【感想・ネタバレ】コロナ黙示録 2020災厄の襲来【電子特典付き】のレビュー

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Posted by ブクログ

あの頃の日本がそのまま本の中にいる感じ。
嫌味も込められた(…多分。)登場人物たちにあーいたいた、こんなアホなことしてたなーと今なら思える。
コロナが流行りだした頃はいつまで続くのか分からない本当に暗い日々だったなー。
あと2作、どんなになっているか楽しみにしている。

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2024年04月07日

Posted by ブクログ

あのコロナ禍のひどい時を思い出す。仕事が思うようにできなくなり、緊急事態宣言が出て施設に入れなくなった日々。
あの頃のウイルスより弱毒化したのかな?

でも忘れちゃいけない

安保首相がリアルにそのままならほんとに安保な人だと思う。

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2024年03月25日

Posted by ブクログ

おすずさんの本棚を見ていて、え、海堂先生のコロナの本、と気づき、本屋に向かう。
序盤は、なんだかな~。梁山泊の村雨、彦根、白鳥たちの安保総理追い落とし会議に鼻白む。最近読んだ100分de名著のヘーゲルにあった共感なき啓蒙という言葉を思い出す。白鳥については、田口先生への原稿依頼の顛末と云い、「医学のひよこ」でも口ばかりで全然機能してなかったこともあり、ヤキが回ったんじゃないと感じる。

という序盤に対し、コロナ感染の状況に全然ダメな厚生省、バカ丸出しの官僚の尻ぬぐいに白鳥は的確に手を打っていく。クルーズ船の感染者の受入れ先になった桜宮大学、田口先生以下、島津、師長の如月、若月、そして看護婦たち、北海道の速水も合流し、おお、オールスターキャストじゃんと嬉しくなってくる。名村共助の指導の下にコロナに取り組む姿は惚れ惚れする。田口先生もいつも通り大変な状況に無理やり放り込まれるけれど、きっちりカタをつけて奮闘している。

政権批判が強過ぎるという批判は確かにそうだな、と思う。でも、これ殆ど事実なんだろう。情けないことに脚色の余地がないぐらいの状況だったんだな。
数年後に読んだら、ホントにアベシンゾウは酷かったと厭きれると思うよ。

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2023年06月23日

Posted by ブクログ

現実の引き写しではないキャラクターに『ナニワ・モンスター』に登場した村雨弘毅がいる。改革マインドを持った浪速府知事だった人物であり、どうみても橋下徹元大阪府知事をモデルに感じる。ところが、村雨は維新に相当する浪速白虎党を批判する立場である。著者が当初都合よく橋下元知事を理想化し、後で幻滅したブレを感じる。

維新に相当する政党を浪速白虎党としている。これは維新にも白虎党にも失礼である。白虎は阪神タイガースの連想とされるが、白虎と言えば会津藩の白虎隊が有名である。白虎隊は戊辰戦争で明治維新と戦った存在である。一方で現実の維新も改革勢力という期待されるポジションとヤンキー的な体質のギャップがある。村雨と浪速白虎党の区別は意味があると言えるかもしれない。

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2023年06月03日

Posted by ブクログ

田口・白鳥シリーズ
ってか、このシリーズは完結って前に言ってなかったけ?

今までより作品内でクロスオーバーがされていて
田口視点の桜宮、速水の極北、彦根の梁山泊のエピソードが程よく入り混じっている

要は、コロナ禍を桜宮サーガで描いた作品
ただ、年代も2020とリアルと一致させているけど、作品内の時系列もそれだけ進んでいるって事でよいのだろうか?
「医学のたまご」では、田口先生は教授にんってたはずだけど、未だに講師?
「モルフェウスの領域」で論文を書いてたから、それが評価されてとかってパターンを予測してたけど……
辻褄合わせられるのか?


リアルのコロナ禍と政治のあれこれを「ああ、そうだったなぁ」と思いながら読み進めることになる
登場人物は名前が変えられているけど、モデルは容易に想像できるくらい


「桜を見る会」
黒川検事長
外国へのバラマキ外交
森友学園の国有地払い下げ
党内の報復人事
メディアの偏向報道
小泉政権からの新自由主義
新型コロナウイルスという危機に対する政府の対策の杜撰さ
クルーズ船に送り込んだ審議官の傍若無人で公衆衛生としてありえない振る舞い
クルーズ船の状況を暴露した岩田医師
インバウンドの収入を見込んで中国人の入国を禁止しない
オリンピック開催への固執
PCR検査の制限
北海道独自の緊急事態宣言
全国の学校の休校
ガーゼマスクの配布
マスクへの異物混入
配布時期の遅延
業者選定の不透明さ
大阪に関しては、医療の人員を削減しておいて手のひら返しに成果を主張する
雨カッパの提供依頼


ここ数年間の日本を顧みるに
海外から日本はどう見られてたのかね?



世間で知られている事実を元に、その背景にこれまでの登場人物が関わっていたりする

速水も感染して無症状だったり
東城大ではクルーズ船の軽症者を受け入れることになったり
白鳥は厚労省の色々な事を暴露したり
彦根は梁山泊で色々画策したり

どの話がメインというわけでもなく絡み合っている


個人的に好きなキャラの総師長の猫田さんも登場してて嬉しい
そして、藤原さんは相変わらずだし、文学にも造詣が深いのがわかったりしたけど、最後は喫茶店……
ってか、すでに定年だったのにあれから10年だけど、藤原さん未だに現役
うーん、続編があるとしたら、田口先生は結構困る状況な気がするんだけど、大丈夫か?

まぁ、今回は白鳥に一矢報いたりと、長年に渡る関係からの成長が見られるので、この後にもそんな展開を期待してしまいますね

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2023年03月28日

Posted by ブクログ

思ってたんとちゃうー

白鳥くんとかは
久しぶりで懐かしかったけど、
政治批判が多すぎて
お腹がいっぱい。

あとは、安倍さんが亡くなった
このタイミングで読むものでもないかも…

続編も購入済だけど、
しばらく積読かな。

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2022年07月24日

Posted by ブクログ

登場人物が多くてまたやや専門的すぎて読みにくい部分もあったが、パンデミックが起こった時、政界で医療界で何が起きていたかがリアルに感じて引き込まれた。
欲と欺瞞、保身に塗れた人たちが国を治めていることが本当に情けなく、悲しい。

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2023年02月02日

Posted by ブクログ

「チームバチスタ」シリーズの最新作。 田口先生は相変わらず大変な仕事を受けざるを得ない状況で、厚労省の白鳥技官と共に奮闘しています。
それにしても、小説とは思えないほどリアルでノンフィクションを読んでいるかのようでした。首相や周りの政治家などについても特定できるような内容。今後、私達も政治について無関心ではいけないという認識が定着していくといいのですが、どうなっていくのでしょうか。

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2022年09月11日

Posted by ブクログ

チームバチスタの面々が、コロナに立ち向かう話。

コロナに対応する医療現場の混乱を描いた作品かと思いきや、そのパートは半分ほど。もう半分は、コロナ初期の政権の混乱ぶりが描かれている。
かなり、政権に批判的な書きぶりで、医療従事者に寄ったスタンスを感じるため、好き嫌いが分かれるかもしれない。
コロナの水際対策は、すでに皆が知っている通り失敗に終わったが、あれから2年半が経った現状、水際対策が完璧だったとして、今と現状は変わっただろうか?と、考えざるを得ない。
コロナについて総括をするのは、まだその渦中にある今、早いかもしれないが、中間的に振り返るためには、そのきっかけを与えてくれる本だと思う。

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2022年08月13日

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