小湊悠貴のレビュー一覧

  • ゆきうさぎのお品書き 親子のための鯛茶漬け

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    時は真夏。

    ・パティシエの蓮はイギリスで店を開く知り合いに誘われていて目下悩み中。
    ・ゆきうさぎで働く碧の友人の真野玲沙は、母が再婚する話が急浮上。再婚相手に不安を覚えている。
    ・ゆきうさぎで働くミケさんは、親戚からお見合い写真を送りつけられ、将来に向けて悩み中。
    ・碧の母のお線香をあげたいと、母のかつての教え子から連絡がきた。新しい出会い。

    の4本立て。

    何気なく過ごす毎日が、物語の中で川の水のように穏やかに流れ、大学1年だった碧も3年に。
    変わりなく続くものと、変わっていくものが、後ろ髪ひかれるように名残惜しくもあり、この先、ゆきうさぎがどう歩んでいくのかと思いを馳せると、少し寂しく

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    2023年07月12日
  • ゆきうさぎのお品書き 熱々おでんと雪見酒

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    ・大樹の弟の奥様登場。
    トラウマな出来事により、自分に自信がなくなり、仕事も出来なくなった悩みを抱いて来店。

    ・駅前再開発による商店街の土地売買にまつわる話
    二進も三進も行かなくなった男性、和菓子屋と洋菓子屋の溝

    ・梅雨の時期の客寄せキャンペーンで新作おやき誕生

    どれもこれも、見守る温かな姿勢の大樹とおいしいご飯に囲まれて、少しずつ誤解や悩みが和らいでいく。
    どちらにせよ、人間関係は対話してこそなのだけど。

    碧と大樹は牛歩のようで、その距離縮まらず。笑

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    2023年06月17日
  • ゆきうさぎのお品書き 8月花火と氷いちご

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    春から夏の間の話。
    ・2月はとろとろ角煮で先代の味を追い求め
    ・4月は碧の仲良し友人らが行き違いに
    ・5月は碧の母の教え子との再会
    ・8月は大樹の知り合いの雅晴と娘が来店

    ほのぼのした日常と思い出とこれからと。
    なんだか大樹たちの日々を覗き見ている気にもなるが。
    日々不変の積み重ねだけれど、
    そうして変化していったものが良い方向に変わっていきますように。

    碧、よく食べるな。
    羨ましい。
    そして大樹との仲が気になるところだが、まだスタートラインについてなさそうだ。

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    2023年06月15日
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人3

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    シリーズ第三弾。

    販売用の新作パンのアイディアを練って試行錯誤をしている紗良。
    そんなある日、紗良の専門学校時代の同級生・秋葉が猫番館を訪れ、“自分と紗良を比較して、有能な方をパン職人として雇ってほしい”と言ってきて・・・。(「パン職人~ブーランジェール~とパン職人~ブーランジェ~」)

    特に紗良に何をされた訳でもないのに、紗良の出目(良家のお嬢様)を勝手に僻んでいる秋葉に“なんて器の小さいヤツ!”と呆れてしまいましたが、そんな秋葉に邪険にされながらも、彼の腕を素直に認めて無邪気に接する紗良の姿に好感度アップでした。
    結果的に秋葉くんも自分の態度を反省して、別のお店で頑張ることになり、良かっ

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    2023年06月09日
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人2

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    シリーズ第二弾。

    パン職人の紗良が〈猫番館〉で働き始めて早3か月。
    ある日、長逗留中の売れっ子小説家に“今後はパンを出さないでほしい”と言われてしまいます。
    件の小説家はなんと〈猫番館〉の元スタッフだった事が判明して・・(「黒猫とデニッシュ」)。

    このシリーズは一応紗良が主人公ではあるのですが、群像劇的な要素もあります。
    “ホテル”というシチュエーションと群像劇は相性が良いですものね。
    さて、今回はベル・スタッフの小夏が〈猫番館〉で働く前のお話(「おひとりさまスイートルーム」)や、紗良の叔父でパティシエの誠と元恋人の話(「赤い靴のセレナーデ」)など、〈猫番館〉の従業員たちの過去の話が多かっ

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    2023年05月15日
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人7

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    ホテルクラシカルのメンバーの過去とのつながりがあるお話ばかりで、「まさか最終巻じゃないよね?」と心配になったけど、違いました。二人の仲も進展したし、次も楽しみです。あえて言うなら、紗良のウェディングドレス姿が読みたかったけど。。

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    2023年01月04日
  • ゆきうさぎのお品書き 1 6時20分の肉じゃが

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    ごはんが本当にほっこり心温まるんだろうなって心に染み入るのが伝わってくるくらいおいしそうに表現されています。

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    2022年11月27日
  • ゆきうさぎのお品書き 1 6時20分の肉じゃが

    購入済み

    ストーリーとしては、お料理ほっこり人情恋愛ストーリーなんだろうなって感じですが、ヒロインがかわいらしいです。

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    2022年11月24日
  • ゆきうさぎのお品書き 親子のための鯛茶漬け

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    ★どちらがよくてどちらが悪いという話ではない。大事にしたいところと、めざす場所が違うだけ。

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    今回は悩みの巻だったと思う!再婚とかはないと思うけど(笑)、将来自分自身も進むべき道で悩むことがあるかもしれないけど、それは「大事なところ」として思えるものが色々あるってことなんだな~。上の「ことば」は蓮が将来の決断をしたところ!大樹、恋の予感!

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    2022年10月31日
  • ゆきうさぎのお品書き 熱々おでんと雪見酒

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    ★ときに本音をぶつけ合うのは決して悪いことではない。そうしないと相手の真意がわからないこともある。そのために「言葉」というものがあるのだから

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    小料理屋って色々なエピソードがあるなと思った。常連同士がその店で10年来の仲になる...ってあたりまえじゃなくて奇跡...。2巻同様、○○の味を伝えていくって責任あることだと思った。

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    2022年10月31日
  • ゆきうさぎのお品書き 8月花火と氷いちご

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    ★月日は駆け足のごとく過ぎ、決して戻りはしないからこそ。自分のそばにいてくれる、気兼ねのない相手とこうして過ごすひとときは、大事にしていきたいと思うのだった。

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    ’’伝統’’は続いている感じが何ともいえない雰囲気で良いなと思った。「○○の味」みたいなものを経験してみたい。それとは逆に、時は続いているけど決して戻らない、今が特別という上の言葉にとても共感。
    コロナ禍だったからこそ共感できる部分もあったのかなと。

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    2022年10月31日
  • ゆきうさぎのお品書き 6時20分の肉じゃが

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    ★ありがとう。どれだけ飾った言葉よりも、たったひとことのそれが何よりも嬉しかった。

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    料理中心で、ハートフルな話だと思った。上の言葉は「ゆきうさぎ」である事件が起きた時、元気を失っている店主の大樹を元気づけた碧が大樹に「ありがとう」と言われて思った事。私も、人を本当に元気づけられるような言葉と行動を持つ人になりたい。

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    2022年10月31日
  • とっておきのおやつ。 5つのおやつアンソロジー

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    おやつをテーマにした5人の作家さんの短編集。
    どれも楽しく読めたが、特に阿部暁子さんのたぬきとキツネの恋の鯛焼き、がお気に入りです。
    鯛焼き屋の娘の両親の馴れ初め話なのですが、
    母の中学生時代の藍ちゃんが可愛さ懸命さが微笑ましく、謎の青年の正体の意外さに思わず唸りました。
    阿部暁子さんの作品は読んだことがなかったので他の作品も読んでみたいと思った。
    良い出会いに感謝。

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    2022年09月14日
  • ホテルクラシカル猫番館  横浜山手のパン職人5

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    ほっとするシリーズ。
    雪うさぎの人々も少し見えて好き。
    小さなマイナスな思考はあるけど、前を向いている感じが好きです。

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    2022年08月07日
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人6

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    登場人物としては、最初の女優さんの話が好きでした。でも、やっぱりエピソードとしては、カレーパンの話のところの、紗良がほとんどもう自白(告白?)しちゃったようなシーン。周りからも応援されているというか、暖かく見守られている感じもとても良かったです。

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    2022年06月21日
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人4

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    主人公は相変わらずパンと向き合う日々。兄が登場したり、要の妹が登場したり、天宮シェフの過去が明らかになったり、今回は家族にまつわるエピソードが色々。次回は要との恋愛要素が増えていくのかな?

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    2022年05月08日
  • ホテルクラシカル猫番館  横浜山手のパン職人5

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    十分におもしろいけど、要さんと紗良の話がもっと読みたいです。ただ、最後に紗良の決意が読めたのはよかったかな。

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    2022年01月02日
  • ゆきうさぎのお品書き 1 6時20分の肉じゃが

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    碧が貧血で倒れたところを「ゆきうさぎ」という店主大樹に助けられるシーンがドキドキしました。でてくる料理が食べたくなります。

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    2021年12月30日
  • ゆきうさぎのお品書き 風花舞う日にみぞれ鍋

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    ネタバレ

    碧ちゃんが卒業し、そろそろアルバイトを終えて先生になり学校で働くことになります。さみしいけど常連客になってたくさん食べて欲しい。葉月さんとやりとりできる性格がうらやましいです。わたしは言われたことを色々考えてダメだと思ってしまいそうなのであの素直さはほんと素敵です。
    次で最終巻。どう大団円になるのか楽しみです。

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    2021年12月04日
  • ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人

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    表紙がいい感じだったので手に取った本。作家さんも知らず、雰囲気で読み始めたわりに結構面白かった。
    もふもふ毛皮のマダムのいる、料理の美味しいホテル。泊まってみたいなと思わせられるし、素直で前向きな主人公にも好感を持てた。

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    2021年12月04日