【感想・ネタバレ】分裂蜂起のレビュー

あらすじ

【改変歴史警察小説三部作、堂々の完結!】

日露戦争終結から12年経った大正6年。
敗戦した日本は外交権と軍事権を失い、ロシア軍の駐屯を許していた。
11月、ロシアで過激派が蜂起し、臨時政府から政権を奪取したとの情報が入る。
一方、警視庁の新堂は水死体の引き揚げ現場に遭遇し、牛込署の中西と事件の捜査を始めた。
ロシアで勃発した革命の影響が、日本にも着実に忍び寄っていたとは知らずに――。

ロシア占領下の東京、矜持をかけた潜入捜査が始まる。
大きな歴史のうねりの中で、特務巡査としての任務を全うする一人の男の物語、ついに完結。

【著者略歴】
佐々木譲(ささき・じょう)
1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」で第55回オール讀物新人賞を受賞。90年『エトロフ発緊急電』で第43回日本推理作家協会賞長編部門、第8回日本冒険小説協会大賞、第3回山本周五郎賞を受賞。2002年『武揚伝』で第21回新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で第142回直木賞を受賞。16年に第20回日本ミステリー文学大賞を受賞。
『笑う警官』にはじまる「道警シリーズ」のほか、『ベルリン飛行指令』『制服捜査』『警官の血』『沈黙法廷』『抵抗都市』『帝国の弔砲』『遥かな夏に』など著書多数。

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Posted by ブクログ

歴史にifは禁物だが、この「抵抗都市」「偽装同盟」そして本作と続く、「もし日露戦争で日本が負けていたら」シリーズ3部作は、こちらの方がそうであった可能性が高いifとして、とても興味のそそられる題材で、本作はロシア革命前後を描く。事件自体よりも通底するロシアに占領統治されている日本の政治・世相の想像力という名の高い可能性の描写が抜群に面白く、現実と想像のミックス具合も秀逸。歴史フィクションとして存分に楽しめる。

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2026年01月08日

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