海堂尊のレビュー一覧

  • マドンナ・ヴェルデ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    「ジーン・ワルツ」のスピンオフ作品です。
    母・娘の関係性、夫婦のあり方、そして妊娠・出産への向き合い方などなど、とても考えさせられる一冊でした。

    「神の領域」をある程度操ることが可能となった現代の医療技術は、ほんとうに素晴らしいことだと思います。
    けれどもそこにひとが持ちうる傲慢さが顕れてしまうと、今度は数式や経験値では割り切れない軋轢が生じてしまう。

    「天からの預かり物は天に返してもいいの」

    みどりのことばが印象的でした。

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    2017年08月28日
  • アクアマリンの神殿【電子特典付き】

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    モルフェウスの領域の続き

    安定の海堂尊なんだけど、いまいちに感じた
    だけど、解説で青春小説という視点に気付かされると感想が変わる
    なるほど、青春ラブコメとして見ればまぁまぁな出来かな?

    それはそうと、医学のたまごで田口先生が教授になっていた理由が判明
    あとは高階さんが病院長から学長になったのはいつなのかね?
    でもまぁ病院長になれるくらいの政治手腕を持ってるなら学長にもなれますわなぁ

    これってまだオンディーヌは起きないけど、続編ありますよね?
    という認識でいていいのかな?

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    2016年08月22日
  • ランクA病院の愉悦(新潮文庫)【電子特典付き】

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    ネタバレ

    健康増進モデル事業8/16
    緑剥樹の下で8/17

    ガンコロリン8/18
    被災地の空へ8/19
    ランクA病院の愉悦8/21

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    2016年08月21日
  • ランクA病院の愉悦(新潮文庫)【電子特典付き】

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    コミカルな短編集。「健康増進モデル事業」がバカバカしいのだがとても面白かった。電車の中で笑いをこらえるのが大変だった。「被災地の空へ」も速水医師のスピンオフ作品みたいで、いい。海堂尊は長編ものがいい作品を書くが、こういうコミカル系のも気さくに読めて面白い。

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    2016年08月12日
  • アクアマリンの神殿【電子特典付き】

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    前作の『モルフェウスの領域』では西野と曽根崎のロジックというかへりくがうっとおしかったけど、こちらは登場人物が多いせいか気にならなかった。

    海堂さんらしい面白いキャラが続出し、特に夏美ちゃんが良かった。やはりあり得ない設定ではあるものの学園ドラマの爽やかさで楽しく読み進んだ。

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    2016年07月09日
  • アクアマリンの神殿【電子特典付き】

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    ネタバレ

    再読。やめどきがわからないこのシリーズ。主人公とそのお友達はかなりぶっとんだ設定になっていますが、楽しく読めます。シリーズの中での大切なこともきちんと描かれています。しかしホントにやめるキッカケがないわ・・・。

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    2016年06月30日
  • アクアマリンの神殿【電子特典付き】

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    え、近未来Sci-Fi作品かな。
    最大の疑問と言えは、田口先生は、あの田口先生なのか!と言うことに尽きるぐらいのSF。
    ま、それ以外はね、言わずもがな。

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    2016年06月25日
  • ランクA病院の愉悦(新潮文庫)【電子特典付き】

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    あとがきに、フィクションだが絵空事ではない、そうこころして読んでほしい、とある。

    そう考えながら読んでみるといいかも。考えさせられる作品。

    他の作品に出てきた人がちょくちょく出てくるので懐かしい。あぁ、あの話の後かぁ、と。

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    2016年06月24日
  • ランクA病院の愉悦(新潮文庫)【電子特典付き】

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    ネタバレ

    5本の短編集


    健康増進モデル事業
     健康とは何か。
     根本から覆される考え方。見方。
     日本国内から3人のうちの一人に選ばれた木佐誠一。
     いろんな意味で考えさせられれます。

    緑剥樹の下で
     ノルガ王国にて一人の日本人医師トカイ。
     王国の皇子が拡張型心筋症と診断。
     医師は国境まで皇子を連れて行き、再度戻っていく。

    ガンコロリン
     ガンの特効薬で予防薬。
     この薬があっという間に承認され、世に広まる。
     外科医が絶滅危惧種となる。
     時を経て20年後。
     新たなガンが見つかる。
     勿論、ガンコロリンが効くわけもなく…。

    被災地の空へ
     東北の地で地震。
     極北救命救急センターの速水

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    2016年06月21日
  • 輝天炎上【電子特典付き】

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    まるで同窓会みたい。海堂作品のキャストが総登場。人間関係の不自然さはあるけど楽しめる。
    「ケルベロスの肖像」をもう一回読もうかな。

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    2016年05月29日
  • ナニワ・モンスター(新潮文庫)【電子特典付き】

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    残り半分から一気に物語にひきこまれました。
    まるで寸劇のように大げさな展開についつい引き込まれてしまいまし。
    一連のチームバチスタの話に登場する人物も多く登場する本作。
    すっかり、世界観に没頭してしまいました。
    わざとらしいと分かっている演出にやられます。

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    2016年05月22日
  • マドンナ・ヴェルデ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    代理出産した母・みどり側からの『ジーン・ワルツ』の裏版。

    理恵とその夫の考え方には理解に苦しむ。
    生命って本当に尊いものだと感じた。

    『ジーン・ワルツ』読んでおいたほうがいい。

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    2016年01月16日
  • ひかりの剣【電子特典付き】

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    チームバチスタ位しか読んでいないので登場人物については予備知識が有りませんした。それでもこれは読まねばなるまいと思いました。
    理由は以下の通りです。
    ①剣道
    ②表紙が村上もとか先生
    ③青春

    この中でも①と②の合わせ技はずるい。六四三の剣で育った少年剣士にとってはこの表紙はこれだけで永久保存版です。もうどんな素晴らしい小説なのだろうかと妄想が膨らみまくりで、少々ハードルを上げ過ぎてしまったかもしれません。
    ライバル、修行、挫折、再生と必要なものは全て網羅されています。及第点です結構面白かったです。
    でも少し突っ込み所が有って冷めてしまう部分が有って困りました。もっと熱心に読みたかった・・・。

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    2015年09月21日
  • ナニワ・モンスター(新潮文庫)【電子特典付き】

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    パンデミックをどう防ぐか、という話かと思ったら、国の在り方にまで踏み込んでいて、自分にとってはスケールがでかくなってきました。
    どうやらシリーズ物のようなので、今までの登場人物が出てきて、どう対決し、どう共闘していくのかなんてことも描かれるのかな。
    このシリーズは完結しなさそうだな。

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    2015年07月27日
  • ナニワ・モンスター(新潮文庫)【電子特典付き】

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    久しぶりの海堂ワールド。
    “桜宮サーガ”の枠を飛び出し舞台は日本全域に。

    まあ面白い。
    面白いんだけど……、まさしく、『“海堂ワールド”の第●章』的な様相が顕になってきた。

    海堂作品を未読な人にはきっと、何がなにやら分からなすぎるのでは……?

    ある程度は読んできた自分(バチスタ系4作+α、極北系2作、婦人科系2作)ですら、途中よく分からぬところがちらほらと……(笑)。

    ★3つ、7ポイント。
    2015.06.03.古。

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    2017年01月24日
  • マドンナ・ヴェルデ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    子供にとっての親とは誰を指すのか?

    日本では許可されていない代理出産を、技術を有する産婦人科医が自らの親へ依頼する。
    自身では妊娠が不可能であり、借腹としての女性の存在。
    物理的に子供を腹に宿す女性、卵子を提供した遺伝上の母親としての女性。子供の取り扱い方の考えが異なる場合、子供の親たる権利はどちらへ帰属するのだろうか。

    上記に加え、戸籍上の母親、成育担当女性も親として考えられうる。
    技術が進歩すれば、母親候補は更に増えるのかもしれないが、現段階では4者かと。(父親の場合は借腹を外し、精子提供の男性、成育担当、戸籍上の男性の3者かと)
    個人的な考えでは、成人まで法的な親は戸籍上となり、その

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    2015年04月29日
  • 輝天炎上【電子特典付き】

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    チーム・バチスタシリーズの別物語、第2弾。
    ケルベロスの別視点の作品です。

    天馬くんが課題で「日本の死因究明制度」を調べ始めます。
    同時に桜宮一族との因縁の対決が繰り広げられる物語。

    作品として個性的な登場人物があり、面白いです。
    話が広がり過ぎて著者の想いが途中で爆発した印象。
    最後はなんか冷めた印象がありました。
    先に本シリーズを読んでないと、置いてかれそうです。

    まあ本シリーズファンにはお勧めの作品です。

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    2015年03月10日
  • ナニワ・モンスター(新潮文庫)【電子特典付き】

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    平和な街に突如インフルエンザパニックが起きる。パンデミックものかと思いきや、途中から浪速市の政治をどうするかとか、よく分からない方向に進んでいってしまった…筋は通っているのかもしれないが、話が現実を超越しすぎててちょっとついていけなかった…

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    2015年02月19日
  • いまさらですが、無頼派宣言。【電子特典付き】

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    ネタバレ

    2007年から2014年までの2か所のブログをまとめたもの。本来8年かけて読むものを、一気に読まされるので、また同じことを言ってる、感が半端ない。結局は、著者がまとめている通り『法医学者の不誠実な仕事ぶりとか病理学会上層部の破廉恥さ、厚労省の無作為とそれを正当化しようとする厚顔ぶり、無神経なキャッチを使い続ける本屋大賞など少数の強者』とのバトルがひたすら書かれているものである。

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    2015年02月06日
  • ナニワ・モンスター(新潮文庫)【電子特典付き】

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    パンデミックをどう抑えるか!?という話とは違い、結局は自治体の医療体制をどうするのか、
    という話になっている。想像していたものと違っていた。

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    2015年01月07日