小湊悠貴のレビュー一覧
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シリーズ第五弾。
若き店主・大樹が作る料理が魅力の小料理屋〈ゆきうさぎ〉を舞台にお送りする、連作四話+序章&終章が収録されております。
※今回の巻末レシピは、第一話「親子丼が結ぶ縁」で〈ゆきうさぎ〉のバイトに応募してきた小学生(!)の郁馬君がに出された“親子丼”と、第二話「睦月ゆずみそ冬物語」で碧の亡き母の元教え子の七海ちゃんが食べていた“味噌グラタン”が載っております♪
前述の巻末レシピにも抜擢されたグラタンや、第三話「おひとりさまに乾杯」で、お客様相談室というストレスフルなお仕事を頑張っている凛々子さんが食べたビーフシチュー等、今回の〈ゆきうさぎ〉は洋食が美味しそうで、洋食党の私として -
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シリーズ第四弾。
小料理屋〈ゆきうさぎ〉を舞台にした、ハートウォーミングストーリー。
連作四話+序章&終章が収録されております。
※今回の巻末レシピは、序章で大樹が蓮と慎二君に朝食としてふるまった“中華粥”と、第二話(表題作)「親子のための鯛茶漬け」で碧の友人・玲沙と、彼女のお母さんとその再婚相手の三人の為に大樹が作った“鯛茶漬け“が載っております♪
主人公・碧(通称タマ)がバイトをしている、小料理屋〈ゆきうさぎ〉に、前巻で登場した老舗和菓子店の息子・黒尾慎二君(通称クロ)が新しくバイトとして加わることに。
一方、菜穂さん(通称ミケ)は、〈ゆきうさぎ〉と掛け持ちしているバイト先の書店から契 -
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シリーズ第三弾。
小料理屋〈ゆきうさぎ〉を巡る“おいしい”ハートウォーミングストーリー。連作四話+序章&終章が収録。
そして、この巻から巻末にレシピがついております~♪(今回は“牛肉のしぐれ煮”と“おやき”)
大樹の弟・瑞樹の妻で大樹の幼なじみでもある、ひかるが何故か変装して〈ゆきうさぎ〉を訪れます。
大樹の実家の家族の好物ばかりを注文するひかるには、どうもお悩みがあるようで・・。
はい。今回も大樹のお料理に癒されております~。
瑞樹の好物“牛肉のしぐれ煮”。10年前に人生に挫折していた男性を救った“熱々おでん”。仲違いしたオジサンたちの仲直りの橋渡し役(?)“だし巻き玉子”。商店街活性 -
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シリーズ第二弾。
小料理屋〈ゆきうさぎ〉を舞台にしたハートウォーミングストーリー。連作四話+序章&終章が収録されております。
今回もほっこり安心の読み心地でした。
何故か大樹にレシピが教えられなかった、先代女将秘伝の豚の角煮から、ギクシャクしてしてしまった友人との仲直りの手まり寿司、思い出のメンチカツ、そして〈ゆきうさぎ〉夏の新メニュー・日替わりかき氷・・等々。
美味しいメニューの数々と、〈ゆきうさぎ〉を巡る人々の心温まるドラマに癒されます。
とろとろの角煮も美味しそうだし、個人的には揚げたてサクサクのメンチカツに魅かれましたね。
で、このメンチカツのエピソードが第三話「5月病にはメンチ -
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同著者の『ホテルクラシカル猫番館シリーズ』を読んでいるのですが、そこかしこに当シリーズとのリンクがありまして、巻が進むごとに「“ゆきうさぎシリーズ”は既にお読みですよね?」という圧が強くなってきた為、根負け(?)して手を出しました(著者の思うツボ)。
と、いうことで本書はシリーズ第一弾でございます。
母を亡くした哀しみから、食欲が無くなってしまった女子大生の碧。
ついに、貧血で倒れてしまったところを小料理屋〈ゆきうさぎ〉を営む大樹に助けられます。
彼の作った料理で元気を取り戻した碧は、〈ゆきうさぎ〉でアルバイトをすることになりますが・・・。
鉄板のハートウォーミングご飯モノ。
連作四話仕立 -
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シリーズ第四弾。
横浜山手の洋館ホテル・〈猫番館〉を舞台に繰り広げられるハートウォーミング連作四話(&マダムのTeaTime)が収録されております。
今回はレギュラーメンバーそれぞれの“きょうだい”のお話でした。
主人公・紗良と兄・冬馬(一泊目)
コンシェルジュ・要と妹(正確には従妹)・結奈(二泊目)
オーナー・綾乃と姉・真弓(三泊目)
料理長・隼介と兄・鷹志(四泊目)
そして・・〈猫番館〉の“看板猫”、メインクーンのマダムの妹猫・マリーも登場しちゃいます~(本巻の表紙はマダム&マリーですよね♪)。
紗良のお兄さんの冬馬さんは、登場時は嫌なヤツかと思いきや、ツンデレなだけで、ちゃんと紗良 -
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教員採用試験の前日に盲腸になってしまった碧は、試験を受けられず、それでも教職への希望は捨てずに懸命な就職活動をする。
・彰三と義理の息子になる俊明との打ち解ける日
・碧と大樹の花火大会デート
・クリーニング店夫婦の結婚記念日
碧の就職がうまく行かないことで、全体的に少し沈んだ空気だ。
やはり碧が元気だと、この物語シリーズも活き活きしているように感じられる。
前作から登場した零一も、少しずつゆきうさぎに馴染み始め、大樹と二人でうまく回ってくれたらいいなと思うばかり。
就職関係の話は、どの作品でテーマとして組み込まれても少し憂鬱なもんだ…やれやれ。苦笑