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Posted by ブクログ
読書備忘録894号。
★★★★。
海堂さんの桜宮サーガは全作読破していると思っていましたが、ぽてんヒット食らっていました。短編集です。
基本、白鳥・田口コンビのシリーズですが、今回は加納・玉村コンビが主役。
警察庁のデジタル・ハウンドドッグこと加納警視正と桜宮市警玉村警部補のお遍路道中記。
タマちゃんはリフレッシュ休暇でお遍路旅。桜宮市警なので四国への越境捜査はない。
加納さんはなんやかんや理由をつけた出張名目でタマちゃんに付きまとう。
そして四国は阿波県、土佐県、伊予県、讃岐県で、それぞれローカル事件に巻き込まれ見事解決して回る!という水戸黄門のようなお話。
短編を通した広域捜査として、全国指名手配犯が相次いで四国で入水自殺しているという事件を追う。
自殺後かなりの時間が経っており、死体は腐敗が進んでいる。
よって歯形による個人特定がなされており、歯形を偽装した人生ロンダリングシステム(広域指名手配犯が死んだことで人生を真っ白リスタートできるシステム)が動いていると見た訳です!
桜宮市の指定暴力団竜宮組とネクロ・デンティストが暗躍していると!
各県で起きるローカル事件もクスッと面白いですが、この人生ロンダリング犯罪も面白い!
そして作品に色を添えているのが、お遍路道中宿泊先の秘湯。
加賀さんとタマちゃんは秘湯ミシュラン「秘湯会」の評価委員という肩書があり、秘湯を評価する様子が犯罪評価の大局にあり面白い。
ここでもコードネーム(二つ名)を持つ!
加納さんはスパ・ドッグ(温泉犬)。
タマちゃんはストレイ・シープ(迷える子羊)。
あと、忘れてならないのが中山七里さんの珠玉解説が★5つ!
海堂さんと同い年だって!
おもしろい、やっぱり好き
チームバチスタからいっときはまって、著者の作品を読みましたが、何故かしばらく遠ざかってしまいました。
久しぶりに読みましたが、癖の強い登場人物とその相棒のお遍路ミステリーを楽しみました。
なかなか時間が取れず間が空いてしまっても、ページを開くとすぐ物語にはいっていけるのは、登場人物とシチュエーションが印象的だったからだと思います。
こんなに長い後書きは初めて読みましたが、伏線を回収しに次の作品を読みにいきます。
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