あらすじ
藤子・F・不二雄の名作を瀬名秀明が小説化。
藤子・F・不二雄先生の不朽の名作漫画『大長編ドラえもん のび太と鉄人兵団』を、作家の瀬名秀明氏が小説化!
子どものころから大のドラえもんファンである瀬名秀明が描く、繊細で愛情あふれる本書。
漫画のコマとコマの間に流れるのび太たちの切ない心情を描いていきます。
解説は、同じくドラえもんファンの作家・辻村深月氏による書き下ろし。
※この作品は単行本版『小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団』として配信されていた作品の文庫本版です。
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Posted by ブクログ
泣いてしまった、子供の頃に何度も見返して全部知っているはずなのに。
小説版のオリジナルの部分もさることながら、元々の映画自体にあった場面にすら自分が昔見たドラえもんには見つけられなかったことがたくさんあって、夢中になって最後まで読んでしまった。
頭の中ではアニメのドラえもんが自然に動いていて、セリフも当時の声で再現されて、とんでもなく解像度の上がった鉄人兵団を観た気がする。
もう一度映画を観たくなった。オリジナル版もだけどリメイク版も観たい。
Posted by ブクログ
辻村深月さんの月面探索記を読んだ後なので
その違いに驚き
なんて重々しい、不安感が漂うドラえもんだろうか
鉄人兵団の襲撃前夜ののび太たちの各々の不安や怖さをものすごく感じた
まるで子ども向けじゃない
戦い、疲弊していく描写なんて、戦争をリアルに描いているようで読んでいて苦しかったです
Posted by ブクログ
星5つでもよいくらい。
ドラえもんの小説だと侮ると完全にくらいます。
しかも鉄人兵団といえば名作。
水田バージョンの主題歌がBUMPだったのも非常に良かった。名作に名曲。
何かの雑誌かネットで書いてありましたが、スネ夫の正直な気持ちの吐露が染みます。
著者がSFの名手なので安心して読めますよ。