海堂尊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレやっぱり、海堂尊の小説は面白い。
極北市が財政破綻し、市民病院も再建されることになる。
再建請負人が着任したところで、終わってしまって中途半端だなと思ったら、「極北ラプソディ」という続編があった。
今中医師は、バチスタシリーズの田口医師と似た感じ。非常勤、月収20万円ぐらいの薄給でなのに、よく働き、破綻した病院を見捨てずに残るところが偉い。破綻後は、今中が中心となって病院の再建にあたるのかと思ったら、外部から再建請負人が来ることに。
面白かったが、こういう終わり方をするのであれば、「極北ラプソディ」は続編ではなく、「極北クレイマー」の下巻にすればいいと思う。
姫宮がいい味を出していた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ“私はモルフェウスの守護天使だ。”
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未来医学探求センターに勤める日比野涼子。
世界初となるコールド・スリーパーを見守ることが主な仕事だ。
目の治療をするために5年の凍眠を選択した少年。
涼子は彼をモルフェウスと呼び、目覚めの時を待つ。
そして、目覚めた後の彼をも守るべく涼子は動く。
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今まで海堂作品で出会った登場人物が多く出てくる本作。
時代設定は現実とほぼ同じ。
しかし、すごくSFチック。
実際凍眠はまだ現在の医療では不可能のよう。
そういう意味でちょっと現実味に欠けてしまうように思え、遠巻きに読んだ感覚もある。
多くの方もそうなんだとは思うけれど、眠った状態と -
Posted by ブクログ
ネタバレ*****
帝華大学医学部に属し、不妊治療を専門とする曾根崎理恵は大学で学生に発生学を教え、研究のかたわら、週一回非常勤としてマリアクリニックで診療を行っている。
閉院間近のマリアクリニックが抱える患者は五人。
年齢や境遇が違う彼女たちの出産、それぞれを待ち構える試練。
彼女たち、そして、生命、地域医療を脅かす問題に真摯に向かう理恵。
そんな中、彼女をよく知る清川准教授はとある噂を耳にし…。
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『チーム・バチスタ』シリーズも少しずつ読んでいますが、舞台はつながっているけれど、こちらには白鳥&田口コンビは出てこない。
映画化ということもあって、気になっていた作品。
生命倫理、代 -
Posted by ブクログ
ゲバラにはもともと興味はあって、関連本をいずれ読んでみたいと思っていたのだが、ピンとくるものに出会うことなく時が過ぎ、誰かゲバラの生涯を読みやすい小説にしてくれないかなぁとずぅっと思ってきた。
来たこれ!
ゲバラを小説にしてくれた人がいた!
しかも海堂さんじゃないか。
「チーム・バチスタ」シリーズ好きだったし、これは間違いない、と書店で即決、レジに走った。
読んでいる間、ずっとゲバラといっしょに笑い、怒り、悲しみ、恋をした。
よく知らぬまま「なんかすごい革命家」というイメージしか持っていなかったけど、この本のおかげで、ゲバラも私と同じ1人の人間であることを感じ、一気に身近に。
これを読ん -
Posted by ブクログ
防災の日の9月1日に読んでみた。
「チームバチスタ」シリーズの著者・海堂尊氏監修の被災地で実際に活躍した医師たちのインタビュー集。
実際に病院が被災した医師、家族を津波で失った医師、救急隊として駆けつけた医師…様々な立場の医師の方たちが震災時を振り返り、語っているのだけど、その様子は本当に壮絶で、震災から6年経った今読んでも、思わず涙がこぼれた。
自らが被災者でありながら、現場を統括しなければいけない使命を守り切った先生方も凄いが、被災地の方々がほとんど混乱もせず、本当に励まし合って生き延びたんだと言う事実がとても胸を打った。
今回の震災では、ほとんど救命が役に立たなかったと言う。しかし、その