海堂尊のレビュー一覧
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今回の主人公はカストロ。キューバと米国のつかず離れずの関係や、ルーズベルトの役割など、大変勉強になる。一方、物語としてのダイナミズムは今ひとつで、後半からは少し盛り上がってきた。本来の主人公であるゲバラの再登場に期待。Posted by ブクログ
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ドラマでブラックペアンを観てから
続きを読みたいなと思ってたんですよね。
で、出てくる人物が
ドラマの配役をイメージして読んでしまい、
勝手な妄想としてドラマ化して
読み進めてしまいました。
で、天城先生は誰が似合うんだろうな。。。
若手ではないよねぇ。
江口洋介?
いや、救命病棟のイメージがある...続きを読むPosted by ブクログ -
人生迷い中の自分に、中々染みる作品。自分もふらりと旅に出てみたくなった。これからゲバラの人生が、アルゼンチンという枠にとらわれずにどう展開していくのか、続きが楽しみで仕方ない。
実はゲバラの作品は別で接したことがあって、それが映画の「モーターサイクルダイアリーズ」。映画好きな高校の友達に勧められて観...続きを読むPosted by ブクログ -
不妊治療をテーマにした作品。
途中から代理母の問題をはらんでいるのだな…と読めるのだけれど、落としどころが全くわからない。
「因果律はすべての事象が明らかになった時には、あるべき場所に還っていくものなのね」
作品中何度か登場するセリフですが、最後の最後に事象が明らかになった時、主人公の敷いてきた...続きを読むPosted by ブクログ -
3.11の大震災に関する本としては、さだまさしさんの「風にたつライオン」に続いて2冊目。
お医者様の目を通して、被災の状況を改めて知った感じ。
共感できる部分、なんとなく違和感を感じる部分もあるし、いろんな考え方、思いがあるのだなぁと思いながら読んだ。
生きている人たちを支えていくこともそうだけれど...続きを読むPosted by ブクログ -
本を読みながら、理恵先生のセリフが頭の中で菅野美穂さんの声となって広がっていく感じ。ラストシーンの清川先生と理恵先生の論争?もとってもすがすがしく感じられた。また、ユミさん、甘利さんも、(出産を経験した者として)尊敬に値する。Posted by ブクログ
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海堂尊のAiを推進する背景、理由、歴史を一堂に取りそろえた本。官僚と学会の偉い人との戦いは消耗するな。頭の硬い人たちや、利害が関係する人たちは。官僚の梯子外しは恐ろしい。著者の主張は、「死体はCTやMRIで撮影して、画像診断料を専門家の放射線科医にチキンと支払って、後で参照できるようにレポートを残し...続きを読むPosted by ブクログ
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この人のバチスタシリーズ、昔1冊だけ読みましたが(アリアドネの弾丸)
あれは「続き物だった」ってことに気付いたので、読もうって気にならず。
今回、ニノが主演でドラマ化するっていうんで
半信半疑というか、あんまし期待せず読みました。
…あの、良かったです…。
期待しなかったのもあるかな、とは思いま...続きを読むPosted by ブクログ -
失敗した…。
文庫化の順番で読んでしまったが『スカラムーシュ・ムーン』よりも前にこっちが出版されてた。
こっちを先に読むべきだった。
まさに海堂尊の真骨頂というような、スピード感溢れる展開と張り巡らされる思惑、人を思う気持ちとそれを裏切らなければならない葛藤。
これでやっと、空いていた穴が埋まっ...続きを読むPosted by ブクログ -
海堂尊の作品はどれを読んでも繋がりがあって一本の幹の上を枝葉を広げながら展開しているようで大好きです。
ブラックペアンはかつて読んだのですが、もう一度「ブラックペアン1988」を読みたくなりました。そしてそれにつづく「ブレイズメス1990」も。Posted by ブクログ -
天才でユーモラス。
ぶれない信念を持ってて
絶対的なカリスマ医師。
そんな天城のキャラクターがとてもとても好き!
それに振り回される世良くんも好き笑。
次の1冊でシリーズラストなんて寂しい…!Posted by ブクログ -
『ナニワ・モンスター』を前振りにした本作。著者が彦根に仮託して医療行政と司法に牙をむく。著者が勤務した千葉大附属病院で起きた腸チフス菌事件の結末に対する仇討ちにも見える。雨竜が実行する警察権力を使った陰謀は緊張感があって良かった。解説は「桜宮サーガ」を命名した(と自慢気な)書評家の東さん。Posted by ブクログ
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エンディングの素晴らしさに胸を打たれました。日本の医療をめぐり、登場人物が様々な場面で、様々な形で闘います。そこまでしなくてはならないのか...あまりに皆が魅力的すぎて敗者を作って欲しくないと切に思いました。天城と世良の不思議な師弟関係、それでも心の奥深くで繋がっていたんだなと納得。後の立役者高階病...続きを読むPosted by ブクログ
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ブラックペアン3部作。読み終えちゃった。最後、まさかの、ですよ(泣)世良先生の成長物語楽しかったな。この先も楽しみだね。きっと強くて優しい先生になっていくのでしょう。天城先生の医師としての本当の想いに触れることが出来ていた、ジュノ(世良先生)。次は、バチスタのシリーズへ!まだまだ海堂さんの読んでいな...続きを読むPosted by ブクログ
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初読。ブラックペアン3部作完結編。死別する物語はたくさん読んできたが、天城医師の突然の早逝はまるで知り合いが亡くなったかのようなリアルな悲しみを感じ、涙が止まらなかった。世良と一緒に天城先生の夢を応援していたんだと気づいた。渡海、天城という二人の天才をこの物語から失ってしまって残念だが、残された者た...続きを読むPosted by ブクログ
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破天荒な天城教授と周りの人間関係や医療場面の描写が秀逸すぎる。そして衝撃的な結末・・・。前作・前々作をしのぐ内容と言ってよい。
現在『ブラックペアン』がTVドラマ化されているが、原作とのストーリーの乖離があるのが残念。原作に忠実に進める方が良いと思うが・・・。
私見だが、天野雪彦がTVドラマで登場す...続きを読むPosted by ブクログ -
文庫版『ブレイズメス1990』から本書をどれだけ待ったろう。『ブラックペアン』ドラマ化に合わせたように発売された完結編。スリジエセンターの無い未来は、院内政治という茶番によって創られてしまった。佐伯、(渡海)、天城、世良が次々に退場していく中、若かりし黒崎、高階の新たな船出の先にバチスタスキャンダル...続きを読むPosted by ブクログ
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いやぁ~面白かった。読み応え抜群。
有精卵一日10万個納入プロジェクト。
スカラムーシュ彦根の孤軍奮闘。
東西戦争。 先読み対決化かし合い。
当たっては砕けそれでも突き進んでいく、革命の灯火を受け継いだ人たちが確実にいる。
あえ...続きを読むPosted by ブクログ -
面白かった( ´ ▽ ` )ノ
剣道の専門用語が連発し、特に試合シーンではさっぱり様相がつかめないところもあったけど、それでも熱くなった( ´ ▽ ` )ノ
熱血、青春、宿敵、決闘、師匠、荒行、挫折、再生、美少女にズボラに坊主( ´ ▽ ` )ノ
キャラ設定もストーリー展開も、いい意味でマンガチッ...続きを読むPosted by ブクログ -
はぁ……これで終わりかぁ~~終わっちゃったなぁ……。
Aiセンター最後の日を別視点で描いた一作。
あの日彼女たちが何を考えてどう行動していたのか、語られなかった部分が明らかになる。
その前に、医学生たちが死因究明制度についてのレポート作成のため東奔西走するお話がついている。我々読者も彼らと一...続きを読むPosted by ブクログ