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Posted by ブクログ
無邪気で好奇心に溢れた子供のようで、しかし自己を深く分析し感情を確実にコントロールし、人類の知に挑んでいる石川さんが非常に魅力的だった。
(結婚に関する考え方は興味深いうえ、少し笑って、なんだか気が抜けてしまうものだった)
幸せとは心理学的に、「快楽」「意味」「没頭」の3種類があるという。
『死刑囚が一番認めたくないことは「自分の人生に意味がないかもしれないということ」』であり、一方で『生きることの意味がないかは、とりあえず生きてみないとわからない』ものであり、『生きる意味より死なない理由を探せばいい』という。
結局、自分の生きる(人生の)意味がわかれば幸せなのだろうけれど、それには時間がかかる。かかっていいのだ。自分が何をしていると楽しいのか、自分を分析して、抽象化することで、人生の「軸」が見えてくる。
自分を深く知ることで、自分にとって楽しいこと(=「快楽」)を見つけ、それに「没頭」し、時に不得意なこともやっていくことで、知を得ていく。
するといずれ、自分の人生の「意味」を知ることになるのだろう。
自分の人生を歩み始めるのは50歳ぐらいからでいいんじゃない、と石川さん。
前向きで、熱くなれる一冊。
Posted by ブクログ
語り尽くされたと思われる幸福論だが、本書ではとても新鮮な意見を知ることができた。
二人の対談で本書は進むが、個人的には石川さんの意見はどれもおもしろいなと思う。
・幸福の究極のゴールは朝ワクワクして目が覚め、夜満ち足りて眠ること。
・感情に必要のないものなどない。怒りは楽観思考を生み、恐怖はロジカル思考を生む。
・人は3つの異なるコミュニティから同じものを勧められると響く。
・幸せの科学的な定義は快楽、意味、没頭の3つ。
・多くの人が幸せの先のばしをしている。
これらの主張はものを考える上助けになるものだと感じた。
また本書は対談という形式だからこそ、ものすごくサクサク読み進められたと思う。
Posted by ブクログ
「予防医学」の学者石川さんと、ニッポン放送の吉田アナウンサーによる「人生を幸せにする方法」についての対談です。科学的に、とタイトルに入っており、予防医学に基づくコメントは挟まれるものの基本的には肩肘張らずに気楽に読める本です。
表紙が化学室にいるっぽい女子高生なのですが、内容的にはあまり関係ない印象でなぜこんなデザインにしているのかは良くわかりません。中高生向けの本だ、ってコトでしょうか。
対談集ではありつつ、吉田アナウンサーが石川さんに質問しながら知識を引き出していくのが基本線。吉田アナウンサーがテンション高めに相槌を打って深いやり取りが生まれていく一連の流れは、雰囲気が良さそうでこちらもリラックスして読み進められます。
少しとりとめがない印象なので、厳密にタイトル通りの内容を求めると肩透かしをくらうのではないかと。逆に、それこそ吉田さんの専門分野のラジオを聴くような感覚で読めば、面白い豆知識をポジティブに受け取れそうです。
ちなみに豆知識自体は石川さんが「知っていること」という印象で、予防医学に限らないもの。点と点を繋いで線に…ってのはジョブズだし、人の繋がりと情報伝播の関係も別の本で読んだなぁと思いながら、楽しく読めるためになる雑談というのは、それはそれでありがたい存在です。
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 人生の問題は、科学でどうにかなりますか?
第2章 「感情」について科学的に考えてみた
第3章 これから生き抜くために、何を勉強したらいい?
第4章 科学的に見ると、恋愛と結婚って何ですか?
第5章 幸せに生きるには多様性が必要だ
第6章 人生の幸せは科学で分解できる
第7章 「幸せに生きる方法」が見えてきた!
<内容>
ニッポン放送のアナウンサー(かなりヘンな人)と予防医学研究者(こっちもかなりヘン)の対談集。対談集なのでさっくり読めるが、内容は意外と濃い。現在の世界の科学は、人間の「感情」を分析していて、心理学はもとより行動経済学とかこういう分野にも進出している。この本は宗教的要素はほとんどなく、そうした「感情」を分析し、「幸福」について考えているもの。むろんこの本だけでなく、どっかで裏付ける必要はあるが、読んだ感じ、やってみる価値ありと思う。例えば、「恋愛」はどうしても過去を考えがち(「好き」だったから告白するとか…)だが、そうではなく未来を意識する(僕と付き合えばこうなりますからとか言う)。なので、セールストークは、「僕とデートするならどこに行きたい?」とか、「食事は何がいい?」とか聞く。この聞き方も、心理学的に言うと「クローズドクエスチョン」ではないので、とても有効だ。まあ、科学者の方は、科学者なので(?)恋愛についてもしっかりと研究している(過去30年分の女性誌を読んでみたり)。あとは、幸福な人生を送るためには、3つから5つの専門分野を持つといい、というのは至言でした。
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