海堂尊のレビュー一覧
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『ブラックぺアン』続編。
『ブラックぺアン』から2年後。
東城大学附属病院・病院長・佐伯は、外科医・世良にモナコから、天才心臓外科医・天城雪彦を連れ帰るよう、ミッションを託す。
自らの執刀を受けるために、自分の全財産の半分をカジノに賭けさせ、勝った時にだけ、治療費とする天城。
天城にしかできない、心臓手術・ダイレクト・アナストモーシスとは⁇
なぜ、佐伯は天城を日本に連れ帰ろうとしているのか⁇
佐伯と天城が考える、『スリジエ・ハートセンター』とは…
天城雪彦、何か憎みきれない。
患者を金のありなしで差別するようだが、実際の医療の発展のためには致し方ないのではないか…
ありがちな手術で -
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医師にして作家の海堂尊による森鴎外の伝記
ちくまプリマー新書であるが、序章から第7章まで全285ページにわたり、森鴎外の活動を生誕から死亡まで詳細に追っている。
各章の扉に森鴎外の写真をのせ、年表、図表も掲載している。
森鴎外については、今まで関心を持って、鴎外に関する書籍を2,3冊読むなど大まかな経歴を把握しているつもりだったが、今回、ほぼ1年ごとに鴎外の活動を仕事、文学、 そして、私事、家族の観点から1冊にまとめて通読してみると、鴎外の人生の活動量に圧倒される。今まで、鴎外の一部分を表面的にしか捉えていなかったことがよくわかった。
本書の記述は面白いエピソードがあるというよりは、淡々と -
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天城、嫌いです。
公開手術が失敗するか、助手の誰かがやらかせばいいのにと思ったのはマッディ・ボブだけじゃありません笑
駒井は道化だったり主人公を引き立てるのにいいアクセントになっていると思いましたが、九州人の私でもあんな鹿児島弁の現代人には会ったことがありませんよ。
あまりにも酷すぎる。
鎖国してた江戸時代じゃあるまいし、医者になるほどIQの高い駒井が標準語を話せないはずがない。
鹿児島をバカにしてるのか、作者の偏見なのか、とても気に障りました。
あと世良のロマンスは要らーん!
アレコレ文句つけていますが、大変興味深く読ませていただきました笑 -
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2022年6月~2022年12月までの話。
今は2024年4月だから、1年半程前の様子だ。
ちょうど読もうとしたタイミングで文庫化された。
解説が鈴木エイトさん。
話題がコロナから別の方向にそれている。
ハチャメチャな政府のコロナ対応をテーマに執筆を開始した本コロナシリーズだが、
五輪利権や奉一教会問題が明るみに出て、コロナ対応の不手際よりも自保党批判の色合いが濃くなっている。
この3作目では、浪速万博利権に焦点を当てて浪速白虎党にも苦言を呈している。
「この物語はフィクションです」が、呆れてものが言えない物語です。
本書の内容がヒントになって、私が知らなかった事実を知ることになった。
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2020年9月から2021年7月の、五輪開催と引き換えに政府が人命を危機にさらした期間の話。
世界では幾つもワクチンが開発されて、その効果に関しては、中国製、ロシア製のデータも出てきた。
小説だから文面のまま信用するわけにはいかないが、忘れていたので調べ直すきっかけになった。
この時期の政治家の無策や非常識な言動が、笑点の大喜利の風刺ネタのように書かれている。
ワクチン接種後の死亡例の話題も出てきたが、「ワクチンと死亡との因果関係が評価できない」と責任逃れしている。
コロナワクチンの功罪については公的発表を全面的に信用せず、別途確認しようと思っている。
3年経った今読んでみると、よくこ -
Posted by ブクログ
ネタバレ潜在能力試験で全国1位になった主人公カオルが東城大学医学部に入り、レティノブラストーマの論文を発表し、その誤りを謝罪するというのがこの作品の大きな流れ
藤田教授にそそのかされて論文発表から謝罪までしてしまうのだが、中学生カオルには頼もしい友達とゲーム理論の第一人者のパパがサポートして藤田教授の悪意を打ち負かすのは爽快。
桃倉さんはとても良い人で、冷静にかつ総合的に何をすべきかを判断出来る。少しスピード感には欠けるが。こういう人が沢山医療関係者にいれば良いのにと思った。
このような事は世の中にたくさんあって、本作品の登場人物のような人もいる。悪意に立ち向かう勇気を持ったカオルはすごい!