海堂尊のレビュー一覧

  • マドンナ・ヴェルデ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    ジーン・ワルツでは省略されていた、理恵とみどりの母娘のやりとり及びみどり視線でのお話。 
    ここでのメインは双子を分け合うことになった経緯かな。 
    最初はただ単に二人いるから一人ずつっていう単純な話かと思ったら、そこに至るまでにえらい複雑な思考回路があったみたいで、何をそんな難しく考えているのかと呆れてしまった。 
    世の中ってほんと不自由ですね。もっと自由になにものにも囚われずに生きたいものです。

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    2016年09月12日
  • 新装版 螺鈿迷宮【電子特典付き】

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    ネタバレ

    終末医療と復讐劇と言う
    暗くなりがちな話に
    クスリと笑える主人公を
    加えた少しホット出来るストーリである。

    ドラマになっていたと思う・・・・
    白鳥=仲村トオル?
    ドラマのイメージとかなり違って
    中々結びつかなかったし
    このドラマ自体も見た気がするが
    原作とは少し違うような・・・

    最後にすみれじゃなくて
    小百合が行き残っていたが・・・
    この続きもあるのか?

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    2016年08月18日
  • アクアマリンの神殿【電子特典付き】

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    海堂尊作品は何かしらほかの作品とリンクしているケースが多い。今作も同じ。どの作品とリンクしているかは自分の目で確かめて。ただ、一つの作品としても十分には成立しているので、読んでいなくても大丈夫。何かしら読んでいると、登場人物にニヤリとすることができますが。

    一人の少年が成長し、そして自らを選択していく成長の物語。ミステリというよりは青春モノ要素が強いような気がしますが、物事のピースがつながっていく瞬間は気持ちの良いものでした。
    挫折したけどちょこちょこ「桜宮サーガ」手に取ってみようかしら。

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    2016年08月13日
  • アクアマリンの神殿【電子特典付き】

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    孫悟空は
    釈迦の掌の上で思い切り暴れたからこそ
    釈迦の大きさがわかった。
    普通は掌の上で踊ろうとさえしない。

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    2016年08月12日
  • アクアマリンの神殿【電子特典付き】

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    佐々木アツシ君の中学から高校の数年の物語。
    読みながら思い出すと、彼には親がいない。少年期から思春期がない。身体的欠損もある。普通の友人がない。
    馬鹿馬鹿しい学生生活や彼が守る人に向けての選択も彼の通過儀礼として描かれたのではないだろうか。

    【引用】
    女子という単語には甘美な響きがあるけれど、そこに〝生意気な〟という形容詞をひとつ加えただけで、印象も評価も逆転する。(中略)
    そう、麻生夏美は正真正銘、正統派の美少女だった。(中略)
    〝美少女〟という属性が効力を発揮するのは、日常会話で絶対に使われることのないけれど、入試英語では必須のフレーズ「彼は一目で恋に落ちた」というは慣用表現の一部である〝アット・ファースト・グランス〟が当てはまる、ごく短時間のことだけだ。
    このふたつの設定を合わせると、麻生夏美のクラス内評価は次の一文でこと足りる。
    ー 黙っていれば最高なのに。

    海堂先生がノッて書いているのが分かるけれど、この饒舌性が苦手な人もいるだろう。そして相変わらず箴言、名フレーズのオンパレードの海堂ワールド。

    前半はボクシング漫画風、中間は文化祭を舞台にした学園青春もの。そして終盤は謎解きと決断。謎は無理に話を難しくしている感もチョッと感じたけれど、読後の感想はスッキリしている。

    田口先生の不定愁訴外来から学長室に向かう非常階段。「〝腹黒ホットロード〟なんて陰口を云う人が後をたちません。」細かいギャグがニンマリしてしまう。桜宮サーガがいつまでも続いて欲しいと思う。

    その後のスーパー高校生アツシについては、「医学のたまご」にある。本書を読まれた方は是非。

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    2016年08月16日
  • ランクA病院の愉悦(新潮文庫)【電子特典付き】

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    単行本「ガンコロリン」の改題で文庫化された短篇集。
    作者の他の作品とリンクしてる部分が多く、おおお!!!と思わず興奮しながら一気に読んでしまいました。

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    2016年07月13日
  • アクアマリンの神殿【電子特典付き】

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    ここにいない人の愛情を図るにはどうすれば良いのだろう。冷凍睡眠などの先端医療と難病とを軸に、人権と、心と、愛情が描かれた、青春小説であり成長物語。著者の他作に繋がる物語らしいが、初読みのワシでも楽しめた秀作。むしろ他作に手を出したい。学園生活からそこにうごめく思春期の心の動きまでかロジカルに説明されてそれなりに納得感があるのは、文章を読んでいての心地よさと言えた。そして、他人の心、冷凍睡眠する人の愛情をロジカルに語り、でもそこに沈殿するのはエゴイズムを内包した感情であるのも、人の業に感じ面白い。

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    2016年06月30日
  • モルフェウスの領域【電子特典付き】

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    個性的で魅力的な登場人物を通して医療行政の問題点に切り込む作品を発表し続ける海堂氏。
    今回も自分には全く知識がない領域ですが、これまでの作品と違って現代の技術で既に現実的になっているのか、またはあくまでも理論的には可能でも実現は遠い先の話なのか判断がつきませんでした。
    でもそんなことには関係なく、面白くまた考えさせられる作品であることは間違いないです。

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    2016年06月23日
  • ランクA病院の愉悦(新潮文庫)【電子特典付き】

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    将来の日本の医療の姿かもしれないと思うと,ぞっとするけれど,それをシニカルに描いているのでおもしろく読めた。「おまけのあとがき」にも共感。日本のワクチンとして書き続けてほしい作家さん。

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    2016年06月03日
  • 新装版 螺鈿迷宮【電子特典付き】

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    151111
    歩きながら読んでしまった。高度で複雑な設定のなか、伏線が回収されていくのにわくわくした。Aiなど医学の論点がなんとなくわかるのも嬉しい。

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    2015年11月13日
  • 救命―東日本大震災、医師たちの奮闘―(新潮文庫)

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    震災後の医療従事者の苦闘と尽力。
    最近、医療関係の仕事もしているが、現場の方々の苦労と真摯さはつくづく頭が下がります。
    是非手に捕り手お読みください。

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    2015年10月23日
  • ひかりの剣【電子特典付き】

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    海堂氏の作品を読むのは初めてです。入門編としては亜流から入ってしまったかも…って思いました。

    ストレートなスポーツ小説だとおもいます。
    自分の殻を破る。
    その為には?

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    2015年10月15日
  • ナニワ・モンスター(新潮文庫)【電子特典付き】

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    暫く前に買ったが、医療ミステリでなく、桜宮サーガじゃなさそうだし、と一寸置いておいた本。
    読み始めると、流石、海堂先生はグイグイ来るねえ。
    そんなカッコ付けの台詞を云う奴なんて居ないよとか、テレビドラマで「はい、カット」という声が聞こえてくるような場面展開だなとか思うんだけど、この過剰性は堪らない。

    冒頭は浪速の町病院が舞台。地域医療を報われない貢献で支えてきたと褒め称えつつ、患者のカルテを抱え込む後進性を非難する。その視線は常に方向性を変える。
    いつもにようにいつものメンバーがすぐ揃って、あっという間のトップモードということはないが、面白さが次々重なってくる海堂先生の語り口を堪能した。

    検察庁特捜部の一匹狼。異色の府知事、厚生省から逸れた検疫官、登場する面々が一癖も二癖もあって、彼らの絡みが舞台劇のように展開していく。但し、彦根のことはそんなに印象に残ってなかったので、そんなにトンデモナイ奴だったっけという印象。イノセントゲリラを見返した方がいいか。
    最後の終結部も見事だけど、この後はどうなるのかな。村雨は鎌形と彦根のどちらを選択するのか。これは桜宮サーガと別筋で続くのかな。

    海堂先生にはアナキスト的思想があるんだな。底が知れない処があると改めて思った。

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    2015年07月25日
  • 救命―東日本大震災、医師たちの奮闘―(新潮文庫)

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    一躍有名になった菅野医師が初めに出てきたので興味深く読めました。
    自治医科大出身者だったんですね。それなら!と膝を打ちました。

    他にもたくさんの医師が出てきますが、奥様を亡くされた医師や、お役所とやりあった医師も。
    そして最後のAiをめぐっての警察の対応には「驚愕」としかいいようがない。
    この国の「官」はどこを向いているのか。

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    2015年05月03日
  • 救命―東日本大震災、医師たちの奮闘―(新潮文庫)

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    胸の痛くなるような場面を語る医師達。彼らもまた被災者であるにもかかわらず、ケアされることなくひたすらに奔走する。官をあてにせず、自らできることに全力を尽くす姿に感動した。確かに「日本は官は駄目だが民がいい」。

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    2015年04月30日
  • ナニワ・モンスター(新潮文庫)【電子特典付き】

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    ネタバレ

    部ごとに主人公が違うのが斬新だった。
    ただ、キャメルについてもう少し詳細に描いてほしかった部分はある。
    彦根に魅せられた。相変わらず素敵。日本三分の計のとことか。
    今作だけでは消化不良感があるので、次回作が楽しみ

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    2015年03月04日
  • 新装版 螺鈿迷宮【電子特典付き】

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    終末期医療がテーマです。

    彼らは闇を無事取り込めるのか。
    闇の生き残りはどう打って出るのか。
    続編がとても気になるラストでした。

    海堂さんの話は、パズルのようだといつも思います。

    中盤~ラストに向けて、ピースがパチパチとはまっていく感じ。

    無駄なピースは一つもありません。

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    2015年02月19日
  • 新装版 螺鈿迷宮【電子特典付き】

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    チーム・バチスタシリーズの別物語。

    東城大学の劣等医学生が幼なじみの記者から依頼を受ける。
    それは黒い噂の耐えない終末医療施設への潜入だった。

    本編の登場人物も少し出てきますのでにやけます。
    あと著者のAiへの熱い思いが伝わってくる作品でもあります。

    物語は終末医療ということで、死への向き方に考えさせられます。
    選択できない病死に対して、自分はどう考えるのか。
    氷姫はやりすぎ感があるけど、ラストまで面白かったです。

    生死について考え込みたい方にお勧めの作品です。

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    2015年01月28日
  • ひかりの剣【電子特典付き】

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    剣道に知識のない私でも面白く読めた。
    医鷲旗大会の天下取り。
    予想以上に汗臭い青春物語だった。
    東城大学VS帝華大学=速水晃一VS清川吾郎
    帝華大学でかつて医鷲旗をもたらした30代の高階顧問がスパイスを出している。
    帝華大学から東城大学に赴任した高階顧問は果たしてどちらの味方なのか・・・。
    登場人物の性格は各々が現代(?)の医師の姿と重なる部分もあり楽しめた。
    結末は私の場合「残念!悔しい!」という気持ちが強かった。
    しかし最後まで楽しめた。

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    2015年01月25日
  • ほんとうの診断学―「死因不明社会」を許さない―(新潮選書)【電子特典付き】

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    海堂先生の怒りの1冊
    医療行政の闇?
    厚労省のモデル事業の無駄使い。
    でも、今やAiはみんなが知る用語になったから先生そんなにおこらなくても。

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    2014年11月06日