Posted by ブクログ
2012年06月25日
同じ短編として語られることも多い異色短編と少年SF短編
少年SF短編はSF色が強く、異色と違ってあまりダークなものはない印象
名作小説や名作映画を題材にF先生ならではの解釈を入れた傑作
どれも読後感が素晴らしくF先生の本領発揮
どの作品も映画化ドラマ化に耐えうると思う
とにかくテーマが深い
未来ド...続きを読むロボー
若さの大切さを教えてくれる
おじいさんの暖かい選択のおかげで凄く読後感が良い
流血鬼
いわゆるゾンビもののように始まるがオチが秀逸
もしかしたらあの映画のゾンビたちもこんな感じだったのかなーなんて思ってしまう作品
宇宙船製造法
この宇宙船の製造法にはオオ!とうなった
何か元ネタでもあるのかな?
そしてメインとなるのは出来杉タイプのリーダーとの確執
段々豹変して行くリーダーが怖い
普通に読んでるとすごく嫌な奴に思えてくるが、責任感や孤独感からくるものだったのかなーと再読して思った
少年SF短編には基本的に心底悪い人っていうのは出てこない気がする
そこらへんがF先生の人柄なのかなぁ
ちなみに出来杉タイプと言ったけど出来杉くんの凄いところは人間性まで出来過ぎているというところだから、彼だったらまた違った判断を下したかもしれない笑
山寺グラフィティ
少しだけノスタル爺に似た作品
死別した初恋の女の子
話の決着の付け方がやっぱりいい
どこか寂しさを感じる作品