海堂尊のレビュー一覧
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ネタバレ“私はモルフェウスの守護天使だ。”
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未来医学探求センターに勤める日比野涼子。
世界初となるコールド・スリーパーを見守ることが主な仕事だ。
目の治療をするために5年の凍眠を選択した少年。
涼子は彼をモルフェウスと呼び、目覚めの時を待つ。
そして、目覚めた後の彼をも守るべく涼子は動く。
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今まで海堂作品で出会った登場人物が多く出てくる本作。
時代設定は現実とほぼ同じ。
しかし、すごくSFチック。
実際凍眠はまだ現在の医療では不可能のよう。
そういう意味でちょっと現実味に欠けてしまうように思え、遠巻きに読んだ感覚もある。
多くの方もそうなんだとは思うけれど、眠った状態と -
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ネタバレ*****
帝華大学医学部に属し、不妊治療を専門とする曾根崎理恵は大学で学生に発生学を教え、研究のかたわら、週一回非常勤としてマリアクリニックで診療を行っている。
閉院間近のマリアクリニックが抱える患者は五人。
年齢や境遇が違う彼女たちの出産、それぞれを待ち構える試練。
彼女たち、そして、生命、地域医療を脅かす問題に真摯に向かう理恵。
そんな中、彼女をよく知る清川准教授はとある噂を耳にし…。
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『チーム・バチスタ』シリーズも少しずつ読んでいますが、舞台はつながっているけれど、こちらには白鳥&田口コンビは出てこない。
映画化ということもあって、気になっていた作品。
生命倫理、代 -
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ゲバラにはもともと興味はあって、関連本をいずれ読んでみたいと思っていたのだが、ピンとくるものに出会うことなく時が過ぎ、誰かゲバラの生涯を読みやすい小説にしてくれないかなぁとずぅっと思ってきた。
来たこれ!
ゲバラを小説にしてくれた人がいた!
しかも海堂さんじゃないか。
「チーム・バチスタ」シリーズ好きだったし、これは間違いない、と書店で即決、レジに走った。
読んでいる間、ずっとゲバラといっしょに笑い、怒り、悲しみ、恋をした。
よく知らぬまま「なんかすごい革命家」というイメージしか持っていなかったけど、この本のおかげで、ゲバラも私と同じ1人の人間であることを感じ、一気に身近に。
これを読ん -
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防災の日の9月1日に読んでみた。
「チームバチスタ」シリーズの著者・海堂尊氏監修の被災地で実際に活躍した医師たちのインタビュー集。
実際に病院が被災した医師、家族を津波で失った医師、救急隊として駆けつけた医師…様々な立場の医師の方たちが震災時を振り返り、語っているのだけど、その様子は本当に壮絶で、震災から6年経った今読んでも、思わず涙がこぼれた。
自らが被災者でありながら、現場を統括しなければいけない使命を守り切った先生方も凄いが、被災地の方々がほとんど混乱もせず、本当に励まし合って生き延びたんだと言う事実がとても胸を打った。
今回の震災では、ほとんど救命が役に立たなかったと言う。しかし、その -
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地震だけであったのなら、あれほどの死者・行方不明者は
出なかったであろう東日本大震災。本書は自らも被災しな
がら、または震災直後に被災地へ支援に入った医師9人へ
のインタビューで構成されたノンフィクションだ。
ある医師は診療中に自分の病院で震災にあった。往診鞄
だけを持って避難した。避難所ですぐに救護所を設置し、
避難した人たちの心の支えにもなった。
「医は仁術」。皆、不安な思いで避難所へ集まった。そこに
見知った医師がいるだけである程度の不安は解消されるもの
なのだろう。
地震だけなら日本には阪神淡路大震災の経験がある。だが、
津波の被害にはその経験は役に立たなかった。崩壊した
建物に