石川善樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
誰かの本で推薦あり、手に取ってみたもの^^
著者の石川さんは、予防医学とかwell-being研究で活躍。
後半の対談セッションは、興味がある所だけ読めばよいかも。前半の65ページまでに大切なポイントがストーリー性を持って語られているとの印象です。
冒頭の「あなたは「では派?」それとも「とは派」?」は、とても分かりやすい問いで自分の思考がぐぐっと勝手に進みました(笑)。
「では派」「では的知識」も大切だけど、「とは的マインド」も今後大切にしたいと思います!
- 視座の高さは視野の広さにつなげる。
- たとえ歩みは遅くとも自分と向き合って本質から積み上げたものが結果的に堅牢な強さになり得る。ダルビッシュの言葉「自分が試行錯誤して掴むのと、他人からエッセンスだけ教わるのは全然違うと思う」。
- 人生を「因果」として捉えるか?「因縁」として捉えるか?人生を因縁(ネットワーク)として捉えるとは、どこに向かうかは分からないが、出会いというご縁を辿っていくと、いつかどこかにたどり着くでしょうとの発想。そういう結論が出た時にふっと心が軽くなったのを今でもハッキリ覚えている。
⇒個人的に勝手に「ご縁思考」と呼ぼう(笑)
- 「視点」「視野」「視座」の違い。
「視点」:1つで「これは面白い切り口だな」というもの。
「視野」:もうちょっとブロードに全体を眺めるもの。
「視座」:それをもっと上から俯瞰するもの。
物事を大局的にみるためには、この3つを行き来しなくちゃいけない。
- これから人生100年時代になっていくことを考えると、60歳から70歳の間に黄金期を迎えることを念頭に人生設計しないとつまらない人生になってしまうんじゃないかと思います。
- イノベーションに一番重要なのは、学ぶことではなく忘れることだ。忘れることが意外と難しい。自分を空っぽにして、見えること、聞くこと全てからインスパイアされるようになることが大切。
- 継続的なパフォーマンス向上のためには、報酬の源泉として、内的動機と外的動機を時機に応じて使い分けることが重要!
⇒多くの識者は内的動機がより大切!っていうけど。覚えておこう、こういう考え方もあるってことを。 -
Posted by ブクログ
少し前の本ですが、学びある。
動物の世界は必然性の世界であり、
アルゴリズムが支配する世界であり、
強いつながりの世界である。
それは友達を作りたいなと思ったら自分と趣味の合う人たちを探してオフ会をやる世界です。
人間が人間らしいと思っているものの多くは誤作動の結果起きている。
だから人間らしい感情は根拠づけたり設計したりするものではない。
人間のコミュニケーションには誤作動がすごく多くて、その誤作動こそが我々の自由や生きているという事実を支えている。
だから、それをなるべく潰していくというのはまずいと思います。
そうした誤作動をどうこれからの社会に組み込んでいくかという話になると思いますね。
――『人間と機械のあいだ』で池上さんは、人間と機械の関係について「相互に影響を与え合って、人も機械も新たに生命化していくということはあると思う」とも述べていますね。
人間はスポーツの練習、たとえばスキーの練習をするとき、人は機械になりたがる。何度も機械的に同じ動きを繰り返すことによって上達していきますよね。逆に、これからの機械に人間が求めているものは多分、誤りの多い人間的なものです。生命は機械を志向して、機械には生命を志向させると考えると、人間も機械も「人工生命化」していくものなんだと思います。
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Posted by ブクログ
ネタバレ解釈論や精神論ではなく科学的観点から、「そこそこじゃない人生」にたどり着くための方法論を示してくれている本。予防医学研究者の石川善樹さんとニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんの対談形式。
”究極のゴールは「朝ワクワクして目が覚めて、夜満ち足りた気持ちで眠れるか」”
初っ端に出てきたこれがもはや1番印象に残っている気がします。そんな1日を送れたらなぁ。まず朝ワクワクして目が覚めることなんてないし、できることならずっと寝てたいもん笑。夜はやり残したこととかチェックできてないコンテンツとかが気になって、満ち足りた気持ちとは程遠い。
そしてこれからの時代で「幸せ」になるためには、感情をモニタリングして欲望を発見し、それを忠実に追いかける「自分の感情と向き合う力」が必要なんじゃないかと石川さんは言います。これはまさに最近の自分のテーマでもあって、ふとしたときに「自分は今何を感じているだろう」と考えるようにしてるんですが、本当の感情を見つけるのって難しい。
ハーバード大学の意思決定センターでは、以下のように感情の分類がなされているそうです。
ネガティブ:怒り、イライラ、悲しみ、恥、罪、不安/ 恐怖
ポジティブ:幸せ、誇り、安心、感謝、希望、驚き
これをチェックリストとして、自分が最近どの感情を感じ、感じていないのかをモニタリングしていくと、感情の偏りがわかって面白いのだそう。
そして「感情と思考は結びついており、様々な感情を持った方が世の中を色々な角度から見ることに繋がる」「すべての感情には、いい悪いじゃなくて役割がある」という石川さんの言葉は、「ポジティブな方がいい」という雰囲気のなかでネガティブ感情をニュートラルに捉え直すことに繋がるなと思いました。
感情の話で言えば、習慣化が上手い人は感情のコントロールができる人だという話も興味深かったです。
習慣化の過程では、
何かを始める時:希望か恐怖
↓
継続:ハッピー、エンジョイ
↓
習慣:何も感じない
というような感情の変化があるそう。継続に何か楽しい気持ちが必要というのはなんとなくわかるとして、何かを始めるときの気持ちは希望か恐怖というのが印象的でした。私自身、不安とか後ろ向きな理由から何かを始めることが多く、それを楽しむという形で継続させるのが難しいなと思っていて、楽しいポイントを見つけるとか、その辺りのコントロールが上手くなりたい。
また、思い悩むことが趣味なんじゃないかってくらい色々考えている現状の意義を感じさせられるような部分もありました。
人が成長するってときは、「積み上げていくことによる成長」と「ゆらぎからの学び」の両方がある。
大学入ってから、ゆらぎからの学びを得ていた気がします。今となってはもっと早くにゆらぎを経験したかった気持ちも若干ありますが、高校までの積み上げ型の勉強タイプも好きだったし、積み上がれば積み上がるだけ嬉しくて頑張れた。大学に入り、上には上がいるとか、そもそももうその軸では判断されませんよみたいな環境の変化があって、高校までの勉強みたいなのだけじゃダメなんだなとか、自分は何が得意なんだろうとかゆらぎまくって、だからこそ得られたものも大きいのかも。
その他印象に残った文章をいくつか引用。
”深刻になっているときって、視野が狭いんです。”
”将来のために夢を持つんじゃなくて、「今、ここ」の意味を増すために、夢を持つ必要がある。”
”人生を因果ではなく、因縁としてとらえること。”
もちろん科学的に幸せになる方法も書いてあったんですが、それと同時に、科学的側面からみた説明を読んで物事を捉え直すことによって、幸せに向かうマインドをつくっていくための本でもあるような気がしました。 -
Posted by ブクログ
人間は理屈じゃなく感情で生きている。
ほんとにその通りだと思う。
つい昨日も、自分の中でうっ、辛い…という気持ちが起こったけどうまく受け止めることができなくて、つい言い訳めいたことを言ったり、自分は悪くないみたいな態度をとってしまった。
慌てずうまく対処する大人でありたいって思っていながらもこのざま。。
その辛い気持ちは、単純な辛さだけじゃなくて、周りからうまくできなかったねって思われるのでは…という「恥」が実は絡んでいたり、途中で自分でもうまくいってないかもという「不安」「焦り」をずっと感じていたから余計ストレスだったんだと思う。
→本の中で人間の8つの基本的感情とそれらが結合して生まれる複合感情が体系化に視覚化された「感情の輪」という図があり、感情の種類や成り立ちをみるのに役立ちます。
アンガーマネジメントみたいに感情をコントロールする、その場で怒り散らさないみたいなこともビジネスの場面では大事だと思うけど、その怒りをなかったことにはできないから、あの時感じたあの怒りはなんだったのか、自分のなにを守りたかったのか、あとで振り返ることができるといいのかな。
そんなこんなで最近iPhoneのジャーナルアプリでぷち日記を書いているけど、昨日当日はもやもやしてうまく書けなかった。時間を置くということも必須なのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
流行りのウェルビーイングは西洋の言葉。
日本の歴史や文化を踏まえて、日本人にとってのウェルビーイングとは何なのか?を考察した1冊。
なるほどー!が満載で、とっても面白かった。
日本昔話に日本人の精神性が全て詰め込まれているんだな。
めちゃくちゃ面白かったけど、1つとっっても残念だったのは「今の日本で最悪に生きづらいのは地方在住の20~30代の女性」であると冒頭で問題提起しているのに、結論に何一つ結び付いていなかったこと。
最悪に生きづらい人たちがなぜ生きづらいかというと、「結婚しろ」「産め」「育てろ」「働け」「活躍しろ」の圧が強くて本人の意志が無視されてるし選択肢をなくされているから。
高齢者や病気の人のウェルビーイングは研究されているから答えがあるんだけど、最悪に生きづらい人たちを助けるための研究なんて誰もしてないからな…。この層の生きづらさは人に押し付けられるものだから、日本人的なウェルビーイングを大事にしよう!ではすまない話な気も。
まあ、最悪に生きづらいと分かっていても、誰も助けようとしない(助けられない)ところが最悪たる所以なんだろうな。
それでも、40代男性である著者がそれに気づいてくれたことには感謝。 -
Posted by ブクログ
YouTubeのTedで石川善樹さんという人を知り、どっかんどっかん聴衆を沸かせていたのが気になって借りた本。
創造性とはどういうことか。何となくのイメージはあっても、言葉の定義から深く考えたことはなかった。
筆者は科学者としての視点から結論づける。
「わたしが憧れる創造性とは、客来の境地に達することである」
「却来とは、ある物事を新しくし、質を高めた後、また古くすること」
「私たちは創造性を新しさと質の二つの変数によって定義している」
そんなふうに考えたことはなかった。
何となくあの人は創造性豊かでアイデアマンだとか、そういう見方しかしてこなかった。
物事を新しくしたり古くするということができるのは、それを高い位置から見下ろせていることができるから=大局観があるということかもしれない。
いつも目の前のことに奔走しちょっとした相手の反応に一喜一憂しているようではいけない。
自分の苦手な思考法について思い出させてくれるようで参考になった。
後半は日本にいる偉人?たちとの対談。
人生半分まできた時にスキルや物の考え方をインストールし直さないとあと20年働ける気がしないという言葉にはっとする。50歳で環境をガラッと変えるか〜…そんな決断ができるかなあ。