海堂尊のレビュー一覧

  • コロナ漂流録 2022銃弾の行方【電子特典付き】

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    2022年6月~2022年12月までの話。
    今は2024年4月だから、1年半程前の様子だ。
    ちょうど読もうとしたタイミングで文庫化された。
    解説が鈴木エイトさん。
    話題がコロナから別の方向にそれている。

    ハチャメチャな政府のコロナ対応をテーマに執筆を開始した本コロナシリーズだが、
    五輪利権や奉一教会問題が明るみに出て、コロナ対応の不手際よりも自保党批判の色合いが濃くなっている。
    この3作目では、浪速万博利権に焦点を当てて浪速白虎党にも苦言を呈している。

    「この物語はフィクションです」が、呆れてものが言えない物語です。

    本書の内容がヒントになって、私が知らなかった事実を知ることになった。

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    2024年04月06日
  • 医学のつばさ【電子特典付き】

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    正しいことを見極めて行動することの大切さを感じました。非現実的な卵の話でしたが、中学生達の一生懸命さに引き込まれて読む事が出来ました。

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    2024年04月02日
  • 医学のひよこ【電子特典付き】

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    新しい生き物を中心に周りが右往左往して、研究材料と思うもの、どんな形でも大切にしようとするもの、今後どうなっていくのか楽しみです。

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    2024年03月30日
  • 医学のたまご【電子特典付き・角川文庫版】

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    持病がありお医者さんのお世話になっています。処方された薬のお陰で毎日を元気に過ごす事が出来ていることに、医療へ感謝しています。研究が行われ治療法が決まり、薬が開発され処方してもらうお陰様を思う時、医学研究者の重要性を強く感じました。次の作品も楽しみに読ませていただきます。

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    2024年03月29日
  • コロナ黙示録 2020災厄の襲来【電子特典付き】

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    あのコロナ禍のひどい時を思い出す。仕事が思うようにできなくなり、緊急事態宣言が出て施設に入れなくなった日々。
    あの頃のウイルスより弱毒化したのかな?

    でも忘れちゃいけない

    安保首相がリアルにそのままならほんとに安保な人だと思う。

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    2024年03月25日
  • コロナ狂騒録 2021五輪の饗宴【電子特典付き】

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    2020年9月から2021年7月の、五輪開催と引き換えに政府が人命を危機にさらした期間の話。

    世界では幾つもワクチンが開発されて、その効果に関しては、中国製、ロシア製のデータも出てきた。
    小説だから文面のまま信用するわけにはいかないが、忘れていたので調べ直すきっかけになった。

    この時期の政治家の無策や非常識な言動が、笑点の大喜利の風刺ネタのように書かれている。

    ワクチン接種後の死亡例の話題も出てきたが、「ワクチンと死亡との因果関係が評価できない」と責任逃れしている。
    コロナワクチンの功罪については公的発表を全面的に信用せず、別途確認しようと思っている。

    3年経った今読んでみると、よくこ

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    2024年03月20日
  • 新装版 ブラックペアン1988【電子特典付き】

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    ドラマが好きで何回か観てたんだけど、読むのは初めて。ドラマはドロドロした感じだったけど原作はさらっとしてたな。

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    2024年03月12日
  • マドンナ・ヴェルデ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    「ジーンワルツ」の同じ時間軸の別視点(代理母)からの作品。なのでやはりテーマは代理出産。
    両方で一つのストーリー。「ジーンワルツ」だけではもやもやとしていた疑問点が解決した。
    クールウィッチ(冷徹な魔女)という言われは今回の作品の方が、不快に思うほど感じ取ることができた。しかし何より人間愛に勝るものはない。というのが私の結論。

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    2024年02月17日
  • 医学のたまご【電子特典付き・角川文庫版】

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    ネタバレ

    潜在能力試験で全国1位になった主人公カオルが東城大学医学部に入り、レティノブラストーマの論文を発表し、その誤りを謝罪するというのがこの作品の大きな流れ

    藤田教授にそそのかされて論文発表から謝罪までしてしまうのだが、中学生カオルには頼もしい友達とゲーム理論の第一人者のパパがサポートして藤田教授の悪意を打ち負かすのは爽快。
    桃倉さんはとても良い人で、冷静にかつ総合的に何をすべきかを判断出来る。少しスピード感には欠けるが。こういう人が沢山医療関係者にいれば良いのにと思った。
    このような事は世の中にたくさんあって、本作品の登場人物のような人もいる。悪意に立ち向かう勇気を持ったカオルはすごい!

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    2024年02月08日
  • ジーン・ワルツ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    東京の帝華大学医学部助教、理恵は顕微鏡下体外受精のエキスパート。
    彼女は、女医であり研究者であり、大学で発生学の講義を担当している。
    ここで、妊娠とは、発生とは、出産とは、といった産婦人科医として必要で、一般人にも重要な知識を理解できるように講義する。
    そして、非常勤で閉院近い産婦人科医で妊婦の診察を続ける。最後の患者は、5人。それぞれ妊娠出産に課題があり、妊婦とともにその状況を考えてしまう。
    主題は、代理母出産となっています。
    医学的には可能となった代理母出産の倫理的社会的な課題を提示していきます。
    母親は、誰なのか。
    誰の子供であるか。
    彼女は、体外受精からの代理母出産を医療として認識して

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    2024年02月06日
  • ジーン・ワルツ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    不妊治療をテーマとして1人の産婦人科医師と周囲の医療関係者や患者らが織りなす人間模様。
    実際の医療問題に類似する内容を入れ込んだこと、日本の産婦人科医療の現状や国の政策を入れた事でメッセージ性の強い作品になっている。事実、現在私が住んでいる地域でも民間の産婦人科病院は分娩を取り扱わず妊婦健診のみ診察のセミオープンシステムのみ、もしくは移行といった話を聞くようになった。
    生命の神秘と科学の進歩。それに倫理的な問題が絡むと完全な終着点はあり得ない。
    ジャンヌダルク的な主人公で大変面白かったが、今回現場側に偏った作品なので、官僚側から見た作品があれば読んでみたい。

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    2024年02月04日
  • 死因不明社会2018【電子特典付き】

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    2024.01.28
    ここにも日本の制度疲労の影が色濃く反映されている。医師法のそもそもは昭和23年につくられており、その中で定義されていないこと、時代に即さないことが様々あるが、そのことを「放置」して向き合ってこないから、筆者が憤ることになっているのだと「鳥の目」で俯瞰してみると感じる。

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    2024年01月28日
  • 救命―東日本大震災、医師たちの奮闘―(新潮文庫)

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    東日本大震災時に各所での医師の奮闘。1勤務医、精神科医、病院長、診療所長、歯科医師などがそれぞれの立場で最善を尽くした記録である。何に苦労したのか?何が問題だったのか?様々な人々の苦労が垣間見れる。ただし、不要だったのが著者の後書き。”批判のない世界は腐敗する”のはわかるが、赤十字を含めて官の対応を単純に批判している。批判するのであればせめて本文中に書かれている医師/歯科医師たちに立ちはだかった官を調べて書いたほうがよかったと思う。

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    2024年01月07日
  • 医学のつばさ【電子特典付き】

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    シリーズを通して読んで、海堂ワールドここまでつながってるんだ。時が過ぎ、世代交代して浮かび上がってくる桜ノ宮、東上大学、なつかしく「おかえりなさいみなさん」といいたくなった。

    ちっぽけなプライドに固執するより、心地好く生きる。何か背中押されるような、そうだと勇気をもらえた気がした。
    あれこれぬりかためると、複雑で、見えなくなり、修正がむずかしくなる。
    想定どおりの終わりのシーン!
    よかった。でも、こんな世界だったら、ウーン。

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    2023年12月09日
  • 医学のたまご【電子特典付き・角川文庫版】

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    ひよこを読んでいるうちに、どんなトラブルだっけと気になり、再読。たまご、ひよこ通して読んだらスッキリした。関係がわかった。海堂ワールドはつながっている。過去も次世代も、たても、横も。スゴいな。
    エラーはさっさと解決したほうが良い。言い訳を考えたり!何とかしようとするより、間違いや思慮の足りなさを認め、次を考える、行動するほうが絶対良いよね。

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    2023年12月09日
  • 医学のひよこ【電子特典付き】

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    後編に期待!

    曽根崎のお子さん(薫くん)は出てきてたけど、忍はどうなったのかなあ、なんて思ってたら思いがけず登場。恵理先生まで出てきたし、このあとどのような展開が待つか。文科省とはどう対峙していくか、白鳥さんの、腕の見せ所かな。
    後編も楽しみです。

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    2023年11月06日
  • マドンナ・ヴェルデ(新潮文庫)【電子特典付き】

    ネタバレ 購入済み

    裏表?!

    著者曰くジーン・ワルツとの裏表の作品。
    ジーン・ワルツでは様々なお産の話が、一つの産院で展開され、それを担当する一人の産科医の「出産」の裏表がマドンナ・ヴェルデという物語。
    それが先に読んだ「医学のたまご」に繋がっていくという…
    改めて、スゴいです!海堂先生。 

    ここに描かれている課題は、進捗を見せていないようで…
    当事者以外にとっては「他人事」。
    変わることはないのでしょうか。

    #切ない

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    2023年10月21日
  • 医学のたまご【電子特典付き・角川文庫版】

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    物語として激しい起伏があるわけではないが、読後人生の選択と小さな勇気など前向きな選択を取りたくなる小説。

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    2023年10月04日
  • ナニワ・モンスター(新潮文庫)【電子特典付き】

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     コロナ前に読み、コロナ禍で真っ先に本書を思い出したが、実際に下地となったのは2009年の新型インフルエンザ騒動だったとのこと。どちらにせよ解説によると、近未来を予言したような内容も散見されたらしい。本書ですっかり村雨府知事ファンになったのだが、その後「日本三分の計」はどうなったのだろうか。桜宮サーガも読み進めなきゃいけないし忙しい。1つのシリーズを続けて読めない飽き性の性格をもう少し直したい。

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    2023年09月30日
  • ジーン・ワルツ(新潮文庫)【電子特典付き】

    ネタバレ 購入済み

    あー、やっぱり

    著者の「医学のたまご」を読んで、本書を読むことに決めました。
    発売当時に読んでいたはずで、物語の骨格は記憶にありました。でもクールウィッチにしてやられました。コテンパンに。
    ジェンダーフリーの世の中、「女性」である人は、より共感し考えさせられるのではないでしょうか。

    マドンナ・ヴェルデをこの後読みます。

    #深い #泣ける

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    2023年09月17日