木村草太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ素人にも読みやすく、理解しやすく書かれていた。
主に安倍政権、その後の岸田政権、現在の高市政権のそれぞれで進められた政治の重要点や問題点などが解説され、これまでの流れもわかりやすかった。偏ることなく冷静にまとめられていて全体像が見えてくるので、情報と状況を整理して視野を広げたい人におすすめ。
とくに憲法を基本とした法律の運用や解釈に対しての話が面白かった。どのラインを踏み越えたら違憲の疑いが出てくるのか、学者の見解はどうなのか、裁判所の判決はどうなのか、市民はどう考えているのか、という具体的なところを知れたのがよかった。
議論をするにはまずは知って理解する姿勢が必要といったことが書かれていて、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ対談形式で読みやすく、話の内容も分かりやすかった。日本国憲法の入門書として、憲法を身近なものとして、自由や平和について考えるきっかけになる。
なにより理想や理念を大事にする立場でお話しされているのがとても良かった。理想がなければ良い国をつくることはできないと思う。戦争を手放して平和をいつまでも掴んでいたい。平和を世界に語っていく日本であってほしいと心から思う。
具体的な話として、日本では革命やそれに近いものが起きていないのに、国民を焚き付けて憲法だけ改めようとする行為は不自然なのだなと思った。国民もある程度は学び議論を交わしていかなければ、権力者から都合よく扱われてしまう。安倍政権下で起きてい -
Posted by ブクログ
法律の文を多く扱っていて読み慣れない部分はありましたが丁寧な解説で理解できました。
差別感情やマイクロアグレッションなど、その時の人間の心理を勉強したくていくつか差別に関する本を読み始めようと思い、本書が1冊目でした。タイトルで買ってしまったので、読み進めて法律や人権の話ばかりで戸惑いました。しかし、差別感情という心理に目を向ける前に、実際に世の中はどうなっているのか?差別問題に人々はどう立ち向かってきたのか?そして何が差別で何が差別でないのか?と言ったことを論理的に理解することができ、差別そのものを理解するために視野がひらけたため、私にとって差別を勉強するための一冊目としては適当だったと思い -
Posted by ブクログ
第1章の「はじめに」で本書の意義を、「差別から個人を守るために必要な法理論を検討する」とある。
これは差別という行為が、たびたび「差別の意図はない」という狡猾な抗弁で追及を逃れようとするからと告発する。
この差別主義者の行動パターンを第3章で類型化したものは興味深い。
・事実の無視:常に一方向
・制度の濫用:リーガルハラスメント
・差別利益と陳腐な言い訳
・両論併記:土俵に立つこと自体が目標
第4章以下では差別が歴史的に強者の弱者に対する侮辱ないし個人の尊厳を認めない点に由来することを米国の奴隷解放~黒人差別、更にアファーマティブアクション、日本の戦前の家制度、男女不平等の歴史からひも解く。
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Posted by ブクログ
ロザンの楽屋で、宇治原さんがおすすめしてたので。
めっちゃおもしろい。
①憲法は極めて実務的で、国家権力をどう動かすのかを定めるものです。p35
⭐︎だから、家族は仲良くしなければならない、みたいなどうでもいいことは書いてはいけない。そういうことを書くと、家族が仲良く協力していないため、公的な補助は受けられません、のようなことが起こる。これがとてもわかりやすかった。
そこからの2人の深堀りもまた面白い。
そもそも憲法は、国が守る義務。国民に押し付けるものではない。納税の義務とか教わっているから、どうしてもそういうものだという思いがありがちだけれど、そうではないらしい。
②ですから立憲とい -
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202112/
私は、日本国憲法には三つの顔--言い換えれば三つの性質があると考えています。/
第一に、「法技術的文書としての性質」です。公法(個人と国家の関係を規律する法律)の一番の基礎となる法ではあるけれど、憲法もまた法技術的文書の一つであり、国内法典の一つであるということです。/
第二に、憲法には諸外国に向けた「外交宣言」としての性質もあります。「サンフランシスコ講和条約」に連なる戦後の国際秩序の中で、「日本もそれに沿った行動をしいます」という宣言としての性質ですね。憲法九条や前文についていえば、法的な意味よりもそちらのほうがむしろ重要なのかもしれません。/
第三に、日本神話に象徴され -
Posted by ブクログ
憲法についての正しい理解と学ぶ楽しさを説く。平易な表現で随所に楽しい例や喩えが盛り込まれているので、飽きずに読めた。何より憲法の意義や大切さを学べ、憲法の復習に一念発起した自分にとってもってこいの入門書になったように思う。人々にとって権力は必要であることを認めつつ、現実の国家が正しく権力を扱うように定めた最高法規が憲法だという観点は、政治や外交といったどこか対岸と感じてしまう問題だけではなく、日々の生活で感じるアイデンティティに根差す問題を考えることの大切さを教えてくれる。
その他、国民主権と三権分立が正しく国家が機能するための優れた制度であること、憲法制定の背景には(悲惨な過去を含めて)歴史 -
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