【感想・ネタバレ】英龍伝のレビュー

あらすじ

開国か戦争か。いち早く「黒船来航」を予見、未曽有の国難に立ち向かった伊豆韮山代官・江川太郎左衛門英龍。誰よりも早く、誰よりも遠くまで時代を見据え、近代日本の礎となった希有の名代官の一代記。明治維新から180年。新たな幕末小説の誕生。『武揚伝』『くろふね』に続く、幕臣三部作、堂々完結!

※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

江川太郎左衛門英龍、江戸末期、こんな英雄がいたなんて知りませんでした。学ぶことの大切さ、情報の重要さを今更ながら思い知りました。
くろふね、武揚伝も読んでみたくなりました。
薩長でもなく、幕府側からだけでない開国を違った角度から眺められ、新鮮でした。面白かったです。

0
2018年05月13日

Posted by ブクログ

漫画「風雲児たち」の愛読者である(笑)下の子が、「尊敬する歴史上の人物に1人加わった。江川太郎左衛門英龍。」と言っていた、江川英龍を主人公とした小説。
小説としては"枯れた"(良い意味も込めて)筆致で、時代背景などの解説は少ないのでむしろ「風雲児たち」を先に読んでいた方が背景が分かって良いかもしれない。(笑
しかし、このような人物が教科書を始め一般的な歴史書においては忘れ去られているのは残念。確かに、「先見性」(そして人間性も)という点でもっと再評価されてよい人物の一人だろう。

0
2018年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

江戸後期の韮山代官 江川太郎左衛門英龍を描く歴史小説。

みなもと太郎の「風雲児たち」での、英龍の活躍、鳥居耀蔵の暗躍を思い出し、懐かしみながら読めました。
激務での過労死の典型のような人なのですが、本当に清廉潔白で非の打ち所がない人だと思います。
斎藤弥九郎がこれほど絡むとは思いませんでした。
た、幕末に活躍する人物たちの若き姿も面白かったです。
残念なのは、「文政」を「文化」とか、「水野」を「永野」とか、ありえない固有名詞での誤字が散見されたことで、出版社のレベルが知れました。

0
2018年04月21日

Posted by ブクログ

幕末の伊豆韮山代官・江川太郎左衛門英龍が題材。最初はなかなか物語に入れなかったけど、「何を」作った人物かわかり始めてから一気に面白くなった。竜馬や西郷たちだけが幕末の偉人ではないんだと、つくづく考えてしまう作品。政権末期の江戸幕府は確かになっちゃいなかったけど、先見の明を持ち、それに備えて考え行動し、人材を育成した幕臣もいたんだなと。いい小説です。

0
2018年03月30日

「歴史・時代」ランキング