海堂尊のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんて濃密な一冊!
読んでいる間私は、20世紀をまたぐ時代のキューバに確かにいました。
いやぁもう、おもしろかった。
フィデルの天才っぷりが痛快爽快。
ザマアミロと何度心の中で叫んだことか。
1巻『ゲバラ覚醒』の巻末にある鶴田真由さんとの対談で、海堂さんは「第三部はカストロ編で、カストロが生まれてから(中略)メキシコに亡命するまでを書きます」と語っているけど、3巻の最後でフィデルはまだ19歳の学生。
というのも、まさに今『週刊文春』で「ポーラースター外伝 フィデル!」を連載中ですが、これをいったん中断して、先にこの3巻に当たる部分を書き足したという経緯があるため。
結果的に本書を文庫書 -
Posted by ブクログ
人生迷い中の自分に、中々染みる作品。自分もふらりと旅に出てみたくなった。これからゲバラの人生が、アルゼンチンという枠にとらわれずにどう展開していくのか、続きが楽しみで仕方ない。
実はゲバラの作品は別で接したことがあって、それが映画の「モーターサイクルダイアリーズ」。映画好きな高校の友達に勧められて観たけど、当時の自分にはさっぱり。まだ教養も、好奇心も足りなかった。
今は歴史的側面と地理的側面、両方に興味を持って読めている。今の自分には、南米は余りに未知。マチュピチュまで出てくるとは思わなかった。
そして当然、海堂尊の作品ということも読み始めるインセンティブになったわけだが、ゲバラも医師という共 -
Posted by ブクログ
面白かった( ´ ▽ ` )ノ
剣道の専門用語が連発し、特に試合シーンではさっぱり様相がつかめないところもあったけど、それでも熱くなった( ´ ▽ ` )ノ
熱血、青春、宿敵、決闘、師匠、荒行、挫折、再生、美少女にズボラに坊主( ´ ▽ ` )ノ
キャラ設定もストーリー展開も、いい意味でマンガチック( ´ ▽ ` )ノ
「六三四の剣」の医大生版だね( ´ ▽ ` )ノ
事象のたたみかけや情景描写は、剣術が主題ということもあって、講談っぽくもあった( ´ ▽ ` )ノ
竜虎相搏つ地獄図会( ´ ▽ ` )ノ
満を持しての宿命の対決( ´ ▽ ` )ノ
……でも、作中でも触れられてるけど、ここで -
Posted by ブクログ
はぁ……これで終わりかぁ~~終わっちゃったなぁ……。
Aiセンター最後の日を別視点で描いた一作。
あの日彼女たちが何を考えてどう行動していたのか、語られなかった部分が明らかになる。
その前に、医学生たちが死因究明制度についてのレポート作成のため東奔西走するお話がついている。我々読者も彼らと一緒になって先生たちの話を聞き、死因究明におけるAiの有用性を今一度改めて思い知らされる。阻む敵についても。
今作ですべての物語が収束する。過去の因縁も、桜宮の闇も。いや、全てではないし、それほど収束もしていないような気もするけれど……。だってまだまだ、桜宮の、極北の、浪速の、そしてこの日本の未来に -
Posted by ブクログ
筆者が概念提唱者である”Ai”(死後画像診断)に関しての、着想時点から同書発刊時までの普及・啓蒙活動、強力な反対派(学会上層部の一部、司法、警察、厚生労働省の上層一部など)との闘いを時系列に追った書籍。
2011年発刊で、”明るい兆しが見えてきた”時点で記述は終わっているが、残念ながら2016年現在でも厚生労働省の厚い壁(と巨額の無駄遣い)は解消されていないようだ。
筆者は数多くの書籍を執筆されており、Ai普及を側面攻撃・市民への理解浸透に活用することも狙っている...が、恥ずかしながら自分は知らなかった(”バチスタ”も読んでいないし、観てもいなかった)。
小説よりも事実の方が余程ドロドロ(或