石川善樹のレビュー一覧
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マインドフルネスの本は、しょうがないのかもしれないけれど、
訳が苦手だったりして、遠ざけてきました。
でもこれ、すごく素敵。
”感謝で1日を終える”とか”物を優しく持つ”とか、
”場所やモノを今よりよくして去る”って、できていそうで
できてないよなあ。2022年は、ここで紹介されている53項目を大切に生きたいな。
おともだちに会うときの、おみやげに使わせてもらっている1冊です。
【本文より】
・幸せを感じられないときは、「自分が何に執着しているのか」を見きわめて、こだわりを手放せばいい
・自分の愚かさに気づくとき、あるいはことさらに愚かであろうとするとき、そこから多くの可能性が開き -
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well-beingとは何か、自分自身あんまり理解できていなかったので、well-beingについて研究をされている本書を読むことにした。
well-beingとは「よくあること」であるが、どうもしっくり来ない。石川さんも言われていたが、適切な日本語が存在していないそうだ。
それを聞いて自分がしっくり来ていない理由がよく理解できたし、自分なりに定義していくことが大切なのだろう。
石川さんの提唱するwell-beingは良い意味での自分らしくあること、そのためには自分を忘れることと言われていた。
難しい表現だけれど、言いたいことはよくわかった。
構造主義的に考えると、社会的な価値観に影響さ -
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ネタバレ考えるってこういうことだったのか!と衝撃が走る内容だった。
石川さん自身があとがきで、自分の考えも日々進化しているので、本を出すことは恥ずかしいと言っていたのが、非常に印象的。
安宅さん「考えるとはインプットからアウトプットにつなげること」
パナソニックの濱口さんのバイアスを壊せばイノベーションが生まれるという対談が面白かった。
篠田さんとの対談では、人生を私に何をしてほしいのか?と問いは非常に深いものを感じた。
腹が立つことをどうやって抑えるのか、具体的なアンガーマネジメントの方法の気づきをいただいたいのでこれから実践していきたい。
なにかトラブルが起きても、人のせいにせず、すべては -
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「人生100年時代」を充実させるために
・今日すべきことと
・1週間ですべきこと
・1年間ですべきこと
などといったように、一区切りのつくそれぞれの時間的戦略を紹介した1冊。具体的なアクションプランまで明示されており、読み終わった後に「これからとりかかろう」と思わせてくれる点で良作といえるだろう。
作者は予防医学研究者の石川善樹さん。自然科学の専門家だけあり、構成、特に接続詞の使い方が丁寧であるため文章を書く上で大切なエッセンスも多分に含まれている。
以下、ためになった3つのポイントを紹介する。
【①人生にはBeingとDoingの時間がある】
人生には、Beingすなわち「いる状態 -
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ネタバレ1.「利き手でないほうの手」を使う
2.痕跡を残さないように暮らす
3.「つなぎ言葉」に注意する
4.自分の手に感謝する
5.食べるときは「食べること」に専念する
6.心からの「ほめ言葉」を伝える
7.姿勢を意識する
8.一日の終わりを「感謝」で締めくくる
9.「身の周りの音」に耳を澄ます
10.電話がなったら深呼吸する
11.優しい手で触れる
12.「待つ時間」を活かして使う
13.メディアを断つ
14.「優しいまなざし」を向ける
15.人知れず「善行」を行なう
16.3回、深呼吸する
17.「別の空間」に入ることを意識する
18.木々に目をとめる
19.手を休める
20.否定しない
21. -
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ネタバレ読み応え抜群。巷に溢れるライフハック本が束になっても敵わない深く根底のところから生き方と考え方を学べる本だった。これ一冊あれば、他の本はいらないのではないか?と思えるほどに。内容が濃すぎて、問いが立てられるたびに立ち止まり考えたこともあり、読むのに1年かかりました。面白いからこそ、読むのに時間がかかったのは初めてです。
以下、自分的に感銘を受けたキーワードのメモ
・×答えを求める「では派」◯自問し続ける「とは派」成果を出すのは後者
・正しく問うことの重要性
・例外と例外として切り捨てることなく、そこには本質が隠されているかも?という姿勢が社会変革を多数生んできた(いい意味での例外)
→予防医 -
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ネタバレでは派:〇〇では、と誇りたがる
とは派:〇〇とは何か?と自問する
イノベーションの種となる適切な問いとは「大きな視点」と「小さなディテール」を高速で行ったりきたりすることでしか生まれない。
基本原理に立ち返るという発想はもともと科学からヒントを得ている。科学は演繹か帰納のどちらかに従って問いを組み立てるのは演繹の発想。帰納発想は困難を乗り越える問いを生み出してくれる。
思考が止まってしまうのは、問いが抽象的で難しいから。思考力のせいではなく、問いの設定が間違っている。考えろ!という指示は試合に勝てというくらい抽象的なもの。
考えるとはなにか?
1)いかにして考え始めるか
2)いかにし -
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無邪気で好奇心に溢れた子供のようで、しかし自己を深く分析し感情を確実にコントロールし、人類の知に挑んでいる石川さんが非常に魅力的だった。
(結婚に関する考え方は興味深いうえ、少し笑って、なんだか気が抜けてしまうものだった)
幸せとは心理学的に、「快楽」「意味」「没頭」の3種類があるという。
『死刑囚が一番認めたくないことは「自分の人生に意味がないかもしれないということ」』であり、一方で『生きることの意味がないかは、とりあえず生きてみないとわからない』ものであり、『生きる意味より死なない理由を探せばいい』という。
結局、自分の生きる(人生の)意味がわかれば幸せなのだろうけれど、それには時 -
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知り合いの人柄が魅力的な方が感銘を受けたとお勧めされたので手に取りました。
また、これからは個人の力が問われると考えているので、この本を読めば仕事でもプライベートでもより一歩踏み込んだ人生が送れるかと思って興味が湧きました。
物理経済数学、経済学、哲学、出版、料理などの分野で活躍されている偉人たち9人へのインタビュー。ライフネット生命保険創業者出口治明さんも居ました。
結果スケールの大きい偉業を成し遂げられているので、そんな方々の思考法を読んでいると、「こんなことを自分で思いつくなんて天才だな、自分とは違うな、」と正直一歩引いてしまいます。
けれど偉人たちの思考が覗ける機会がある本なので有 -
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・人をほめる場合には、その人の特質ではなく、その人があなたをどんな気分にしてくれたかを称えるのが一番
・体と心は別々のものではない。深く結びついて互いに依存している。心や気分が落ち込んでいるときは、まず体の姿勢を真っすぐにしてみる
・どんなに落ち込んでいるときでも、たった一つでいいから、感謝できることを探してみよう
・待たされるはめになっても不快に思ってはいけない。今このときに「存在する」練習ができる時間を与えられたことを喜ぼう
・健康の処方箋は、3回の深呼吸によって心を静めること
・足の裏に意識を集中すると、心の落ち着きと平静さを得られる
・幸せを感じられないときは、「自分が何に執着している