海堂尊のレビュー一覧
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バブル三部作の締め
そして個人的には桜宮サーガの最終巻
発売時期はそんなに遅くないのに、なぜかこれが最後に残ったんだよね
ちょっと、これは後々の展開に繋がる重要なストーリー満載じゃないの
世良先生が天城先生の思想を受け取ってたどり着いたのが極北シリーズで病院の再生請負人やるストーリーで
高階先生が院内政治を牛耳った結果が田口白鳥シリーズのまるなげっぷりに繋がり
あと、藤原さんと高階先生のつながりとかね
彦根先生のシリーズ関連も村雨さんとか桜宮の市政に携わっているし
上杉モーターズの会長と彦根先生のつながりとかが債権の回収に繋がるわけですね
ああ、あと厚労省の坂田も出てたな
あと、速水先生も活 -
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防災の日の9月1日に読んでみた。
「チームバチスタ」シリーズの著者・海堂尊氏監修の被災地で実際に活躍した医師たちのインタビュー集。
実際に病院が被災した医師、家族を津波で失った医師、救急隊として駆けつけた医師…様々な立場の医師の方たちが震災時を振り返り、語っているのだけど、その様子は本当に壮絶で、震災から6年経った今読んでも、思わず涙がこぼれた。
自らが被災者でありながら、現場を統括しなければいけない使命を守り切った先生方も凄いが、被災地の方々がほとんど混乱もせず、本当に励まし合って生き延びたんだと言う事実がとても胸を打った。
今回の震災では、ほとんど救命が役に立たなかったと言う。しかし、その -
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地震だけであったのなら、あれほどの死者・行方不明者は
出なかったであろう東日本大震災。本書は自らも被災しな
がら、または震災直後に被災地へ支援に入った医師9人へ
のインタビューで構成されたノンフィクションだ。
ある医師は診療中に自分の病院で震災にあった。往診鞄
だけを持って避難した。避難所ですぐに救護所を設置し、
避難した人たちの心の支えにもなった。
「医は仁術」。皆、不安な思いで避難所へ集まった。そこに
見知った医師がいるだけである程度の不安は解消されるもの
なのだろう。
地震だけなら日本には阪神淡路大震災の経験がある。だが、
津波の被害にはその経験は役に立たなかった。崩壊した
建物に -
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「ケルベロスの肖像」を読んだだけではわからなかった物語が描かれている。
ほかにも「北極クレイマー」や「ジーン・ワルツ」や「ブラックペアン1998」 などの人物も登場している。
この数行があの物語に繋がっていくのか!といった驚きもあった。
天馬視点が中心となって語られるAIセンター崩壊事件の物語には、桜宮一族の呪いが詰まっている。
桜宮病院が炎上するなかからどうやって逃れたのか。
はたして逃れたのは誰だったのか。
「ケルベロスの肖像」では描ききれなかったドロドロとした背景が浮かびあがっている。
小百合とすみれ。
双子でありながら対局にいるようなふたりが最後にたどり着くところとは・・・。
天馬と冷