黒木あるじのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読み応えのあるホラーオムニバス
好きだった話抜粋
「氷室」
途中でオチは読めたけど更なるオチがついてるとは…読んでくとひんやり感が伝わってくる
「旧居の記憶」
昔住んでたとこ変なこと多くて〜心霊現象多かったンスよ〜で済んでいいのか分からない作者の体験記
かつてのノスタルジックな情景を思い描きながら読んでくとオチに突き落とされる
「やなぎっ記」
怖くて((((('Д')))))泣いちゃう(ToT)/~~~
「笛を吹く家」
3歳の息子と散歩した時に思いついた創作って始まるのが怖い
「終の住処」
この作者結構な確率で読者巻き込む
「ろろるいの家」
文章の密度が凄い。他 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ生きるには金がいる。その為に会社に行かねばならないが、その会社に怪異がいたら貴方はどうするだろう。逃げるために辞めれば食うに困るが、逃げ出したい程怖い。そんな怪異がそこにいて、今日も明日も貴方を待っているとしたら。
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大変久しぶりの怪談の本。会社にまつわる怖い話ばかりを集めた一冊で、作者は黒木あるじさんということで期待大の作品。そして、期待通り全体的に怖く満足のいく本だった。読んでいて、自分の職場でこんなことが起こったら本当に嫌だなぁと思いながら読んだ。前書きにあるように、怪異が怖いから仕事を辞めるというのは、かなりリスクがある。しかし、実害のある怪異だと命にかかわることもあるかもし -
Posted by ブクログ
自衛隊関係の怪談がなかなか興味深い。まだまだ出てくるはずだし、集まっているはずです。当然、書けない語れないものも。
「ころりさま」がとても哀しく、そしてとても怖い。時代と言ってしまえばそうだけど、個人の負担を考えると一概には、批判否定はできないなぁ。
「揚羽」の乾燥した恨み。時間たって風化しているとはいえ、復讐心の怖さ。復讐のための熟年離婚っていうのは、こういう怖さだなと思います。
怪異に気づかれるというのは、やはり怖いですね。代表的なのが「ゴンドラの獣」。コンタクトできないから、他人事と面白がっているのに、それが覆される驚愕。
心霊スポットめぐりは、するもんじゃないです。
したことないけ -
Posted by ブクログ
「夢死」がほっこりしていていいですね。ほっこりという感じではないかもしれないけれど、当事者の人が悟った風でいるのがいいです。
「障子」の外国の方の、障子というのはユウレイを見るために昔の人が発明した、というのに感心。怖いもの見たさの極地ですね。
「添い寝」で行き過ぎた愛情に恐怖して、その結末に納得するも、やはり恐怖。
「止まない薬缶」にやっぱり生きている人間が一番怖いな、とありきたりな感想を思います。
「罵声」のように天罰なのかわからないけど、断罪のような怪談は、少々スカッとします。9割ぐらいは怖さだけども。
「物語の夜」から「あるじのはなし」までの流れが唐突でびっくり。急に講談のような話し -
Posted by ブクログ
神様に関わる怪談は、それ相応の罰的な展開になるのがやっぱり怖い。
神様に頼るときや何かいけないことをするときは、それ相応の覚悟を持って。
死ぬ気で向き合えること以外は、安易に関わってはいけない。それは、良くも悪くも。
そう思わされた。神社散歩とか、本当にいいのか?とか、薄っすら思った。
もっと下調べしてから色んなところに行くべきだと思った。
あとは神様や近しい存在に対して失礼な態度を取る奴が、人間には良いことをしているなんてあり得ないので。
宗教観とかそういう観点ではなくても、その人たちが心から大切にしているものを粗末に扱うようなことは、何だろうとダメってことで。
私も気をつけます。 -
Posted by ブクログ
知人から貸していただいた一冊。
この本に興味を持った人は
『閉鎖病棟奇譚』のグロテスク表現注意!!
というのだけは伝えておきたい。
「病院」というテーマに沿って
怖い・不気味・不思議な実際の体験を、総勢12名の著者が取材した内容をもとにまとめたアンソロジーです。
内容の詰まった話もあれば、1ページ程度の「ナニソレ??どういう事??」というような形で終わってしまうものもあります。
ゾワッとしたお話は
・『確信犯』-複数の面で怖いわ…
・『今際の際にて』-Bさんの考察が合ってるとしたら……
・『なのへや』-シンプルに怖い
・『業務外』-何が怖いって……触らぬ神のなんとやら
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