海堂尊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人生迷い中の自分に、中々染みる作品。自分もふらりと旅に出てみたくなった。これからゲバラの人生が、アルゼンチンという枠にとらわれずにどう展開していくのか、続きが楽しみで仕方ない。
実はゲバラの作品は別で接したことがあって、それが映画の「モーターサイクルダイアリーズ」。映画好きな高校の友達に勧められて観たけど、当時の自分にはさっぱり。まだ教養も、好奇心も足りなかった。
今は歴史的側面と地理的側面、両方に興味を持って読めている。今の自分には、南米は余りに未知。マチュピチュまで出てくるとは思わなかった。
そして当然、海堂尊の作品ということも読み始めるインセンティブになったわけだが、ゲバラも医師という共通点があるとは…なるほどなと。
連作全て読み終わったら、改めて「モーターサイクルダイアリーズ」を観たい。 -
Posted by ブクログ
面白かった( ´ ▽ ` )ノ
剣道の専門用語が連発し、特に試合シーンではさっぱり様相がつかめないところもあったけど、それでも熱くなった( ´ ▽ ` )ノ
熱血、青春、宿敵、決闘、師匠、荒行、挫折、再生、美少女にズボラに坊主( ´ ▽ ` )ノ
キャラ設定もストーリー展開も、いい意味でマンガチック( ´ ▽ ` )ノ
「六三四の剣」の医大生版だね( ´ ▽ ` )ノ
事象のたたみかけや情景描写は、剣術が主題ということもあって、講談っぽくもあった( ´ ▽ ` )ノ
竜虎相搏つ地獄図会( ´ ▽ ` )ノ
満を持しての宿命の対決( ´ ▽ ` )ノ
……でも、作中でも触れられてるけど、ここで描かれているのはあくまで、医大生剣道なんていう本当に狭い狭い世界の物語なんだよね( ´ ▽ ` )ノ
この調子で日体大の選手なんか登場したら、どこまでエスカレートしていたことやら( ´ ▽ ` )ノ
ドクターカイトーの作品なのに、医療ネタがメインでなくミステリーでもない( ´ ▽ ` )ノ
でも、むしろそういう軛から解放されたほうが氏にとってはいいんじゃないか、とさえ思えた( ´ ▽ ` )ノ
試合展開を正確に理解するためにも、本作はぜひ漫画化してほしい( ´ ▽ ` )ノ
……しかし、本書の解説にはほんとひっくり返った(゚д゚)!
「プロの書き手ではない」と自分でも書いておられるけど、いくら何でもミステリー小説の真犯人をはっきり書いてしまうとは……他出版社の作品とはいえ、ルール違反も甚だしく……(´ェ`)ン-…
編集の人、チェックしなかったのかな?(´ェ`)ン-…
「チーム・バチスタの栄光」より先に本書を読んじゃ、絶対ダメだね……(´ェ`)ン-…
これまで読んだドクターカイト作品の中では、これが一番好き( ´ ▽ ` )ノ
両校主将を巧みにそそのかし、異なる個性を反発・融合させ成長を促すタヌキおやじがよかった( ´ ▽ ` )ノ
まさに、錬金術師ならぬ錬「人」術師だね( ´ ▽ ` )ノ
2017/03/19 -
Posted by ブクログ
はぁ……これで終わりかぁ~~終わっちゃったなぁ……。
Aiセンター最後の日を別視点で描いた一作。
あの日彼女たちが何を考えてどう行動していたのか、語られなかった部分が明らかになる。
その前に、医学生たちが死因究明制度についてのレポート作成のため東奔西走するお話がついている。我々読者も彼らと一緒になって先生たちの話を聞き、死因究明におけるAiの有用性を今一度改めて思い知らされる。阻む敵についても。
今作ですべての物語が収束する。過去の因縁も、桜宮の闇も。いや、全てではないし、それほど収束もしていないような気もするけれど……。だってまだまだ、桜宮の、極北の、浪速の、そしてこの日本の未来について読んでみたい気持ちが強いんだもの。東城大、世良、彦根たちの物語をもっともっと読みたい。
天馬は立派な医者になれるだろうか、心配だな。
謎を残したままなのは別にいいんだけど、これで終わりということなので一抹の寂しさを覚えてしまう。
最後にこの場であえて言おう、飛べ、綿毛と。 -
Posted by ブクログ
筆者が概念提唱者である”Ai”(死後画像診断)に関しての、着想時点から同書発刊時までの普及・啓蒙活動、強力な反対派(学会上層部の一部、司法、警察、厚生労働省の上層一部など)との闘いを時系列に追った書籍。
2011年発刊で、”明るい兆しが見えてきた”時点で記述は終わっているが、残念ながら2016年現在でも厚生労働省の厚い壁(と巨額の無駄遣い)は解消されていないようだ。
筆者は数多くの書籍を執筆されており、Ai普及を側面攻撃・市民への理解浸透に活用することも狙っている...が、恥ずかしながら自分は知らなかった(”バチスタ”も読んでいないし、観てもいなかった)。
小説よりも事実の方が余程ドロドロ(或いは幼稚だったり)で、救いようが有るのか?と感じてしまう。 筆者が、”フィクションとノンフィクションを並行して執筆するとストレスが強い”、と言っている点にも納得できてしまう。
これからも引き続き、巨悪に抗って欲しいと思う。 -
Posted by ブクログ
今クール(2014年1-3月)のドラマに「螺鈿迷宮」という“死”へのスタンスを軸としたミステリーがあり、同じく医療系の「医龍4」とあわせて楽しく見ていました(個人的ベストは「三匹のおっさん」でしたが)。原作は同名の小説で、著者は“海堂尊”さん、現代医療の抱える病巣に「Ai」というメスを入れようとされている現役の医師でもあります。
ドラマでは、原作で語られていた“死(体)から学ぶ”との視座が薄くも感じましたが、ふと、海堂さんが以前“死の現場”での医師の力をルポルタージュとしてまとめられた、こちらを思い出しました。
語り部は、東日本大震災の現場にいた医師。目の前で命を失っていく様子を目撃した人もいた、家族と離れ離れのまま、互いの生死も不明のままの人もいた。そんな“現場”にいたからこその内容となっています。わずかな判断の差が生死の境目となる、そんな冷徹な現実が、シンとした緊張感と共に伝わってきました。
“修羅場では物事の本質が露わになる。社会の本質はまず医療ありき、なのだ。”
そんな想いともにご自身の体験を綴っておられるのは、こちらの9人の医師。
菅野武医師(宮城県南三陸町)
桑山紀彦医師(宮城県名取市)
井坂晶医師(福島県双葉郡)
旭俊臣医師(千葉県松戸市)
植田俊郎医師(岩手県大槌町)
江澤庸博医師(宮城県仙台市)
川越一男医師(千葉県市原市)
石木幹人医師(岩手県陸前高田市)
黒田仁医師(岩手県宮古市)
あくまでも、いのちを救い、死を悼むのが、医者の本分とも言われますが、このような認識はもしかしたら、医者に限った話ではないのかもしれません。
“いのちに寄り添う”ということは、誰にでもできる事と、思いますから。
今は震災から3年が過ぎた世界ですが、まだまだ終息はしていない、むしろこれから長い間どう“寄り添って”いけばよいのだろうか、と、そんな事をあらためて突き付けられた一冊でした。