました。
    逃げ切れるのか!
    この2人はどうなるのか!
    気になって気になって止まりませんでした。
    最後の結末は、悲しかったなぁ。。。

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    2010年10月20日
  • くろふね

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    著者・佐々木譲をして、「激動の時代の幕開けのまさにその瞬間に立会い、その後に続く動乱の時代を、有能な官僚として、すぐれた技術者として、才ある文人として、それになにより、見事なまでに武士らしい武士として生きた男」と言わしめた中島三郎助の半生をていねいに描いた一冊。

    「くろふね」の中にも江川太郎左右衛門英龍は登場する。
    中島三郎助に、彼が興味をもっている測量や砲術、海防などについて、新しい風を送り込んでくれる重要な人物だったのだ。
    江川太郎左衛門による海岸防備の目的の江戸湾の測量のシーンや、高島秋帆による徳丸ヶ原での演習シーンなどは、具体的でとても興味深いシーンとなっている。
    江川太郎左右衛門英

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    2010年04月20日
  • ストックホルムの密使(下)

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    終戦の間際、国の存亡をかけて、それぞれの場所と立場で奮闘する人たち。おもしろかったぁああー!久々の「読み終わるのがもったいない本」でした。いろんな立場や役職、はたまたいろんな国の人々が登場しますが、みんなすこぶる魅力的!また、佐々木作品にしては(失礼!)、なんとも言えない爽快感があり、終盤の盛り上がり方も心地よい。いやはやなんとも良い作品でした。文庫は上下巻なので、本屋で見てもナカナカとっつきにくかったのですが、いや〜読んでよかった。ほんとほんと。しか〜し、何で誰も感想書いてないんだぁ?こんな名作なのにー。

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    2011年09月25日
  • 警官の血(上)(新潮文庫)

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    佐々木譲、直木賞獲りましたね。今更ながらの感もするけど、まずはご同慶の至りということで。
    さて本書、戦後から現代に至る昭和の時代の中で、親子三代に亘って警察に奉職した家族の物語。
    ウチで例えると清二が父で、民雄が私で、和也の時代は私の二人の息子たちの時代ということになるのか。確かに私たちはこういう時代を生き抜いてきたよなぁ、と嘆息する。
    第一部で語られる、戦後の貧しく荒廃しているけれど復興の槌音と共に皆が一心不乱に生きてきた時代。
    駐在となった安城清二やその妻・多津の慎ましやかで実直で生き様がしみじみと身に沁みて、烈しさの中に長閑さもあった時代の何気ない会話や描写に涙する。
    しかし第二部、高度

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    2015年08月23日
  • 夜にその名を呼べば

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    サスペンス!!!
    対共産圏輸出統制委員会(ココム)規制違反
    の確信犯であっただけの商事会社の人間が
    会社によるトカゲの尻尾きりで、殺害の危機
    に逢い、ようよう生き延びたら、上司殺害の
    犯人にされている
    周到な罠に逃れる術もない…ついにベルリン
    の壁を東へ
    そして5年後、小樽埠頭に主人公を陥れた
    関係者達が集まり

    最後まで結末がわからない、息つく間もなく
    ドキドキの展開に驚かせられます

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    2009年11月13日