海堂尊のレビュー一覧

  • スカラムーシュ・ムーン(新潮文庫)【電子特典付き】

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    ネタバレ

    たぶん有精卵プロジェクトとか面白かったに違いないのだけど、またまたまたまたAiとか桜の宮とか出てきちゃうと、うんざりしちゃうのは私だけ?

    卵を輸送することがいかに難しいかだけ印象に残った。

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    2018年04月17日
  • スカラムーシュ・ムーン(新潮文庫)【電子特典付き】

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    海棠さんの医療ミステリーシリーズは好きだけど、スカラムーシュが出てくる話はイマイチ面白さに欠ける。たぶんキャラが濃すぎるせいだろう。
    どうも海棠作品の登場人物は過剰な位自分の仕事に誇りを持っている。故にマンガチックで面白いのだけど、時折うざく感じる。

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    2018年04月03日
  • マドンナ・ヴェルデ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    ネタバレ

    2018/2 13冊目(通算31冊目。)同じ作者の「ジーン・ワルツ」の別視点での物語。主に理恵の母みどりからの視点から話が進んでいく。ここで触れられている代理母出産については、男性の自分からはあまり言えることは無い。ただ、物語を読んで、生まれてくる子供が幸せに生きていけるように、その出産に関わった全ての人が考えてあげることが大事だと思った。月並みな感想ですがこんなところです。

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    2018年02月27日
  • 救命―東日本大震災、医師たちの奮闘―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    震災直後の、被災各地での医師たちの奮闘を描くルポ(インタビュー)集。

    医師も人間であり、被災者でもある。そんな彼らが自分のことを脇に置いての医療活動に従事する姿は、とても尊いものだった。
    または、関東から自分の病院を置いておいて被災地にかけつけた医師たちも・・・。

    それまでして「被災地に医療を」という姿勢を見せている者たちがいる反面の、行政の無理解や不手際や怠慢、という構図はもう、フィクションだけでお腹いっぱいなのに・・・現実にも存在したというのが、やるせなさすぎる話。

    ※監修者:海堂尊さんの「あとがき」より・・・。

    ・自著ではなく監修のポジションでしかない本作においてさえなお、“A

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    2018年02月26日
  • アクアマリンの神殿【電子特典付き】

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    4分の3ぐらいまでは、学園小説みたいで話があまり先に進まず退屈してしまい読み続けるのが苦しかったが、最後4分の1になってようやく面白くなってきた。

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    2018年02月03日
  • ナニワ・モンスター(新潮文庫)【電子特典付き】

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    ネタバレ

    三部制から成るんだけど、もうちょい色々絡めて欲しいかな。縦割りすぎて、あの件まだ?あの人の話は?みたいな事になる。
    しかも、登場人物が頭良すぎて、難しい言葉を使うから全く理解出来ない。海堂さんは読み手の気持ちを考えてんのかな?好きな作家さんだけど、今回のはちょっとね。。
    再読、おススメは無し。

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    2017年12月14日
  • 輝天炎上【電子特典付き】

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    ネタバレ

    自分の期待が高すぎたかな。
    姉妹作である『ケルベロスの肖像』の方が面白かった。
    作者さんの現実世界への失望が作品世界にも侵食してきてしまったことが個人的には惜しい。
    でも海堂さんは本質的に虚構の世界を生きる人ではなく現実の世界を生きる人なのだろう。それは仕方のない話。
    個人的にはこれで桜宮の因縁には満腹しました、未読のシリーズも残っているがこれで卒業します。

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    2017年11月07日
  • マドンナ・ヴェルデ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    代理出産というとても重いテーマにしては、軽く処理をし過ぎてしまった印象。
    医療現場が抱える課題や矛盾に真正面から挑むところが海堂氏の特長であるはずなのに。。

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    2017年10月09日
  • 新装版 螺鈿迷宮【電子特典付き】

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    面白いのですが、死がテーマのため重く気持ちが沈んでしまう。そこに目を向けなければいけないのだろうけど。

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    2017年09月27日
  • ひかりの剣【電子特典付き】

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    『ブラックペアン1988』と同じ年代に、東城大・速水と帝華大・清川を中心に据えた剣道青春物語。清川の再登場は後に『ジーン・ワルツ』などの妊産婦医療の物語まで待つことになる。そういうことを考えながら読めるのも、シリーズ再読ならではだ。彼らの修行の方法や、医鷲旗大会の対戦描写は、若干のご都合主義はあるものの痛快娯楽時代小説を読んでいるよう。

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    2017年08月16日
  • モルフェウスの領域【電子特典付き】

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    おお、曾根崎先生!彼は『ジーン・ワルツ』に出て来た彼ではないか!他にも田口先生やら猫田看護師やら、ほかの作品を読んでいるとわかる人たちがたくさん。
    コールドスリープの話。これは、要は「他の作品との関連で年代が合わなくなった辻褄合わせ」で書かれたそうだけど、なんというか官僚の後頭部を金属バットで殴りまくりたくなる。
    涼子とアツシ、西野の今後も楽しみだ。

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    2017年06月14日
  • ランクA病院の愉悦(新潮文庫)【電子特典付き】

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    海堂さんらしい短編5作品。
    一番はやっぱり、速水先生が主人公の「被災地の空へ」
    命を救うために駆け付けた被災地で、軽症患者か遺体の検案かという過酷な状況に置かれた救命医の無力感や憤りはいかばかりであったのか、想像を絶します。
    でもきっと、岸村先生が仰るように、そんな状況だからこそ、生きている人間が学ぶことも多いのだろう…とでも考えないと、やりきれないよな。

    表題作は何ともシニカル。
    中身は同じでも、桐の箱に入っているだけで何倍もの値段がする果物を思い浮かべる…世の中は、そんなものだらけなのかもしれないな。

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    2017年06月06日
  • ランクA病院の愉悦(新潮文庫)【電子特典付き】

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    ネタバレ

    最初の国家プロジェクトが面白かった。
    ガンコロリンはなるほどーという結末。
    ーーー
    とんでもない医療格差が出現した近未来の日本。売れない作家の終田千粒(ついたせんりゅう)は「ランクC病院」で銀行のATMに似たロボットの診察しか受けられない。そんな彼に「ランクA病院」潜入取材の注文が舞い込む表題作。”日本一の健康優良児”を目指す国家プロジェクトに選ばれた男の悲喜劇「健康増進モデル事業」など、奇抜な着想で医療の未来を映し出す傑作短篇集。『ガンコロリン』改題。

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    2017年05月22日
  • モルフェウスの領域【電子特典付き】

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    わずか9歳で「コールドスリープ」を選択したアツシ。
    涼子は5年の間、献身的にアツシのデータを取り、維持装置を確認し、見守り続けてきた。
    しかし、涼子は気づいてしまう。
    目覚めてからアツシに襲い掛かるさまざまな困難に・・・。
    何を伝えようとしているのか、それは何となくだけれどわかる。
    でも、どうしても登場人物たちに感情移入ができない。
    この手の物語にそんなものはいらないと言われるかもしれないが、涼子の決断にもいまひとつ説得力を感じなかった。
    現代において人間が物語や映像で想像できることは、ほとんどが未来において実現されるだろうと言われている。
    だとすれば、この「コールドスリープ」もまたいつかは現

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    2017年03月13日
  • マドンナ・ヴェルデ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    どんなに医療技術が進歩したとしても、触れてはならない聖域があるのかもしれない。
    母として、父として、子どもに果たさなければならない責任とは何なのか?
    生めば親になるのか。育てていく過程で親になっていくのか。
    みどりの選択が正しかったのかどうかはわからない。
    ただ、理恵はきっと、以前とは少しだけ違う人間に成長しているような気がする。
    理恵なりに良い母親になるような気も・・・。
    現在、代理母の法的問題はどうなっているのだろう。
    自分に関係のないことは、たぶん報道されていても目に止まらない。
    不妊治療の問題も含めて、きちんとした話し合いはされているのだろうか?

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    2017年02月22日
  • ランクA病院の愉悦(新潮文庫)【電子特典付き】

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    作者の作品は初めて読みました。

    『健康増進モデル事業』はおもしろかったけどちょっと消化不良?
    『ガンコロリン』は現実になれば怖い。一歩間違えれば現実になりそうだし。
    表題作が一番面白くなかった。

    あとちょこちょこギャグ的な言い回しがあるが、どれも笑えなくてちょっと鼻につく…のはキャラクターの魅力不足かな。

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    2017年02月06日
  • モルフェウスの領域【電子特典付き】

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    どうも、シリーズ化されている、らしい…。設定をよく知らなかったからか、何回か読み直しが必要だった。なぜ、アツシにそこまで入れ込むのか?が少し謎。おいおい、そんなんで良いのかよ…と思わなくもない。
    近未来的で面白かったが。

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    2017年01月03日
  • アクアマリンの神殿【電子特典付き】

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    初めて読んだ海堂さんの本です。
    モルフェウスの領域の続編と知ったのは、読後の解説だったので、新鮮で面白かったです!
    医療小説と青春小説の両面があり、私的には学園ラブコメっぽい部分が面白かったかな。
    早速、モルフェウス~も読んでみようと思います。

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    2017年01月03日
  • マドンナ・ヴェルデ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    実の母親に代理出産をさせるとは⁈
    夫婦とは、親子とは?母親とは?
    深刻ですごく悩ましい内容なのに、サクッと話しが進んでいくのに違和感があったが、まぁフィクションとして面白かった。

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    2016年12月22日
  • ランクA病院の愉悦(新潮文庫)【電子特典付き】

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    医療ユーモア短編小説集+α
    速水先生のまじめなお話と渡海のまじめなお話しが入ってる
    その他は「まったく起こりえない事態ではないかもしれない」お話
    人一人が健康に生きるためのコスト、癌の予防&特効薬ができたら、病院にランク付けがあったら等々

    ガンコロリンの話のオチは生態学的に考えると面白い
    ガイア理論的な考えはある意味で宗教のようなものですからねぇ

    表題作に関しては、まったく荒唐無稽なものでもなくなってきている
    クイズ番組で高得点をたたき出したIBMのWatsonが今度は医療分野にも展開するというらしいし

    そもそも医療はトライアンドエラーの統計学みたいなものだから
    過去のデータが膨大にある

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    2016年11月02日