海堂尊のレビュー一覧

  • 新装版 ブラックペアン1988【電子特典付き】

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    余計な描写がなく、本筋を少しづつ手繰り寄せていくようなそんな印象を受けた
    1年目で危なっかしくも少しづつ成長していく世良を主人公としながらも、
    渡海、高階、佐伯といった主要キャラクターの確執やその背景がしっかりと描かれ
    彼らに翻弄される世良に没入する感覚があった

    医療がテーマなので専門用語は多いけれど、読みにくくはない
    ドラマもまだ見れてないから、改めて見てみたいなぁ

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    2025年08月01日
  • モルフェウスの領域【電子特典付き】

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    コールドスリープにまつわる物語。

    「凍眠」と「覚醒」、二つのパートがもたらす情景の違いに心揺さぶられました。

    法律、きまり、ひとりの人の尊厳を守ること。

    人という存在の身体と、社会的存在について、深く考えずにいられなくなる物語でした。

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    2025年07月01日
  • プラチナハーケン1980【電子特典付き】

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    ドラマを見ているので頭の中には出演者の姿が浮かびっぱなしで読みやすい。1980年から1985年を舞台にした物語。医師ってすごい。

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    2025年06月19日
  • 医学のたまご【電子特典付き・角川文庫版】

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    はじめの方は何かふわふわした感じで進んでいきますが、途中から少しずつきな臭くなり、終盤に向けてテンポと緊張が高まり、最後に伏線を回収しながらまとめあげています。
    途中から最後までは一気に読み終えました。

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    2025年06月19日
  • プラチナハーケン1980【電子特典付き】

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    プラチナハーケン1980

    著者:海堂 尊

    **あらすじ**
    昭和の終わりの足音が聞こえる中、東城大学医学部総合外科の佐伯教授は、若きヒラ医局員・渡海征司郎を大抜擢した。彼は周囲の医局員の反感を買いながらも次々に高度な手術を成功させる。やがてオランダの国際学会に教授の名代として送り出された渡海は、その地で新たな因縁と巡り会う。
    そして帰国後、ある患者のカルテに不審を抱いた彼は、佐伯外科の深い闇へ足を踏み入れていく……。

    『ブラックペアン1988』『ブレイズメス1990』『スリジエセンター1991』、そしてその後の「桜宮サーガ」のすべてはここから始まった!
    メディカル・エンターテインメントの

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    2025年06月02日
  • プラチナハーケン1980【電子特典付き】

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    渡海がまだ初々しい。
    結局渡海一郎と佐伯の間に何があったか今回はっきりしないで終わったが、以前の巻で明かされてたか…?覚えてなくてモヤモヤする。
    他にも新たな人間関係が判明して興奮!桜宮家の長男があの人…!
    今後ガッツリ絡んでくるあの人もちょい役で登場して…

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    2025年05月21日
  • プラチナハーケン1980【電子特典付き】

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    久し振りのシリーズ。
    ノスタルジックにさえ感じるのは時の流れの早さ?
    未知の世界のヒューマン・ドラマを時代感たっぷり楽しんだ。

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    2025年05月20日
  • 新装版 ブラックペアン1988【電子特典付き】

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    ネタバレ

    この著者は中学の時の先生の推薦図書「医学のたまご」で知りました。当時は面白いなと思った記憶があります。その著者とまた巡り合い、著書を調べてみると世界観が同じ作品を書いていることがわかりました。面白い小説家を見つけて歓喜しております。
    本書は新たなものを普及していく過程を物語にしています。高階講師のエネルギーを感じられ、どんどん次を読み進めたくなりました。

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    2025年05月15日
  • プラチナハーケン1980【電子特典付き】

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    チームバチスタシリーズ以来、久々にこの作家の作品を読みました。言い回しが古いし理屈っぽい会話が苦手なのは変わらないけど、ストーリーがどんどん加速して後半は一気読み。
    ブラックぺアンも読もうかな。

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    2025年04月30日
  • 日本の医療 知られざる変革者たち 「海堂ラボ」vol.3

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     自衛隊医療の石川氏、元検事の郷原弁護士、離島・僻地医療の升田氏が興味深い。バラエティに富んだ内容だが、シリーズ読者は海堂さんらしい人選と感じるので、より幅広い医師の方々に登場して欲しかったというのが欲深き読者の感想。最終回はご自身登場というのは著者らし過ぎて、最早まったく驚かない。このような変革者へのインタビューは読み応えがあるので、医療分野に限らず読みたい。おすすめ医療小説リストが参考になる。医療というジャンルで選択することはないけれど、面白いものは読みたい。『白い巨塔』読まねば。

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    2025年04月27日
  • スリジエセンター1991【電子特典付き】

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    桜ノ宮初期シリーズ ブレイズメスから続く。日本の医薬会への挑戦。閉塞的な日本への挑戦。若き研修医の成長と葛藤。ドラマチックな展開のなかに、ひとりひとりの人物像をしっかり描いている。

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    2025年04月27日
  • ブレイズメス1990【電子特典付き】

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    桜ノ宮初期シリーズの一作。ブラックペアンに続く。同じ登場人物に新たに新しい個性的なキャラが加わり、主人公の若い研修医の成長と挫折の物語とともに、日本の医薬業界変革への試みが進む。このあとのスリジエセンターと合わせて一作の続き物を考えるべき。

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    2025年04月27日
  • 新装版 ブラックペアン1988【電子特典付き】

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    桜ノ宮シリーズの一番最初の始まりの本。書かれたのはあとなんだけど時代は遡る。バブルの頃の日本の医薬業界の変化への兆候と悩みが、若い研修医の成長と個性的な外科医たちとのやりとりのなかで描かれる。この作者は人間を描く力がすごい。ひとりひとりがとても魅力的に彫り込まれている。セリフも陳腐なものはなく、考えられている。

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    2025年04月27日
  • 日本の医療 この人が動かす 「海堂ラボ」vol.2

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     第2弾も各分野で奮闘する崇高な医師たちのインタビューをたくさん読むことが出来て嬉しい。やはり映像も観てみたい。川崎病の発見者やコンピュータ診断支援システムの開発者、地域医療再生の立役者など、彼らのマインドが素晴らしい。日本医師会の活動内容について詳しく知ることができた今村医師の章が興味深かった。ヨシタケさんの回も面白かった。新しいものに拒否反応を示し、とにかく反発する人に進歩は阻害されてきたと思うと、法を犯していなくとも彼らの罪は深い。

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    2025年04月26日
  • スリジエセンター1991【電子特典付き】

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    前作「ブレイズメス1990」がスリジエハートセンター開設に決着をつけず、ある意味中途半端に終わったため引き続き本作を読むことにした。
    いわゆる「バブル三部作」の最後の作品になる訳だが、各種エピソードの謎解きというか経緯が描かれているのはとても面白い。例えばジェネラル・ルージュ速水の医局入りから伝説となっている大事故対応の話。高階と藤原看護師長がタッグを組むことになった経緯と「ゴンちゃん」と呼べることになる話。後に看護師長となる花房の若く可憐な姿と淡いロマンスの話。最上階のVIP室「ドア・トゥ・ヘブン」が出来た経緯などなど。
    また本作はあたかも名作「白い巨塔」のような大学病院の院内政治のために跳

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    2025年04月25日
  • ブレイズメス1990【電子特典付き】

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    海堂尊「桜宮サーガ」の「バブル三部作」もしくは「ブラックペアンシリーズ」と呼ばれるシリーズの第2作目。天才外科医・天城雪彦を震源とした、現代医療現場の課題を浮き彫りにし医療倫理を問いかけた佳作。
    そのそも天城にはモデルとなる人物がいる。世界で初めて胃大網動脈グラフトを使用した冠動脈バイパスを開発し、日本で初めて拡張型心筋症に対する左室形成術の一術式であるバチスタ手術を行った須磨久善氏だ。須磨氏はNHKの「プロジェクトX」など各メディアにも登場したスーパードクターで、バチスタ手術後も色々な手術器具の開発や術式の改良を行っている。そういう意味では須磨氏は「ブラックペアン1988」で「スナイプAZ1

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    2025年04月25日
  • ブレイズメス1990【電子特典付き】

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    ドラマでは前作のブラックペアンの渡海と今回の天城とは双子の設定だったが…
    次回作で明らかになるのか
    楽しみ!

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    2025年04月24日
  • コロナ狂騒録 2021五輪の饗宴【電子特典付き】

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    専門用語が多く読み進めるのが結構大変だった。
    しかし、1番笑ったのは、白鳥の相変わらずのキャラ。総理に対してもバカ扱いで有無を言わせぬ物言い。頭が良すぎて、根回しも完璧。怖いもの知らずで、どこにでも飛び込んでいく強さはダークヒーローの様だ。コロナ禍に開催されたオリンピックの裏側では様々な政治の確約が行われていた。ぜひ、白鳥の様な人に活躍してもらいたい。

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    2025年04月13日
  • 日本の医療 この人を見よ 「海堂ラボ」vol.1

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     周りからは破天荒に見えても、ひいては患者のために医療を良くしようと奮闘する医師たちを知ることができ、ありがたい。そんな医師と著者が対談したテレビ番組を書籍に纏めたもの。映像も観てより理解を深めたかった。フィクションだから有り得ると思っていた速水先生のような医師が実在していたとは。海堂さんが作品内で目の敵にしておられる法医学教室教授との熱い対談もあり。先端的がん治療や代理出産、大学病院経営、救急医療など興味深いテーマが盛りだくさん。東日本大震災で奮闘した現場の医師の生の声も興味深く、関連本に派生して読みたい。

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    2025年04月06日
  • 輝天炎上【電子特典付き】

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    桜宮サーガ、炎上。海堂尊著『輝天炎上』が描く医療ミステリーの到達点

    本作は、桜宮病院炎上事件から1年後を舞台に、新たな陰謀と謎が渦巻く医療ミステリーです。
    物語は、東城大学医学部の学生、天馬大吉が「日本の死因究明制度」を調査することから始まります。調査を進めるうちに、天馬は制度の矛盾に気づき始め、同時に桜宮一族の生き残りが動き出していることを知ります。前作『螺鈿迷宮』で張り巡らされた伏線が、本作でついに回収され、予想を遥かに超える展開に息を呑みました。

    複雑に絡み合う人間関係と緻密な舞台設定
    本作の魅力は、複雑に絡み合う人間関係と緻密な舞台設定です。桜宮一族、東城大学、そしてAiセンター。

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    2025年03月28日