あらすじ
ある時、猫番館には一年半にわたって保管している忘れ物があると知った紗良。8月、かつて常連客だったひとりの老紳士が引き取りにやって来るが、この忘れ物にはある事情があり……。また、一組の若い夫婦がチェックインするが、妻の絵里は俳優として活躍しており、次に演じるパン職人の役作りのため、紗良の仕事ぶりを観察させてほしいと言う。実は絵里は、今はもうない「和久井ベーカリー」を知る人物で?――夏を迎えた猫番館に4組のご夫婦・カップルがご来館。それぞれの夫婦のひと時、病める時も健やかなる時も猫番館スタッフがお手伝い。
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今回は夫婦の話が多かった。支配人夫妻、素敵です。2人で趣味を楽しめるなんて羨ましい。紗良と要もそろそろ進展するのかな?次巻では何かがありそう。
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今回のテーマは「辞める時も健やかなる時も」
四組の夫婦がご来館しました。
ここにきてかなり紗良と要の距離というかお互いの気持ちに動きがあって、自作がすごく楽しみになりました。
そして今回も平和でした。嫌な人が出てこないんですよね…この作品。いや、まあ現実ではあり得ないかもしれないですけど、私にはこういう本が日常に癒しをもたらしてくれるのです!
最後の章のこと…今作で初めてゆきうさぎシリーズと毎回リンクしてることに気づきました。(巻末の紹介ページのあらすじで、主人公二人の名前に既視感…!)そちらはまだ読んでないのだけれど、ゆきうさぎシリーズもきっと、小湊さんの食べ物愛に溢れる作品なんだろうと思うので、猫番館シリーズを読み終えてしまったら、次の癒しはそちらに求めようと思います!
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いい子ちゃんのキャラを動かすのってとても実力がいると思います。
「けっ」て読者に思われず、応援したくなるキャラクターを生み出し、話を進めていくのは大変なことで、作者様の人間への愛情を感じる素晴らしい本でした。
あとから見てみると裏表紙やチラシの筋書きもとてもいい塩梅。
ネタバレなく魅力を伝え、物語を愛する良い編集さんがいるのですね
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紗良は完全に要への想いを自覚して距離を縮めたいと思っているものの、要の恋愛に対する気持ちがあまりに慎重でもどかしい。
そして、要も紗良を憎からず思っているのに、セーブ掛けてるのがじれったいです。
ゆきうさぎシリーズの碧達もゲスト出演で嬉し
かったです。
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このシリーズが大好きでいつも楽しく読ませて頂いてます。
特に、『在りし日のマリアージュ』のお話が好きだなと思いました。
そして、最後の紗良さんの一言でもう続きが読みたくて読みたくて…!
楽しみにいています!!
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パン職人の紗良の作るパンが毎回美味しそうで、読み終わったらついパン屋に行ってしまいます。
コンシェルジュの要とも、少しずつ距離が近くなってきて、今後も楽しみです。
作者の前作シリーズ、ゆきうさぎのお品書きの方達もチラッと登場して嬉しかったなぁ。
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シリーズ6作目。
今回は、色んな夫婦と共に美味しそうなパンが出てきました。
アプリコットパイ
シュタンゲン
サマープディング
ベーコンエピ
この中で知らなかったのは「サマープディング」
物語も、このサマープディングが出てくる章が切ないけれど優しくてとても好きです。
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シリーズ6作目。今回は夫婦やカップルの思い出の品やプロポーズなどを猫番館スタッフがお手伝い。この回で一気に紗良と要の距離も一気に縮まるかと期待したものの…なかなかこちらの思うようには話が進みません(笑)
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猫番館の支配人は30年の結婚記念日に一輪の薔薇を持って帰る、夫婦だけの生活平穏無事に暮らせるならじゅぶんだ、人は其れがいかに贅沢な事なのか忘れてしまう、こんなホテルが有ると有り難いし行って見たい、要と紗良は近くに居て遠い色々な人との出会い、最高のおもてなしこのホテルは見て居る。
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☆4
シリーズ第6弾
今作も温かい気持ちになれる優しいお話に癒されました❁⃘*.゚
四泊目の円香を助けてくれた親戚なご夫婦が…まさかの2人で、「ゆきうさぎのお品書きシリーズ」が大好きな方には堪らないお話だと思います!
紗良と要がこれからどのようになっていくのか、ドキドキしながら見守っていきたいです♡
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今回も沙良ちゃんは全力投球。
マダムは美しく、要さんは天然(笑)
シュタンゲン、食べたい。サマープディング、食べたい。
…そんなおしゃれなパンは無理なんで、とりあえず、ご近所のカレーパンでガマンかな(笑)
また『ゆきうさぎのお品書き』を読まねばならぬ、とのプレッシャーを感じてしまった…
Posted by ブクログ
猫番館、今回もいろんなお客様がご宿泊。
そして、支配人ご夫婦、素敵すぎる。かっこいいなー。
紗良がホテルの各部署の仕事を知っておこうとする姿勢も素晴らしい。要さんとの仲、あれは、ひょっとしてひょっとするのかしら。その意味での水族館、という感じだよね。
そして、ちょこっと登場のあのご家族は、あちらからご出張♪
今回も、幕間はマダムの独白。あぁ、マダムを思い切りモフモフしたいw
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シリーズ第六弾。
横浜山手の洋館ホテル・〈猫番館〉を舞台にしたハートウォーミングストーリー。
今回は「夫婦(カップル)」がテーマだった印象でした。
以前紗良が働いていた〈和久井ベーカリー〉のお客だった、女優の絵里さんと夫・翼さんの新婚夫婦(一泊目)
30回目の結婚記念日を迎える支配人の岡島さんと妻・翠さん(二泊目)
最愛の妻・千鶴子さんを亡くした哀しみを抱えている常連客の柏木さん(三泊目)
〈猫番館〉で開催予定のブライダルフェアの担当者・円香さんと恋人の修司さん(四泊目)
・・というそれぞれ事情の異なるカップルの心温まる物語が描かれていて、いつもに増してラブ多めな巻でした。
勿論“看板猫”マダムのTeaTimeにも癒されます~。
さ、ら、に・・毎度おなじみ(?)『ゆきうさぎ』とのリンクでは、ついに大樹と碧&娘ちゃんのファミリーが登場して、幸せそうな姿を見せてくれますよ~。
そして、カレー好きな碧も美味しそうに食べていたカレーパンや、まるでケーキのようなサマープディングといった紗良が作る絶品パンの数々は、読んでいるだけで食べたくなってしまいますね。
さて、肝心の紗良と要の仲は、要が慎重すぎるのでスローペースにどうしてもなってしまうのですが、一緒に水族館にいったりと、少しづつええ感じになってきているかな・・と思います。
特にラストで、熱で寝込んでしまった紗良を要が看病に来たシーンで、紗良が思わずポロリと言った台詞は”ちょ・・!今の言葉聞いた!?”と、思わず要の肩を揺さぶりたくなりました。
てか、この台詞要は聞こえていたよね?どう思ったんかな・・と、二人の今後に目が離せない私です~。