【感想・ネタバレ】映画ストーリー ドラえもん のび太の新魔界大冒険 7人の魔法使いのレビュー

あらすじ

2007年ドラ映画、7人の魔法使いの“新たなる大冒険”を完全まんが化!! 「もしも魔法の世界になったら」の一言からはじまる魔物との大バトルの行方は!?

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リメイク版を元にストーリーがまとめられています。
旧作ではあまり掘り下げていなかった部分にスポットが当てられていて非常に面白かったです。

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2025年01月27日

Posted by ブクログ

実家にあった『……のび太の恐竜2006DS』『のび太と緑の巨人伝』に続いて再読。

2007年に公開された『映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』のコミカライズ版。公開に先駆けて、コロコロコミックにて連載されたのち、完全版として本作が発売された。

マンガ版の前作『……のび太の恐竜2006DS』がDS版のストーリーを基にしたオリジナルだったのに対して、本作は映画の内容を忠実に漫画化した内容。

そのため、当時、コロコロの付録冊子を読み終えた後、映画を鑑賞したのだが、話がそのまんま過ぎて、肩透かしを喰らった。

冊子では悪役との決着で物語が唐突に終わり、「続きは映画 or 完全版コミックで!」という煽り文句があった記憶があるが、その割に、映画では、その後にエピローグとしてエンドロールと共に流れるだけだったため、子供ながらに「これだけのために映画館に行ったたのか……」とショックを受けた。

今回、改めて読んでみると、SF要素を活かした展開は、さすがだと思った。

タイムスリップを活用した伏線回収に、パラレルワールドの概念を踏まえたクライマックス。

近年のハリウッドSF映画にも通ずる、複雑になりがちなSF設定を小学生でも分かりやすく描いているのは、ドラえもんならではの魅力だと思う。

また、「魔法」について描く上で、対比的に「科学」を語っている作劇も、興味深いポイントだった。

もしもの世界では、科学者・ニュートンが偉大な魔法使いになっているという描写や、"未来のロボット"ドラえもんを「科学」の代表として再定義し、(現実には存在しない)「魔法」へのロマンを描くアイデアは秀逸。

「魔法は存在しないが、それを想像する力こそが大切」という、物語の落としどころも素晴らしく、それは"魔法"という言葉のみならず、"ドラえもん"や"藤子・F・不二雄さんの作品群"に当てはめることで、メタ的に論じることが出来るメッセージだと思った。

本作は藤子・F・不二雄さんの死後、同じプロダクションの異なる作家が書いており、そういうテーマも含め、強いリスペクトを感じる作りだった。

ただし、魔法というロマンを語るラストシーンが、のび太によるしずかちゃんのパンチラという伏線回収で行われるため、現代的に考えると「(スケベ)男のロマン」と一緒くたになっている部分には少しモヤるところもある。

とはいえ、原作でも、のび太がしずかちゃんの風呂場にたびたび乱入したり、ひみつ道具の効力で「流行りのミニスカートの丈がどんどん短くなっていく……」というエピソード(「流行性ネコシャクシビールス」の回)があったりと、その要素はさほど変わらないため、ここも原作リスペクトということで"あたたかい目"で許すこととしよう。

追記
その後、確認のため、原作を読んでみたところ、パンチラシーンは原作準拠だったことが判明。原作ではギャグ的な伏線回収になっている一方、むしろ、リメイク版では、この場面以前に「魔法というロマン」を強調づける演出があることで、若干意味合いが変わっていた。
平成の時代に単なるパンチラを描くだけなのは厳しいと思った製作陣が苦心した形跡も考えられるが、それが良くも悪くも、パンチラ場面を際立たせてしまったようにも思った。笑

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2025年06月25日

購入済み


のびドラがもしもボックスで魔法の世界へ行き、冒険を経て大魔王を倒す作品。

大まかなストーリーは旧作と変わらないが、所々で、アレンジされている。
旧作ではゲストに過ぎなかった満月親子を、宇宙研究の人として出し、並行世界にも似たような人は居ると教え、大魔王を倒した後、現実世界にも迫っていた危機も消え、繋がりがある事が判明する。

それは最後にのび太がやったいたずらにも。

#切ない #深い #カッコいい

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2024年05月09日

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