海堂尊のレビュー一覧

  • ジーン・ワルツ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    海堂氏は人物を描くのが巧いのだと思う。

    それぞれのキャラクターが非常に分かりやすく描かれている。

    代理出産、産婦人科の医療の現状を描きつつエンターテイメントにするあたり流石である。

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    2025年04月06日
  • 奏鳴曲 北里と鷗外【電子特典付き】

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    明治時代のニッポンに、感染症との終わりなき闘いに挑んだ男たちがいた。「細菌学の父」北里柴三郎と、陸軍の軍医総監にして文豪の森鷗外。民の命を護るため「医療の軍隊」を夢見た北里と鴎外は、なぜ道を違えて対立したのか。医師でもある作家が描くライバル物語!

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    2025年03月10日
  • 新装版 ブラックペアン1988【電子特典付き】

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    『白い巨塔』『大学病院の奈落』のような医学会全体を斬る大作ではなく、あくまで医局内の人間関係や、親子のドラマなんだなと改めて思いました。
    TVドラマの方がキャスティングが映えていて面白いように思います。

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    2025年03月10日
  • 新装版 ブラックペアン1988【電子特典付き】

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    ドラマを見ておもしろかったので、読んでみたらびっくり。全然設定が違うので本当にびっくり。でもドラマとは全く別の物語としておもしろかった。個人的には渡海先生は原作の方がいい男だと思う。笑
    続きも読んで原作の天城先生にも会ってみたくなった。

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    2025年03月04日
  • プラチナハーケン1980【電子特典付き】

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    偉大な伝説たちの若かりし時代。
    このクロスオーバー感がこのシリーズの醍醐味。
    ぐいぐい読ませられました。
    ブラックペアンをまた読み返さないとーっていう気になるよね。

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    2025年02月23日
  • 蘭医繚乱 洪庵と泰然

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    普段使わない漢字、人名に疲れたけれど面白かった。後半は歴史の教科書を読んでいるようで、もう少し洪庵の人なり、エピソードを増やしてほしかった。

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    2025年02月14日
  • 玉村警部補の巡礼【電子特典付き】

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     加納・玉村コンビは好きだが、相変わらずの海堂さんらしい遍路蘊蓄てんこ盛りロング文章が辛い。ネクロ・デンティストの結末や蚊帳教の胡散臭い儀式中に起きた失血死事件等、ミステリー部分は面白いし、コンビの掛け合い漫才も楽しんで読めるのにもったいない。お遍路の文化や弾丸ツアーなどは興味深かったが、ボリューム的には1/3程度にしていただけると丁度良さそう。加納警視正ファンとしては無茶っぷりを堪能できてお腹いっぱい。加納がどんどんお遍路に染まっていくのが面白い。

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    2025年02月14日
  • コロナ漂流録 2022銃弾の行方【電子特典付き】

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    ネタバレ

    田口センセが還暦間近となり、ついに学長室を根城とする時代が来たか…と思いきやZ世代の若手医師に振り回されている相変わらずの巻き込まれ体質
    お世話になった先輩がどんどん偉くなっていくけど、根底は変わらずいてくれる安心感。

    そして、兵頭クンが教授選?!
    ほんとに田口センセ達と一緒に時代を歩んでいるんだな…という気持ちで嬉しくなってしまう。

    久しぶりのかのたまコンビが2人とも昇進してて、玉ちゃんが警部…!とこちらも感慨深い

    全体的には特に後半は政治色が強すぎて、フィクションとノンフィクションの境目がよく分からんくなって面白さという天では失速しちゃった感じ。

    でも、ナニワシリーズ再読したくなっ

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    2025年02月11日
  • 蘭医繚乱 洪庵と泰然

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    江戸時代後期から幕末にかけ、蘭医学の発展を目指して活躍した緒方洪庵と佐藤泰然に焦点を当てた歴史医療小説。
    二人は「西の適塾、東の順天堂」と呼ばれる名門塾の創始者。後生に名を残す多くの人材をそれぞれ育成しながら、当時の人々にとって脅威だった「天然痘」の撲滅に心血を注ぐ。
    二人が生きた幕末は、異国船打払令、シーボルト事件、モリソン号事件、蛮社の獄、安政の大獄、桜田門外の変など、動乱の時代。
    外国に対する攘夷論が渦巻く中、各地の蘭方医たちが協力して、外国発祥の牛痘法普及に奔走する。
    洪庵は非常に律儀で生真面目、対する泰然は豪放磊落、対照的な二人だが彼らの人生は不思議に同期し、お互いに理解しあう。

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    2025年01月31日
  • 死因不明社会2018【電子特典付き】

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     海堂さんと言えばAi。著作をかなり読破しているため、おさらい+さらに詳しく専門的に掘り下げられた内容で、より理解が深まった気がする。片方だけでなく両方の言い分を比較しないことには判断できないと思いつつ、どう考えても法医学者上層部と厚労省官僚の既得権益を守ろうとする姿勢に疑問を抱かざるを得ない。東日本大震災時の対応には呆れ果て、怒りを覚える。2018年の追記を読み、少しは改善されたようだが、想像以上に進んでいなかった事実に嘆息。神奈川県警と横浜市監察医の問題が現在進行形である事実が恐ろしい。野木亜紀子氏との対談が良かった。

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    2025年01月30日
  • ジーン・ワルツ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    帝華大学医学部の曾根崎理恵助教は、顕微鏡下体外受精のエキスパート。理恵は、大学での研究のほか、閉院間近のマリアクリニックで五人の妊婦を診ている。年齢も境遇も異なる女たちは、それぞれに深刻な事情を抱えていた。生命の意味と尊厳、そして代理母出産という人類最大の難問に挑む、新世紀の医学エンターテインメント。

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    2025年01月02日
  • プラチナハーケン1980【電子特典付き】

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    すべては、ここから始まった…

    佐伯外科の深い闇は、ここから始まっていた

    若きヒラ医局員の渡海は、周囲の反感を買いながらも、佐伯の笠の下で恩恵に授かりながら、高度な手術をこなして始める。真行寺三羽烏の2人の医師から、指導を受けながら、着実に技術を身につけていく…
    一方、闇の入り口が、見え始めてきたことに、蓋をしながら、少しずつ違和感が、違和感でなくなり始め、遂に…

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    2024年11月30日
  • プラチナハーケン1980【電子特典付き】

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    ドラマでブラックぺアンで天城先生と渡海先生の繋がりみたいな事をやっていたけど、このプラチナハーケンは全くの別物で渡海先生が手術室の悪魔と呼ばれる所以が最後に描かれていました
    私にはちょっと消化不良に感じました

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    2024年11月26日
  • 奏鳴曲 北里と鷗外【電子特典付き】

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    井沢元彦さんの逆説の日本史: 明治激闘編 日露戦争と日比谷焼打の謎 (26)にかなり厳しい森林太郎(鴎外)批判がある。海軍は麦飯で脚気発症を抑えている事実を無視し、米食を続け、日露戦争では戦争での死傷者以上の軍人を死に至らしめている。陸軍の医療衛生の責任者の要職にあったのに、非難に対し検討会を立ち上げ問題を棚上げして逃げまくったと。

    北里柴三郎と森鴎外を主人公にした物語。
    鴎外については、「ぼく」と1人称で語られる。津和野の森家の坊ちゃんはプライドはあるが、中身が無いような印象。
    北里は豪放磊落。若きに明治天皇に面会する。明治帝「そちの言は正しい。たとえ朕が不快に思っても、自由に話せと申した

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    2024年10月13日
  • スリジエセンター1991【電子特典付き】

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    予約の40分前に病院に着く。
    総合受付に保険証を出す。
    外来に向かい診察券、受付票、予約表を出す。
    2時間位待たされる。
    診察は7分程度。
    これが私の病院に行った時のルーティン。
    考えたらどんだけ無駄時間なんだろう?
    とこれらは本の感想とは全く関係ない。

    色々書くことあるけどネタバレ必須なんで止めときます。

    花房を口説いてら最後一緒に診療所で働いてたのかな?

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    2024年10月10日
  • マドンナ・ヴェルデ(新潮文庫)【電子特典付き】

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    【要約】娘の曾根崎理恵から「自分の子どもを産んでほしい」と頼まれる母親のみどり。彼女は、理恵の母親としての姿勢に、悩み、苦しむ。私が産む子は誰の子か、割り切れない気持ちとは裏腹に出産を迎える。

    【感想】
    本作は『ジーン・ワルツ』の「舞台裏」で、理恵の母であるみどりの視点で描かれる。ちなみに、ヴェルデはイタリア語でみどり。つまり、マドンナ・ヴェルデは「聖母みどり」。

    理恵が代理母親を子供を産む道具としか認識してない態度や行動に理解できなかった。結局、理恵は自分の主張に説得力を与える為の手段として子供が欲しいだけであるように感じられた。ただ、親子間で気恥ずかしいものがあった為、素直に母親に感謝

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    2024年10月09日
  • プラチナハーケン1980【電子特典付き】

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    渡海の過去編。
    ちょっと全体的に小粒感あり。
    オペの話より政治的な派閥争いネタが多め

    渡海の悪魔らしさも控えめだし。
    天城との邂逅は良きでした。

    2024.9.8
    160

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    2024年10月08日
  • ひかりの剣1988【電子特典付き】

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    医大生による剣道の大会,帝華大の清川吾郎と東城大の速水晃一の戦い.剣士としての成長の陰に高階先生の企みがある.手に汗握る試合の様子が面白かった.

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    2024年10月04日
  • 医学のひよこ【電子特典付き】

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    ネタバレ

    "医学のたまご"の続編だが、薫が自分の双子の妹と遺伝学上の母親、理恵の登場とともに、シッターだと思っていた山崎さんが、産みの母親であり祖母であることを知るという衝撃的な展開。
    しかも、卵から孵化したなぞの生命体、"いのち"ちゃんを巡っては、ネイチャー級の大発見とのことで、東城大学内はもちろん、文科省や厚労省、果ては自衛隊まで登場し、いのちちゃんが今後どうなるのかハラハラするなか、突如、本巻は終了。
    モヤモヤ感満載で、続きが気になって仕方がない。

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    2024年10月04日
  • プラチナハーケン1980【電子特典付き】

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    ドラマに繋ぐために出版されたのかな?
    佐伯清剛が魅力的。医療の知識があれば壮大なこのシリーズの理解が深まったのかもしれない。ドラマ視聴の後に読んだので、ニノや内野聖陽の顔しか浮かばなかった。

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    2024年09月30日