海堂尊のレビュー一覧

  • フィデル誕生 ポーラースター3【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    カストロ議長の前半生の物語。
    前半生と言っても、親の幼少期から物語が始まる。
    生き生きとした臨場感溢れる描写と歴史的な事実が綴られる部分があり、後者は多くの人物や団体が次々と出てくるので、読んでいて非常に辛い。
    中南米の第二次世界大戦前辺りの政治史に詳しい人は読んでいてとても楽しいのだろうと思う。
    キューバの歴史を知りたい人にオススメです。

    0
    2024年05月10日
  • コロナ漂流録 2022銃弾の行方【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    海堂尊『コロナ漂流記 2022銃弾の行方』宝島社文庫。

    『チーム・バチスタの栄光』シリーズの新章『コロナ黙示録 2020災厄の襲来』『コロナ狂騒録 2021五輪の饗宴』の続編。

    物語は、新型コロナウイルスから遠ざかり、元総理への銃撃事件やら宗教団体の話がメインとなる。どうせならもっと突っ込めば良いものの、事実をなぞるだけで面白味に欠けた。

    2022年7月、ついに新型コロナウイルスの新規感染者は1日10万人を超える。その頃、東城大学医学部付属病院のホスピス病棟とコロナ病棟の責任者を兼務する田口公平は、医師のワークライフバランスを主張し、病棟に効果性表示食品を導入しようとする新任の中堅医師で

    0
    2024年04月14日
  • ブレイズメス1990【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    ブラックペアンの渡海先生が好きだったから続編…出てきてくれたらうれしいなとか思って読んでたけどやっぱり出てこないよね。

    0
    2024年03月12日
  • 医学のひよこ【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    医学のたまご からの 本作品の 医学のひよこ
    医療系かと思っていたが、ちょっとズレたお話。
    中盤までは何となく読んでいて、モヤモヤした感じでしたが、終盤は次が気になる終わり方。
    つばさ はいいかな と、思ってましたが、やっぱり読もうかな。

    0
    2024年03月02日
  • マドンナ・ヴェルデ(新潮文庫)【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    ジーン・ワルツで主人公の女医・理恵の代理母となった実母みどりの気持の流れ。
    かなさんにお勧めいただきました。
    ジーン・ワルツでの代理母出産は、合理的で理性的な女医が中心。そこ姿勢に納得はしていたが、そこで書かれなかった、元夫の考え方、出産した双子を、理恵と母親が一人づつ育てることになった流れが描かれる。
    娘にも母親にもなんとなく欠落しているものがあるような、誰しもどこかは不足があるのだから、と思ったり。
    元夫は興味深い人種だった。息子へ「ようこそ地球へ」と言えるような理性的な理論派。でも、何かが足りないような。
    代理母について、医療的な事、法律的な事、社会的な事。そして、母親となる心情的な事。

    0
    2024年02月23日
  • アクアマリンの神殿【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    未来医学探究センターで暮らし、真実を隠して中学生活を送る少年。彼の業務は、センターで眠る、ある女性を見守ること。だが彼女の目覚めが近づくにつれ、重大な決断を迫られ…。

    0
    2024年01月27日
  • 氷獄【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『チーム・バチスタの栄光』のその後を描いた表題作を含む、全4篇。



    「双生」……1994年春。田口公平のもとで研修に励むすみれ・小百合の桜宮姉妹。外来患者の夫の異変に気付いたすみれは、ある斬新な治療法を提案する。
    パーキンソン病の新たなる外科的治療法。
    脳に電極を入れて、通電すれば良いという。
    だが、彼女たちは半年の予定が三ヶ月で終わった。


    「星宿」……2007年冬。看護師の如月翔子は、手術を拒否し続ける少年・村本亮の願い「南十字星を見たい「を叶えるため、便利屋・城崎を呼び出して、オレンジ病棟の秘密の3階にプラネタリウムに。
    翔子が奔走する先にはグッチー、高階院長、白鳥も出てきて成功さ

    0
    2023年12月28日
  • 輝天炎上【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

     『ケルベロスの肖像』と同時間軸で進む天馬大吉と西園寺さやか視点の物語。相変わらずロマンスが不自然というか説得力がないと感じる。天馬君はそんなに美少女にモテる要素なかったと思う。そして大口を叩く割には脅迫状を出した人物を気にしなかったりなど、細部を気にしないさやかに漂う小物感。『ケルベロス〜』の印象だけの方が強そうだった。そしてセンター爆破はやはりやり過ぎ。『ケルベロス〜』はバチスタシリーズ最終章だったのか、と今さら知る。さて次は極北市。

    0
    2023年12月22日
  • 医学のつばさ【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    いのちの奪還のところが???だった。読み方が悪かったのかな?と思う。

    全巻の続きだったので一気に読めた。
    元々このシリーズは読みやすいから早かった。
    小原さんご最後にいい人になったのはちょっと残念かな。最後まで嫌なヤツだったらな、と思う。

    0
    2023年11月11日
  • スカラムーシュ・ムーン(新潮文庫)【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

     長い。ナナミエッグ奮闘記と彦根パートは分けて別の本にすれば良かったのでは?かなりの桜宮サーガファンでないと、この冗長さは辛い。話として面白くないこともないけれど、変な渾名や装飾過多な文体が興を削いでいると感じる。あと海堂作品にロマンスは要らない。文句を言いながらも桜宮サーガ読み続けるのだが。柴田がカッコ良かった。

    0
    2023年10月31日
  • アクアマリンの神殿【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    未来医学探究センターで暮らす佐々木アツシは、真実を隠して中学生活を送っていた。彼の業務は、センターで眠る、ある女性を見守ること。だが彼女の目覚めが近づくにつれ、少年は重大な決断を迫られる――。

    前作は、アツシが目覚めて新しい生活と彼という問題提起、ということで終わったが、今作は、目覚めることなくアツシの決意までで終わってしまった。結局のところのゴールドスリープ問題自体解決しないで終わってしまった感が否めなかった。

    0
    2023年10月30日
  • ランクA病院の愉悦(新潮文庫)【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    最初の2つがとても面白かった!かなり笑えました。あとの方が好みに合わなかったので、星が1つ減りました。

    0
    2023年10月05日
  • 医学のたまご【電子特典付き・角川文庫版】

    Posted by ブクログ

    パパとボクの関係性が、読んでいてとても心地良かったです。始まりの穏やかなパパの雰囲気から一変、クライマックスにかけての存在感がかっこいい。
    自分なりの方法を見つけながら、目の前の課題に向き合っていくボク、未来を担う素敵なたまごですね。

    0
    2023年09月03日
  • 医学のたまご【電子特典付き・角川文庫版】

    購入済み

    大人の夏休みに

    児童書的な先品だったらしいが、大切な言葉が沢山散りばめられていて、大人が読んで色々なことに想いを馳せるのもいいのではないでしょうか。
    あとがきも面白くて、続けて著者の作品を読もうと思います。

    #深い #タメになる

    0
    2023年09月03日
  • よみがえる天才8 森鴎外【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    森鴎外は臨床に立たなかった医師、政治家ともよく関わった軍医総監であり帝室博物館総長として人生を終えた人物。まさに複雑怪奇な天才だろう。
    内容は軍医時代のところに多く割かれているため「作家・森鴎外」より「軍医総監・森林太郎」に興味のある方向け。

    0
    2023年07月31日
  • コロナ狂騒録 2021五輪の饗宴【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    筆者は安倍・菅政権、大阪維新の会が相当嫌いなんだろうなぁと感じました。
    コロナ禍、ネットの中で見ていた内容が多く含まれていたので あの頃あんなだったなぁと振り返りながら読みました。
    うがい薬や雨ガッパの件は 私も子供の発想やんって そんな人達が政治家なんて大丈夫なん?って思ってました。
    あらゆることに利権が絡んでいて ホント嫌になりますね。
    現在は毎日の新規感染者は 発表されなくなりましたが 沖縄では9波かって言われているみたいですが…
    ワクチンもあんなに何度も打って身体は大丈夫なんかな?って思います。

    0
    2023年06月30日
  • 医学のたまご【電子特典付き・角川文庫版】

    Posted by ブクログ

    『モルフェウスの領域』で登場した曾根崎教授の息子が今度の主人公だ。それに、あのアツシがスーパー高校生医学生として登場する。主人公カオルは、網膜芽腫の研究に関する象牙の塔の暗闇に引きずり込まれる。中学生のエエカッコシイと素直さが、物語の流れの中で良く表現された。バチスタの面々も、高階学長、田口教授、如月ショコちゃんは看護師長と、皆さん偉くなっていた(笑) 2008年に刊行された本書は、2022年の未来を描き、2020年に文庫化されたものを読む不思議な感覚を味わった。

    0
    2023年06月24日
  • スリジエセンター1991【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

     そこまでして潰さないといけない施設だろうか。高階ら東城病院サイドからは見えにくいかもしれないが、世良の影響で天城はかなり変わってきているように思えたのに。手術メンバー総入れ替えは患者を危険に晒しているので、どんんな大義名分があろうとしてがいけないことなのに。どこの組織も足の引っ張り合いは必ず存在し、見苦しいことこの上ない。終わり方は覚えておらず、少し悲しい気持ちになった。

    0
    2023年06月23日
  • ブレイズメス1990【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

     再読だけど気分が乗らなくて、読み進めるのがちょっと苦痛だった。天城のようなお医者さんがいてもいいのでは、と思ってしまうのは人ごとだからなのだろうか。儲けたお金で医療業界全体を良くしてくれたら、世良や高階も言うことなしかな。また忘れないうちに次作も読まねば。

    0
    2023年05月25日
  • ジーン・ワルツ(新潮文庫)【電子特典付き】

    Posted by ブクログ

    久しぶりの海堂尊である。
    実は私は海堂尊の著書はあまり好きではないんだなぁ。
    しかし奥様はけっこう気に入っており、本棚に何冊も並んでいるので、積読書が無くなってる現在、相談して読んでみた。

    産婦人科医が主人公となり、不妊治療とか代理母出産等に絡めて厚生省のまずい施策や大学病院の圧力により思った治療ができないとか。
    そういった内容。
    面白いしテンポもいいんだけど、あぁ海堂尊だなぁと思ってしまう。
    というか結局ミステリー小説ってのが私にはあまり合ってないんだろうな。

    もう前になるんだけど映画にもなってたんですね。知らんかったけど。

    0
    2023年03月30日