海堂尊のレビュー一覧

  • モルフェウスの領域【電子特典付き】

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    ネタバレ

    ナイチンゲールやらジェネラル・ルージュから伸びた枝葉の先。
    続編のアクアマリンの神殿もそろそろ文庫化しないかな。

    専門用語も多いけど、サクサク勢い良く読めてしまうのが相変わらず凄い。
    バチスタシリーズよりはセンチメンタルな雰囲気。

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    2025年05月28日
  • 救命―東日本大震災、医師たちの奮闘―(新潮文庫)

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    一躍有名になった菅野医師が初めに出てきたので興味深く読めました。
    自治医科大出身者だったんですね。それなら!と膝を打ちました。

    他にもたくさんの医師が出てきますが、奥様を亡くされた医師や、お役所とやりあった医師も。
    そして最後のAiをめぐっての警察の対応には「驚愕」としかいいようがない。
    この国の「官」はどこを向いているのか。

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    2015年05月03日
  • 救命―東日本大震災、医師たちの奮闘―(新潮文庫)

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    胸の痛くなるような場面を語る医師達。彼らもまた被災者であるにもかかわらず、ケアされることなくひたすらに奔走する。官をあてにせず、自らできることに全力を尽くす姿に感動した。確かに「日本は官は駄目だが民がいい」。

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    2015年04月30日
  • ナニワ・モンスター(新潮文庫)【電子特典付き】

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    ネタバレ

    部ごとに主人公が違うのが斬新だった。
    ただ、キャメルについてもう少し詳細に描いてほしかった部分はある。
    彦根に魅せられた。相変わらず素敵。日本三分の計のとことか。
    今作だけでは消化不良感があるので、次回作が楽しみ

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    2015年03月04日
  • 新装版 螺鈿迷宮【電子特典付き】

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    終末期医療がテーマです。

    彼らは闇を無事取り込めるのか。
    闇の生き残りはどう打って出るのか。
    続編がとても気になるラストでした。

    海堂さんの話は、パズルのようだといつも思います。

    中盤~ラストに向けて、ピースがパチパチとはまっていく感じ。

    無駄なピースは一つもありません。

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    2015年02月19日
  • 新装版 螺鈿迷宮【電子特典付き】

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    チーム・バチスタシリーズの別物語。

    東城大学の劣等医学生が幼なじみの記者から依頼を受ける。
    それは黒い噂の耐えない終末医療施設への潜入だった。

    本編の登場人物も少し出てきますのでにやけます。
    あと著者のAiへの熱い思いが伝わってくる作品でもあります。

    物語は終末医療ということで、死への向き方に考えさせられます。
    選択できない病死に対して、自分はどう考えるのか。
    氷姫はやりすぎ感があるけど、ラストまで面白かったです。

    生死について考え込みたい方にお勧めの作品です。

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    2015年01月28日
  • ひかりの剣【電子特典付き】

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    剣道に知識のない私でも面白く読めた。
    医鷲旗大会の天下取り。
    予想以上に汗臭い青春物語だった。
    東城大学VS帝華大学=速水晃一VS清川吾郎
    帝華大学でかつて医鷲旗をもたらした30代の高階顧問がスパイスを出している。
    帝華大学から東城大学に赴任した高階顧問は果たしてどちらの味方なのか・・・。
    登場人物の性格は各々が現代(?)の医師の姿と重なる部分もあり楽しめた。
    結末は私の場合「残念!悔しい!」という気持ちが強かった。
    しかし最後まで楽しめた。

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    2015年01月25日
  • ほんとうの診断学―「死因不明社会」を許さない―(新潮選書)【電子特典付き】

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    海堂先生の怒りの1冊
    医療行政の闇?
    厚労省のモデル事業の無駄使い。
    でも、今やAiはみんなが知る用語になったから先生そんなにおこらなくても。

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    2014年11月06日
  • マドンナ・ヴェルデ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    代理出産がテーマの小説。ジーンワルツの続編。
    卵子の提供者ではなくて、母体の方が母親と認められるという法の不備のようなものは理解できた。確かにへんだ。
    曽根崎夫婦は一見異常な感じがするけど、アカデミックな世界では、ああいう性格も普通なのかなと思ったり。

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    2014年11月06日
  • 輝天炎上【電子特典付き】

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    ストーリーはちょっと無理があると思えたりするのですが、それはそれで魅力あるキャラクター達が補って面白さがありました。他作品を読まないと理解も面白さも半減します。またこれから世界が広がっていくことは確実で、楽しみです。

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    2014年10月18日
  • モルフェウスの領域【電子特典付き】

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    近未来の医療を受けるための一時的な「凍眠」と、それからの「覚醒」。上の思惑が入り、純粋な夢のような装置が闇に葬られかけ、ひとりの享受者のプライバシーがぼろぼろにされるのを阻む、ひとりの守人。
    現役のお医者様の書かれた小説か~と、今頃著者様作品初読みでした。
    リアルな医学世界の作りに比べ、登場人物の心理があっさりしすぎて、うまく世界観に入り込めなかったり、重要かなと思われる過去の人や伏線的なものがここでは出てこなかったり、ちょっと置いてきぼり食らったような気持ちになることもあったけど、解説を読み、他の作品とのリンクを知り、世界を埋めたくなりました。
    続編、もう出てるのかな。読まなくちゃ。

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    2014年10月11日
  • 輝天炎上【電子特典付き】

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    バチスタシリーズのケルベロスの肖像の裏話的な話。表読んだ人は、こっちも読んだ方が良いかと。あと、解説的には、螺鈿迷宮も先に読んだ方が良いらしい。
    結末は分かってるので、ミステリー感はなかったんですが、こいつら悪だくみしやがって的な面白さはあった。

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    2014年09月30日
  • モルフェウスの領域【電子特典付き】

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    治療薬の認可待ちのために、コールドスリープする話。これが未来なのかと思うと、恐ろしいような。コールドスリープ後目覚めないリスク高そうだし。
    まあでも、海外でどんどん使われている薬をなかなか認可されない役所を改善する方が早そうな。

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    2014年09月15日
  • マドンナ・ヴェルデ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    ジーン・ワルツの裏側。
    最初、みどりと理恵の距離感に正直、驚いた。
    代理出産をするくらいやから仲良し母娘かと思いきや、、、。
    それにしても、みどり、、、。
    理恵が可愛いのと可哀そうって思いもあるんやろうけど、理恵に「ママって、冷たい」って言われたくない自己防衛の気持ちも働いたんじゃないんかなぁ?
    なんて思うアタシは意地悪やなぁ。
    アタシも、みどりと同じくらいの母親になれば考え方は変わってくるのかも?

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    2014年08月25日
  • 輝天炎上【電子特典付き】

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    ケルベロスの肖像の裏パート
    主人公は天馬くんがメイン
    ケルベロスで語られなかった不自然なところとかがわかる

    ああ、なるほど姉妹はそうやってこうしてたのねぇ な感じ
    ってか、現実的にできるか?そんな事?と思わないでもないけど、物語が面白ければ問題なし

    要はアレでしょ 壮大な姉妹喧嘩という(笑)

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    2014年07月22日
  • 新装版 螺鈿迷宮【電子特典付き】

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    ネタバレ

    やっぱり白鳥が出てくると面白いなぁ 今回、田口先生は出てきません笑
    終末医療がテーマなのですが、最後現実離れした結末が
    ちょっと現代っぽい?・・でも物語としては面白かった巌雄のキャラ好き
    最後の終わり方が・・・・面白い

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    2014年07月21日
  • ひかりの剣【電子特典付き】

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    桜宮サーガです。
    今回の主人公は速水先生!やったー。
    まだ医大生のころの話です。
    もう一人の主人公として、『ジーン・ワルツ』の清川吾郎も出てきます。
    そして田口先生、島津先生もちょっとだけ出てきます。
    時期的には『ブラックペアン1988』とかぶってるみたいですね。

    私は剣道は漫画で読んだ程度の知識しかないんですが、それでもおもしろかったです。
    剣道かっこいいですよね。
    桜宮サーガとしては珍しく医療のことはほとんど出てきませんが、青春って感じで好きです。
    最後の勝負はちょっと意外な終わりでした。

    読み終わってから気づいたんですが、装画が村上もとかさんでした。
    やっぱり剣道漫画と言ったら六三四

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    2014年07月08日
  • モルフェウスの領域【電子特典付き】

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    海堂尊のモルフェウスの領域を読みました。

    病気の治療法が開発されるまでの期間、人間を凍らせて眠らせる凍眠の技術が開発されたら、というテーマの物語でした。
    凍眠をしている少年、佐々木アツシの生命維持業務を5年にわたって行っている日比野涼子は、アツシが目覚めた後に起きる問題に気づき、アツシを守るために行動を開始するのでした。

    新しい技術が開発されたときに、それを現実の世界とマッチさせるためにはいろいろ考えなければならないことがある、という指摘は面白いと思いました。

    コールドスリープの装置を開発した技術者、西野は冥府の番人のように登場しますが、この人が不眠症というのは笑えないジョークだと思いま

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    2014年06月28日
  • モルフェウスの領域【電子特典付き】

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    ネタバレ

    この人の本はとにかく前半はゆっくり物語が進行して、後半で突然急展開する。これも目覚めまではゆっくりで、後半でなぞときが急展開。
    でもこの話はこの作者に今までにない透明感で、終わり方もなかなかオツだった気がする。新しい方向?

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    2014年06月16日
  • 新装版 螺鈿迷宮【電子特典付き】

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    人は、自分が死んだ後のことは、事前に考えている。生命保険、遺言信託、墓の準備、家の片付け。いつ死んでも恥ずかしくないように行動する。
    でも、よくよく考えてみたら、死ぬ直前って何も考えていない。病気などで死ぬことが確定しても、どうやって死ねるのか、選ぶことはできない。
    その問題にスポットライトを当てている。
    考えさせられる。

    それにしても、海道さんの作品は、刊行順に読んだ方がいい。登場人物が結構重複しているから。

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    2014年05月29日