海堂尊のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
海堂尊のモルフェウスの領域を読みました。
病気の治療法が開発されるまでの期間、人間を凍らせて眠らせる凍眠の技術が開発されたら、というテーマの物語でした。
凍眠をしている少年、佐々木アツシの生命維持業務を5年にわたって行っている日比野涼子は、アツシが目覚めた後に起きる問題に気づき、アツシを守るために行動を開始するのでした。
新しい技術が開発されたときに、それを現実の世界とマッチさせるためにはいろいろ考えなければならないことがある、という指摘は面白いと思いました。
コールドスリープの装置を開発した技術者、西野は冥府の番人のように登場しますが、この人が不眠症というのは笑えないジョークだと思いま -
Posted by ブクログ
「チームバチスタ」で有名な海堂さんが書いた、剣道青春小説「ひかりの剣」です。
私自信、剣道の経験は全くないのですが、小さい頃の憧れからなのか?最近、剣道小説を続けて読んでいます。
この「ひかりの剣」は、医療小説と言えば!の御自身が医師である海堂さんの手によるもの。
主役は、「ジェネラルルージュ」の速水晃一。「ジーンワルツ」の清川吾朗。
キーマンとして、「チームバチスタ」「ジェネラルルージュ」「ブラックペアン1988」の高階権太。
恐ろしく魅力的な布陣です。
医科大学の剣道部が舞台です。若き頃の各人の“咆哮”のような熱い小説。
それでも、あくまでも医師のしての視点で書かれていて、医療の -
Posted by ブクログ
新薬の開発を待つために5年間のコールドスリープを選んだ少年とそれを管理する人とその周りのお話し
解説でも書いてたけど、作品間の矛盾があったために壮大な穴埋め作品らしい
確かに「医学のたまご」の時は高校生だったもんなぁ・・・
となると、この話の続きとしてはそんなふうに解決するということでいいのかねぇ?
いつもの海堂作品同様に過去作品のキャラが登場
ショコちゃんやグッチーが絡んでくるのは当然として
サトーちゃんもしっかりしてた
あと、アフリカで出会った医務官も名前は出てないけど、高階先生とやりあったアノ人だよね?
名前がうんぬんというセリフは海を渡ったって事か・・・
ストーリーの内容としては -
Posted by ブクログ
速水は、東城大学剣道部の主将。
責任感が強く、高階剣道部顧問に、それでは勝てないと
宣言される。竹刀と真剣の違い、鎬の意味を教わる。
そして、真剣の素振りを1万回 愚鈍に続ける。
何かが、変わるのである。
桜の花びらを切ることができない。
それに対して、高階のアドバイスが、貴重なヒントに。
清川は、東華大学剣道部 才能があると思っていたが、
高階先輩に、素質があるのと才能は違うと言われる。
勝ち逃げすること、責任を持たないこと、いつでも主将を放り出すこと。
自由度が高いが、同じ相手に負けることが嫌いである。
高階というタヌキに翻弄されながら、速水、清川は、自分を見つめ、
成長して行く。 -
Posted by ブクログ
面白かった。
そもそも医者とかというには、職業と切り離されるべき職種なのかも知れないと思います。
でもそうもいかないのもわかります。
例えば聖職者は職業ではないと崇高な意識を持っていても、事実として生業としてやっている人もいるし、それを批判することは難しいのは事実です。
であれば、聖職者としての側面も持ちながら、またより現実的で社会的な技術者なら、やはり職業として扱うのはまっとうですが、そこもまた、ある意味、属人的にならざるを得ないにも関わらず、枠組みを意識せざるを得ない。。
なんとも難しいです。
物語の内容には触れてませんが、そういうことを考えてしまう本でした。