【感想・ネタバレ】むかしむかし あるところにウェルビーイングがありました 日本文化から読み解く幸せのカタチのレビュー

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幸せのかたちはそれぞれ。

北欧式の幸せが言われるし賞賛されるところだが、日本文化から読み解く幸せのかたちは私たちに必要な視点なのかもしれない。

読んでよかった本。

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2024年03月16日

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思いもしなかった視点でウィルビーイングである「良く在る」「よく居る」という状態を知れてとても面白い学びになりました。

「いる」だけで素でいられる場所を大切にしたいと思いました。

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2023年05月07日

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日本人にとってのウェルビーイングと欧米/ 英語圏の人々にとってのウェルビーイングは異なるのではないか?という着眼点が目から鱗だった。しかもそれを日本昔話から読み解くって、斬新。する、なるのdo を追い求めるのではなく、ただいる、あるのbe がウェルビーイングにつながるという話も印象的だった。

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2023年03月27日

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ウェルビーイングとは⁈幸せに生きるとは?そんな疑問を随分理解させてくれる本でした。居ることの大切さを教えていただきました。

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2022年05月08日

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日本人のウェルビーイングとは何かのついて視野が広がったような気がする。これでいいのだ!と思えただけで、余裕が出てくる。

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2022年05月03日

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ネタバレ

本のもととなった対談を聞きました。何ともゆるい感じの雰囲気ですが、ウェルビーイングを研究する石川さんとそれを引き出す吉田さんの掛け合いが楽しかったです。石川さんのお父さんの雄一さんが出てきて、さらに日本のウェルビーイング研究の根幹、考え方が参考になりました。

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2022年04月10日

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日本的ウェルビーイングとはなにか。
ウェルビーイングと、深く考えずに使っている言葉を考えさせられる内容でした。

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2022年03月22日

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日本的なウェルビーイングとはなんだろう?古事記、古今和歌集、日本むかし話などから探っていっている。たしかに、日本の昔話はおじいさんとおばあさんが多い!
ウェルビーイングについて書いてある本で、今のところ一番しっくり来ます。
「上より奥」「因果でなく因縁」「いるを意識してもつ」

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2022年03月20日

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一言。非常に面白い。けど本質的。"Being"とはなんぞや、そしてそれがいかに大切かを考えるいいきっかけになった。

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2022年03月06日

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ネタバレ

ウエルビーイングが文化に依存するのは納得。あることの重視もわかる。ただ、これって現状しんどいマイノリティにはどうなんだろう。戻ってくるのが現状のまま、でいいのかなあ。

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2024年01月13日

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流行りのウェルビーイングは西洋の言葉。
日本の歴史や文化を踏まえて、日本人にとってのウェルビーイングとは何なのか?を考察した1冊。
なるほどー!が満載で、とっても面白かった。
日本昔話に日本人の精神性が全て詰め込まれているんだな。

めちゃくちゃ面白かったけど、1つとっっても残念だったのは「今の日本で最悪に生きづらいのは地方在住の20~30代の女性」であると冒頭で問題提起しているのに、結論に何一つ結び付いていなかったこと。
最悪に生きづらい人たちがなぜ生きづらいかというと、「結婚しろ」「産め」「育てろ」「働け」「活躍しろ」の圧が強くて本人の意志が無視されてるし選択肢をなくされているから。
高齢者や病気の人のウェルビーイングは研究されているから答えがあるんだけど、最悪に生きづらい人たちを助けるための研究なんて誰もしてないからな…。この層の生きづらさは人に押し付けられるものだから、日本人的なウェルビーイングを大事にしよう!ではすまない話な気も。
まあ、最悪に生きづらいと分かっていても、誰も助けようとしない(助けられない)ところが最悪たる所以なんだろうな。
それでも、40代男性である著者がそれに気づいてくれたことには感謝。

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2023年10月29日

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ウェルビーイングという言葉自体のイメージが持てていなかった自分にはちょうど良い本でした。
流行りに乗った本というわけではなく、ウェルビーイング研究をしてきた方からの入門書という感じです。

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2023年09月24日

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■記憶に残すこと
・日本人は謙遜の文化着強いため。自己肯定が苦手であり、自己否定を否定することで自己肯定する。
・欧米人は上を目指し、日本人はプラス過ぎずマイナス過ぎない0を目指す。
・安心と驚きの両方を求める。
・目先の驚きを経験することで長期的な驚きを減らす。
・理系的なアプローチは普遍性や再現性が重要であり、文系的なアプローチはその瞬間の文脈に対応することが重要であるという違いがある。
・人間の本質は遊びであり、移動を繰り返し、未知を求める姿である。

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2023年08月21日

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今まで読んでいたウェルビーインカの本は、どこか「当たり前でしょ」と思ってしまうことが多かったが、それは理系的なアプローチだったからだとわかった。この本は文系的に、日本の文化から紐解くウェルビーイングについて書かれていて、非常に興味深かった。

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2023年02月27日

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新しい幸せの形として注目されているウェルビーイングという言葉。そもそもウェルビーイングってなんぞ?と思っており、タイトルが面白かったので拝読しました。
むかしむかしあるところに‥から始まる定番の日本昔話を紐解き、日本人という民族が考えてきた幸せのあり方、ものの考え方が表現豊かに解説されています。日本あるある、のような考え方が西洋と対比して書かれているのも分かりやすかったです。
大学生のとき、英文学もこういう視点で読み解いたら面白かっただろうなあ

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2023年02月23日

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なかなか面白い内容で共感できる部分が多々あった。肩肘張らず、今ここにいることを肯定することが第一歩なのかも。

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2022年11月16日

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 日本的なウェルビーングがわかりやすく。納得させられた。するとことではなく、ただいること。0に戻る幸せ。日本昔ばなし。さまざまなエピソードや切り口で、ウェルビーングとはなにかに気づかされ、今後の生き方や気持ちのもちかたに影響を受けると思うよい一冊でした。

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2022年09月14日

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心地の良い空間とは「選択肢があること」と「自己決定ができること」 このウエルビーイングという考え方がもっと主流になると良いな、と思いながら読める一冊

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2022年08月25日

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旅がウェルビーイングに繋がる、日本人は、昔話からも元々ウェルビーイング(話の後と後で、人のゴールがかわらない)などの話が新鮮だった

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2022年06月18日

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今流行り?のウェルビーイングを学ぼう、と、読んだが、思った「学び」な本じゃなかった。
読みやすくて、柔らかな気持ちになる大変面白くて心に良い本でした。

最近は好きな文芸評論・文化考察的な話から、最後は、思いがけず、旅について。
まさに、な言葉が。
あぁ、やっぱり旅に出たい。

今、私を「いる」だけの存在にさせてくれるのは、旅と、ラグビーかな。

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ウェルビーイングは「する」「なる」や自分から離れられたときに生じます。
そして人は遠くに移動した時、孤独を感じると同時に、ただの「いる」だけの存在になれます。移動した旅先の土地では、普段の自分がまとっている肩書きや役割、役職を取っ払って、素の自分のままでいられるからです。

一人旅を好む人は、そのことが自身の心に深い安心感と開放感をもたらしてくれることを無意識のうちに理解しているのでしょう。
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#読書記録 #むかしむかしあるところにウェルビーイングがありました #石川善樹 #吉田尚記

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2022年03月05日

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ネタバレ

海外の方は浦島太郎の物語で「竜宮城?ドラゴンが出てきて戦うのかな」と期待する。
なので徹頭徹尾意味不明なストーリー。

ここに「ゼロに戻る」という日本的ウェルビーイングの形が現れている。
日本は古来からNobody、Negativeを愛でる文化。誰でもない市井の人を描き、わびさびなど寂しさなどを重視する。ネガティブ文化が謙遜なども生んでいる。

・人間は不確実性を嫌う。赤ちゃんのときはすべてが不確実な世界で確実なものを見つけてそれを楽しむ。同じおもちゃでひたすら遊んだり。一方で歳を重ねると飽きる。
・飽きるは才能。目の前の不確実に飛び込むことで中長期で訪れる大きな不確実に対応する力を得る。

・ウェルビーイングは推し活にヒントがある。
・仕事では「ウェルドゥーイング」何をやったかで評価される。
・一方で推しを好きという気持ちの前にはただ「ある」ということが肯定されている。推しと恋愛関係になりたいとかそういう人はじつは少なくて、ただあることを認めている。
・日本では古来から天皇家との関係などもこれに近いのではないか。

・西洋は上、日本は奥を目指す。大事なものは奥にある

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2022年02月12日

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Well-doing(する)ではなく、well-being(いる)であれば良い。日本にはもともとそういう素地がある。

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2024年02月12日

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何かをすることや何かになることよりも、ただいるだけで幸せ、そんなウェルビーイングな生き方ってやっぱりいいなと思ったし、私はウェルビーイングだと思った。

疲れたや難しいは全部面白いに変換する。

自分が共感できないから価値が低い、というものの見方は極めて自己中心的だである。たしかに、気をつけよう。

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2023年09月07日

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結局,ウェルビーイングって,一人ひとりでそれぞれ異なるものだから,自分で見つけていくしかないものだな。

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2023年01月05日

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時間をかけて読みすぎたせいで、1冊を通してまとまりを感じで読めなかったのが残念。
産後ヨガの先生もオススメされていた本でした。

昨今聞くようになった「ウェルビーイング」とは…
何をするかでその価値を決められる「ウェルドゥーイング」の対極にあるものとして、
私たちが解放的に自分らしく生きるために必要なものであると感じた。
仕事でも、家でも「何をするか」を見られる「ウェルドゥーイング」な状態は起こりやすい。
特にSNS等で他者が透明化(しているように感じている)
している昨今では、
自分の存在価値を見失ったり、不安にかられたり、
窮屈になったりすることが少なくないと思う。
そんな中、いるだけで価値がある場所を自分の中で持っておくことは生きる上で精神衛生上とても大切なことだと思う。

「推し」はいるだけで尊い、そんな状態がウェルビーイング。は分かりやすい。
(一部見返りを求めてしまう過激なファンがいることは事実だけど)

また、ウェルビーイングを考える上で、日本古来の考え方はウェルビーイングに繋がるものがあり、そんな日本的ウェルビーイング、
そして、医療におけるウェルビーイング。
この当たりの話については、途中でウェルビーイングのゲシュタルト崩壊が起こってしまって、
「え、なんの話してるんだっけ」と迷子になってしまったのが本音だが、
この新しい概念をこれからも考えていきたいと思う。

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2022年11月20日

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良く居る。なんとも難しい話でした。結局よく解らんかったけど、なんとなく雰囲気は掴めた気がする。自分がそこに楽に居るって言うのを大切にすれば良いのかな?って言う事かな。

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2022年10月03日

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「ウェルビーイング」を西洋基準で考えるのではなく、日本の昔話や文化・風俗から考えて、日本的な「ウェルビーイング」を考えるヒント集みたいな本。
昔話の分析から、日本は「ゼロに戻る」というオチがおおいことに、なるほどなぁと思った。結果プラマイゼロが、まぁ安心なのかもしれない。
「推しはライトな宗教」という言葉も、わりとすんなり受け入れられた。

精神論でウェルビーイングを語るとか、手前味噌なtipsでウェルビーイングを消費するとか、そういう本ではなかった。
素人でもある程度納得できる根拠と例えがあって、自分の心地よい生き方を考えさせる本だった。

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2022年08月20日

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日本の昔話にはゼロに戻るということが大切。
これは新発見だけど、ちょっと意味がわからないから、自分で考えてみたい。
作者はウェルビーイングを早くから研究した先駆者であるが、ウェルビーイングは定義できないと言い切っているのがいいよね。

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2022年03月04日

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 日本人にとってのウェルビーイングを考える本。WHOの幸福度ランキングのような西洋基準でのものの見方ではなく、東洋には東洋の、日本には日本の価値基準に合った見方があるのではないかと話が進められる。
 面白かったポイントは、昔話での個人の描き方。西洋の物語の多くは、若者が「個」を強化し、高めていくことで理想のありたい姿に近づこうというもの。それに対して日本は名無しの老人の身に起こった日常やハプニングを描き、最終的には元の日常に戻るというもの。西洋が立体的な上下の空間認識の上で成り立っているのに対して、日本は平面的なのっぺりとした空間認識の元に成り立っているんだと思った。
そうした日本の精神的な平面性が西洋的な「何かをして、何者かになる」ではなく「同じ地平に存在する」ことに価値を見いだすのではないか。
 その他にも「奥」という概念や「連」と『号」という「分人主義」的な考えが古くからあり、また単純にその存在を尊ぶ心などが現在の日本人のヲタク文化へ通じる部分を感じさせられた。
 日本人的なネガティブさ=自己否定による謙遜の例も挙げられていたが、「沼に落ちる・はまる」のような言葉も、平面的な空間から自己卑下して落ちる感覚がそのような表現につながっているのかもしれない。「平面の下に落ちる」感覚はあれど、「平面から上がる」感覚は持ち合わせていないのが日本人なのかしら。

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2022年02月18日

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