藤子・F・不二雄のレビュー一覧

  • 大長編ドラえもん5 のび太の魔界大冒険

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    『……新魔界大冒険』を読んだ後、原作が気になり、読んだ。

    ドラえもんのひみつ道具・もしもボックスで、世界を魔法だらけに作り替えたのび太。
    彼は満月博士の娘・満夜子の頼みを受け、仲間たちと大魔王・デマオンを倒す冒険へ!

    リメイク版を経て、本作を読むと、いかに原作時点で物語が完成されていたのかが分かった。

    謎の石像、魔法の帽子、しずかちゃんのスカートと、シンプルながらも楽しい伏線回収が素晴らしい。

    リメイク版は、魔界での戦いを中心にファンタジー要素が濃かったが、原作版では、魔法世界のTVで放送されているCMや、のび太たちが地球の危機を担任の先生に相談するが聞き入れてもらえない下りなど、日常

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    2025年06月30日
  • 映画ストーリー ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使い

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    実家にあった『……のび太の恐竜2006DS』『のび太と緑の巨人伝』に続いて再読。

    2007年に公開された『映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』のコミカライズ版。公開に先駆けて、コロコロコミックにて連載されたのち、完全版として本作が発売された。

    マンガ版の前作『……のび太の恐竜2006DS』がDS版のストーリーを基にしたオリジナルだったのに対して、本作は映画の内容を忠実に漫画化した内容。

    そのため、当時、コロコロの付録冊子を読み終えた後、映画を鑑賞したのだが、話がそのまんま過ぎて、肩透かしを喰らった。

    冊子では悪役との決着で物語が唐突に終わり、「続きは映画 or 完

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    2025年06月25日
  • 映画ストーリー ドラえもん のび太と緑の巨人伝

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    『のび太の恐竜2006 DS』を読んだ流れで、実家から本作も見つけ出したため、続いて、再読。

    メイン声優陣の総入れ替えを経た新生ドラえもん第3作『映画ドラえもん のび太と緑の巨人伝』のコミカライズ版。前2作同様、コロコロコミックでの短期掲載を経て、結末が追加された完全版。

    おぼろげな記憶によれば、映画版のクライマックスでは『猿の惑星』的な物語のツイストがあり、公開当時に難解な印象を持っていた本作。

    先日、読んだ『……のび太の恐竜2006DS』の伏線回収が今では容易に理解できたため、当時の疑問も解けるのではと思い、再読してみたが、そんな描写はなく、改めて調べてみると、映画とコミックでは所々

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    2025年06月13日
  • ドラえもん名言集「のび太くん、もう少しだけがんばって」

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    こちらを手に取った心境と、読み終わった後に軽くなった心が、今の私を表しているようでした。ドラえもん素敵です。

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    2025年06月06日
  • 藤子・F・不二雄大全集 別巻 藤子・F・不二雄の異説クラブ<完全版>

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    科学解説で超能力・宇宙人・恐竜・予言・終末論・幽霊・空洞説などなど、地球上の様々な「異説」コラム。ページ数も膨大なので読み終えるのに数日掛かりました。とある、科学アニメを配信で観てる影響もあり歳とって楽しくお勉強できました。

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    2025年05月15日
  • 藤子・F・不二雄大全集 スーパー=キャッティ/かけろセントール/かいじん二十めんそう

    購入済み

    子供向けに楽しんでもらう構成なのは伝わりますが、大人目線で読んでると結構とんでも展開だけど微笑ましさとご愛顧って所でしょうか。

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    2025年05月10日
  • おとなになるのび太たちへ ~人生を変える『ドラえもん』セレクション~

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    【なぜ】本屋で平積みで目に留まったため
    【ここだけ】漫画でも考えさせられることは、充分にある。まだ、そんな漫画の読み方をできてなかったなと感じた。

    【感想】
    辻村美月さんのパートが痺れた。
    最初誰のパートかわからず読み進め、内容への共感の嵐。最後に辻村さんと分かり、「さすが」と感じた。このパートに会えただけでこの本への満足感特大。
    最後のパートも良かった。

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    2025年05月09日
  • 藤子・F・不二雄大全集 別巻 まんがゼミナール/恐竜ゼミナール

    購入済み

    小学生の頃、マンガの入門編本は少女向けの簡易的なのを読んでましたが、F先生によるまんがゼミナールはページ数もさながら情報量も満載。恐竜ゼミナールは昔から恐竜ジャンルにあまり興味なく初めて読んで見てると読み応えありました。

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    2025年05月05日
  • 藤子・F・不二雄大全集 少年SF短編 3

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    ひねった面白さ
     これは面白いね。「征地球論」は、一種の人類史でよくできてゐる。「絶滅の島」も意想外なオチ。
    「赤毛のアン子」はエスパー魔美の前身だ。

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    2025年05月04日
  • ドラえもん短歌

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    ドラえもんという親しみやすい素材から、こんなにも多種多様な切り口で短歌が詠めるのかと驚いた。皆が共通の予備知識を持っているからこそ、解釈もしやすくなると感じた。

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    2025年05月03日
  • 藤子・F・不二雄大全集 別巻 Fの森の大冒険

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    大全集の中でも資料価値の高い「別巻」の第二弾。、パラパラと流すようにソノシート、広告に至るまでの資料を見ていると楽しいです。

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    2025年05月02日
  • 藤子・F・不二雄大全集 ぴーたーぱん/ジャングルブックほか

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    世界の児童文学を原作とする漫画を収録した本巻。大阪国際児童文学振興財団の遠藤純氏による解説、藤子Fの子どもマンガの特質など考察による解説は読み応えあった。世界名作ジャンルが私的に好きなので楽しく読めた。「こうのとりになったおうさま」ヴィルヘルム・ハウフは初めて知った作家で「すけーとをはいたうま」は割と有名なケストナーだが、このタイトル作品はほとんど存じない。

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    2025年04月25日
  • おとなになるのび太たちへ ~人生を変える『ドラえもん』セレクション~

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    10代20代の若い人に読んでみてほしい一冊の一つ。
    もう僕はいい歳をした大人だけど、読んでみてやっぱり何かしら残るものがあって。

    今をもって考えるに、僕はちっとも大人にはなれなかったけど、それを悔やまず腐らず、やりたいことをやってみる、続けてみることで何か光明みたいなものを得られるんじゃないかということを寄稿されてる方たちはそれぞれ言っていて。

    本書は、ハイデガーのいう根源的時間を意識することに通じる気がするし、そういうことを踏まえて今できるやりたいことをやってみる、それを繋いでいく、その中で何か別のことが生まれることに感謝して喜び人生を豊かにしていきたいなと思った。

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    2025年04月20日
  • 藤子・F・不二雄大全集 UTOPIA 最後の世界大戦/天使の玉ちゃん

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    藤子不二雄さんらしい温かさをこの最初期作品からも感じ取ることが出来て、手塚先生をめっちゃ意識しているのは絵からしてこの作品読んだら誰もがそう思うかと。

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    2025年04月20日
  • 藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 3

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    いやはや、ヨドバ氏がゐないとかうも違ふのか。
     前回までがしわくちゃのシャツだとすれば、こちらは糊のきいたパリッとしたスーツ。オチがしっかりしてゐて、なんでこの題材・構成にしたか、意図がはっきりとしてゐる。筆が大いに乗ってゐた時期だらう。
     「倍速」や「メフィスト賛歌」はよくできたオチである。

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    2025年04月19日
  • 藤子・F・不二雄大全集 モッコロくん/4じげんぼうPポコ/パパは天さい!ほか

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    児童向けは、たくみのなせる技
     マンガ「モッコロくん」は、昆虫をまんなかにすゑたこども向け作品で、発想がたのしい。モッコロくんがフシギなちからで昆虫を呼びよせる。
     たとへば、イモムシを新幹線に見立てる。こどもの頃のゆたかな想像力がよみがへってくる。

     絵本「ぞうくんとりすちゃん」も、想像させる話しはこびだ。ブランコのオチのたくみさやなんかは、ほほゑましくさせてくれる。

     かへって「パパは天さい!」は、今までとおなじ藤子テイストで、安心できる。大人には面白いだらうけど、私としては短く、おだやかに展開される「モッコロくん」に軍配が上がった。

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    2025年04月19日
  • 藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編 1

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    波風のない作風
     藤子の絵は、現在の少年ジャンプとかマガジンとかにあるやうな、作家性の強調された作風ではない。平坦で平穏で穏便で、むしろそれがヴェテランの領域だとかんじさせる読みやすさがある。
     それはこの大人向け作品でも同様、際立った甘みもないし辛味もない、塩気もない、毒っ気もさほどなささうな、どこかトボけた絵でつづく。

     「コロリころげた木の根っこ」のDV遅筆作家が井上ひさしなのではないか。といふ説がある。発表年を踏まへると、ギリギリ違ふ。といふのが私の答へ。

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    2025年04月13日
  • 小説 映画ドラえもん のび太の月面探査記

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    シンプルに友情&感動を味わいたい方におすすめ。

    壮大な宇宙とのび太達の友情の物語。
    ドラえもんの秘密道具『異説クラブメンバーズバッチ』で月にうさぎがいる世界に。
    転校生ルカとうさぎとのび太達の月面探査機が始まる。戦いに行く時のスネ夫の覚悟のシーンがお気に入り。辻村先生が脚本という事で読んでみたがとても良かった。最後のルカ達の願いも納得する作品でした。

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    2025年04月05日
  • 藤子・F・不二雄大全集 UTOPIA 最後の世界大戦/天使の玉ちゃん

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    ☆3.5「天使の玉ちゃん」は秀作
     すごいね。天使の玉ちゃんはデビュー作にして、レベルが高い4コママンガだった。オチがひとつひとつはっきりしてゐて、おもしろい。惜しいのは未完なことだけど。

     「UTOPIA」の方は、現代の目線から見ると、亜流・手塚治虫以外のなにものでもないし、まあかう言っちゃなんだけど、あまり読みやすいものでもない。
     ただ、オチはさすがに意想外のもので、凝らしてある。といふべきか。
     全集版は、藤子が所有してゐた本をスキャンしたものだ。
     なほ、その前に小学館から出た復刻版UTOPIAは、松本零士が所有してたもので、「なんでも鑑定団」にも登場してゐる。そちらはスキャンして

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    2025年04月19日
  • 藤子・F・不二雄大全集 大長編ドラえもん 1

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    原点にして頂点
     あらためて読んだけど、「のび太の恐竜」は色褪せない。ピー助の出会ひから終幕にいたるまで、読みやすく見所がつづく。恐竜の描写が、当時としては凝ってゐて、かつての白亞紀の雰囲気をサスペンスふうにおぼろげに摑ませてくれる。

     「宇宙開拓史」からは、題材がとたんにものめづらしいファンタジーSFになる。ここの些事加減はむづかしい。前作、恐竜の空気からガラッと変って、全部オリジナル。アニメ映像化がむづかしいのも、やむを得ない。

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    2025年03月26日