佐々木譲のレビュー一覧

  • 巡査の休日

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    休日というから番外編?事件とかないのかなと思ったら全然そんな事なかった。
    寧ろ色んな事件あり過ぎて途中少しごちゃついた。
    てゆか休日どころか働きすぎなような。
    お疲れ様です。回でしたね。

    佐伯さんと小島さん〜〜〜

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    2025年11月21日
  • 佐伯警部の推理

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    「道警」シリーズの新シリーズ。佐伯宏一が札幌大通署から函館方面本部捜査課に警部として赴任。青函フェリーターミナルの付近の岸壁で起きた殺事件を追う。本領を発揮し丁寧に事件に向き合い捜査指揮をしながら犯人を追い詰め、行き着いた先は家族トラブルだった…。さすがの作者さん、さすなのシリーズ。満喫!

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    2025年10月18日
  • 佐伯警部の推理

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    待ってました、佐伯警部。さり気なく過去の同僚や事件にも触れる気配り。手に汗握るスピード感溢れる展開。幸福そうな家族の闇には唖然。推理小説としてもパワーアップ。ご無沙汰の函館、行かなくては。「函館の青柳町こそかなしけれ…」啄木のうた、心に浮かんだ。第二シーズンスタート、ご祝儀込みで星5つ。

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    2025年10月01日
  • 佐伯警部の推理

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    大好きな「道警」シリーズの佐伯宏一を主人公に据えた新作。舞台を函館に移して殺人事件の謎を追う。人物・会話のディテール描写が素晴らしく、長編なのに無駄のないところは変わらず。ただちょっと佐伯の推理が上手く回りすぎているところ(特にバイク窃盗の件)は気になるが、まあそれもご愛敬。

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    2025年09月26日
  • 佐伯警部の推理

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    ネタバレ

    佐々木譲の道警シリーズ。
    舞台は函館。
    これまでの舞台だった札幌はあまりなじみのない場所ですが、函館なら多少土地勘があるので、頭の中で風景を思い浮かべながら読むことができました。
    少しずつ方向を変えながら、最後に一気に畳みかける佐々木譲の警察小説らしく面白い作品。
    今回も、佐伯さん大活躍。
    そういえば、小島さんは出てこなかった。

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    2025年09月06日
  • エトロフ発緊急電

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    「エトロフ発緊急電」(佐々木譲)
    太平洋戦争の時の日米開戦の真珠湾攻撃前夜の話しでした。今の北方四島の択捉島に帝国海軍が秘密裡に集結してから奇襲攻撃を仕掛けた事は知りませんでした。史実に基づきその前夜の日米の緊迫した情報戦が筋立てですが、登場人物の全てが国家の単純なイデオロギーでは測れない奥行きを持っていて、その背景はまだ私には未消化です。冒険小説やスパイ小説というジャンルに収め切れない重厚な本に出会った気がします。

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    2025年06月29日
  • 秋葉断層

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    27年前の轢き逃げ死亡事故時に現場から消えた腕時計が見つかった。
    ここから警視庁捜査一課の水戸部と、所轄の交通捜査係の柿本が過去の事件を追う。

    エイマックス創業の江間家の長男であった
    和則の遺品から、次々に事件に関わった人間を探していくが、なんとも捜査は進展が見えない状態が続く。
    この捜査の硬直状態がリアルであり、全てが簡単に解決しない結末は改めて現実味を感じる。
    本作の煮え切らない結末のような警察小説も斬新で面白かった。

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    2025年05月25日
  • 北海道警察 11 警官の酒場

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    道警・大通警察署シリーズ第11弾。佐伯・津久井・小島の各チームがそれぞれ別の犯罪捜査の末、最後には1つの事件につながるパターンは今までのシリーズと同じだが、ここまで同じパターンが続くと、どのように繋がっていくのかも楽しみながら読むことができる。最近の本シリーズの中でも圧倒的にスリリングな展開で読書の手を止められないほど面白かった。主人公達も本作のラストで新しい道を歩むことになる。本書は道警シリーズのシーズン1の完結作との事だが、ラストに相応しい面白い物語だった。シーズン2のスタートを期待して待ちたい。
    最近はノンフィクションを読む事が多く、それはそれで面白いが、やっぱりミステリー小説最高!と思

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    2025年04月04日
  • 北海道警察 11 警官の酒場

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    警官シリーズとりあえずの最終話、いつもの小気味良いストーリー展開で一気に読んでしまいました。最後の津久井さんの決断には拍手を送りたいですね
    また続編が読める日を期待しています

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    2025年03月22日
  • 夜を急ぐ者よ

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    4.3/5.0

    サスペンス×ラブロマンス。
    非常に読みやすい文体で無駄なく緊張感を保ったサスペンス。
    ハードボイルドな主人公像、ラストの展開も個人的に凄く好きだった。

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    2025年02月12日
  • ストックホルムの密使(下)

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    堪能しました。原爆の非を言い立てる人は多いが、原爆が落とされなかったならば、本土決戦、国民皆兵となり原爆どころではない被害が出ていただろう。本作の軍継戦派の言葉を借りれば「2000万人」が兵として戦争に否応なく巻き込まれることになっていた。軍部の継戦派は国体護持などと口では唱えながら、国土を戦場に変え、国民を悉く殺し尽くす「一億玉砕」を祈念していた異常者の群れだった。国民がいない「国体」を護持するとは異常者の発想。

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    2024年12月16日
  • 秋葉断層

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    27年前の秋葉原での轢き逃げ事件が、本当は強盗殺人事件なのではないか。その再捜査を本庁捜査一課特命捜査対策室の刑事と所轄交通課の刑事ペアが追いかける。まるで舞台で密室劇を観ているようなストーリ展開は、証拠を違う視点で洗いなおして無罪判決に導く「十二人の怒れる男」のよう。立件に至らないことで逆に事件全貌を読者に委ねるやり方が非常にうまい余韻を残す。

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    2024年12月12日
  • 左太夫伝

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    理不尽だらけの幕末だけど、国の未来を拓くために力を尽くしながら、まだまだ知られていない英傑が大勢いたんだなぁ。時空を遡って世界旅行に行った気分に。どれだけの資料に当たったんだろう?「日本以上の礼の国・韓国」も「情があった米国」もとんでもない指導者を出し、今や見る影もない…

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    2024年12月08日
  • 北海道警察 11 警官の酒場

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    このシリーズは安定感があり、読んでいて作品世界の中に浸れます。
    ぜひ、今後も何作も継続してほしいです。
    ・登場人物のキャラクターの造形がいい。
    ・ほのかに舞台である北海道という風土を感じることができる
    ・シリーズ作品の中で時系列的に社会の変化を感じる

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    2024年12月08日
  • 北海道警察10 樹林の罠

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     コロナ禍による規制が緩和されたばかりの札幌で起きた交通事故。駆けつけた機捜の津久井卓巡査部長は事件性を疑い捜査を開始する。
     一方、法律事務所荒らしを調べていた三課遊軍の佐伯宏一警部補と新宮昌樹巡査は、この事件の根が意外に深いことを知り……。

     『北海道警大通署』シリーズ10作目。
              ◇
     札幌の中心部にあるショッピングモールの地下駐車場。買い物を終えた桂木陽一が、エスカレーターから少し離れた場所に停めた自家用車の運転席ドアを開けた瞬間だった。
     背骨を折られたような強い衝撃を感じた桂木は、さらに突き飛ばされて車の中に倒れ込んだ。続いて倒されたシートから桂木の身体は後部座

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    2024年09月30日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    7人の作家さんのアンソロジー。

    色々な部署の話で、とても新鮮で面白かった。
    ルームシェアの話が1番好きだったので、もしシリーズ化などしていれば読みたいと思った。

    オススメです。

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    2024年09月11日
  • 北海道警察 11 警官の酒場

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    道警シリーズの最新巻が出ていた事を昨日知り、即日入手。
    いつもながら同時並行で複数のストーリーが進んでいき一つの場面に収束していく展開で、職人技を見ているようだ。
    佐伯と小島の関係にも変化があり嬉しい。
    シリーズ区切りとの事だが、早く続編お願いします!

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    2024年09月09日
  • 夜にその名を呼べば

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    途中から止まらなくなり、かなりの厚さだけど一気読みしてしまった。ミステリーかつソフト公安モノ。
    スパイ嫌疑のかかる人物宛の手紙を抜き取る「法外処置郵便物」の処置、実際にあるのかも…と想像するのも楽しい。

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    2024年09月08日
  • 左太夫伝

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    仙台藩の玉虫佐太夫はその才を認められ、アメリカ訪問の使節団として共和国としての国の在り方を目の当たりにし、儒教的な価値観の江戸幕府の官吏の硬直した態度に疑念を抱く。
    彼が接したアメリカ人の情に厚く人間性溢れる姿は、封建的な江戸時代との比較を描いていて興味深い。
    儒教の礼法に対する疑問、有効性、形だけで情のない礼法が社会を歪めている日本の開国と攘夷。
    幕末の歴史的な流れは知っているのだが、この小説で佐太夫の目から見せてくれた「物語」は興味深く、英才をもっても抗えなかった時代の流れの無情を痛感させられた。

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    2024年08月29日
  • 左太夫伝

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    「近刊」の情報の中で本書を知り、題名の一部に在る「左太夫」に注目した。「玉虫左太夫」(たまむしさだゆう)という人物のことであろうかと思った。そして登場した本を入手した。思ったとおり、「玉虫左太夫」という人物の物語であった。
    一般的には知名度が高くもないかもしれないが、激動の幕末を駆け抜けた、なかなかに傑出した人物であった。その人生を追い掛けるような感で、この「左太夫」が視点人物となる形で物語が展開する。読み始めると、頁を繰る手が停め難くなってしまう。
    題名の一部に在る「左太夫」に注目したというのは、「玉虫左太夫」という名が記憶に残っているからだ。戊辰戦争の奥州の戦いでは、「何としても!」という

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    2024年08月24日